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もちろんゴルフ２　８Vとも共通する長所と思われますが、、、、


とにかく手と足の操作が、車の動きにリニアに反映、出力される様子が、ドライバーにとって分かりやすいセッティングになっていることが非常に大きな魅力の一部と言えます。
操作系に貫かれた、当たり前といえば当たり前のような気もする、実にシンプルなゴルフのセッティングは、実際に運転しているドライバーにとっては大きな安心感になっていると思います。

おそらくゴルフ７に試乗したときの安心感と洗練度は当然、違うにしても代々、受け継がれているのか、同じ類のものと感じます。

前にも書きましたが、車体と人間の着座位置の相対的な位置関係が、視覚的にも、実際の動的バランスとしても低重心化に貢献しているのではないでしょうか？





ご存知の通り、ゴルフの車体を横から見るとウインドウから下の部分の高さに対して、ウインドウから上の部分が相対的にワイドに、高めになっている、、、比較的、低そうな駆動系を取り囲むボディに対して、ドライバーは見晴らしの良い高めのポジションに座っていることになります。






実際、ゴルフ２　GTIのノーマルのレカロシートを一番、低い位置にセットすると、これは１８０ｃｍの私でも具合が良くないです。
真ん中から上くらいの高さ調整にしておいた方が、、、つまりトラック的なドライバーポジションとも言えるような、やや前のめりな感じまでいかないにしても、立ち気味の姿勢でハンドルに軽く手を添える感じだと、３６０度方向を幅広く車体周囲を見渡せる視認性の良い感じのポジショニングが操作性、感じる乗り心地からも一番、しっくり来るわけです。






このポジションだとドライバーが車の中心にいる感じが把握出来る気がして心理的な安心感に繋がっていると思います。

つまり車の挙動を最も把握しやすい場所に、ドライバーの中枢である頭がセットされる感じです。




ゴルフ２はローダウンがよく似合います。それは視覚的なインパクトがより強まるし、実際に乗ってみても、乗り心地は悪化するのはやむなしとしても、ボディ下半分がどっしりと路面を舐めるように進む感じが、ドライバーに機械を転がしている感を感じさせ、ゆっくり走っていても、路面とのダイレクトな対話が出来る気がして、なんとも言えず気分が高揚してきます。

デザインはエモーショナルとかではないかもしれませんが、ドイツ車って機械的な工夫がホントに奥深く、面白く、楽しいと思います。

駆動形式が全く違っても 、まさにBMWで感じていたのと同じような機械としての魅力がそこにはあると思うわけです。