Scorpions Scorpiones=サソリ
クルマ関連でサソリと言えばフィアット500のチューンドメーカーのアバルト。
そのアバルトの手がけたクルマのエンブレムがサソリと言う訳で・・・と、クルマ好きならご存知の講釈はこの辺にしといて。
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で、ここ最近のWEB広告。GW明け辺りからアバルトの広告を良く見掛けるようになりました
通常の500(チンクエチェント)はトコトコ走っているのは割と見掛けるのですがアバルトは見掛けず(ドレスアップした500自体、滅多に遭遇しなかったですけど)
アバルト=クラシックカー世代で有名なフィアット系の名チューナー程度にしか記憶していませんでした。
ディーラーの所在地を調べてみれば・・・兵庫県内はたった一箇所!しかも西宮!!
今回もWEB広告をダシに試乗にいきましょうか・・・って事で、野暮用に便乗して行きは大阪まで知人のクルマに同乗。帰りは電車で帰宅と言う予定だったので
帰りに今回お邪魔した某甲子園球場に程近いアバルトのディーラーに向いました。
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晴天の午後、恐る恐るお店の扉を開ける。
まぁ、毎回なのですが
「最近WEBの広告で良く見掛ける様にになった。冷やかしだけど非常に興味が有るので構わないか」と言う事を伝えます。
応対してくれたスタッフは20代後半のお兄さん(以下Oサン)。笑顔で応対してくれてとりあえず一安心。
で、試乗車は3台。内MTが1台。But左ハンドル。残りの2台は右ハンドル。Butハンドルのトコにパドルがあるセミオートマ、で。
実はさうだーじ、インフィニティQ45に乗り換えて以来、MTには本当に数える程しか乗っていません。
それ以前はMTをずっと操っていたし、Q45に乗り換えてからも借り物等でちょくちょく乗っていたので普通に乗る分には何とかなるでしょうと今回はMTをリクエスト。
かつての様にヒール&トゥを切って自由自在に操るのは難しいかも知れませんがw
まぁ、左ハンドルの件はスタッフの方が同乗してくれるし、
マスタングの時に何とかなったから大丈夫でしょう・・・。
ボディーカラーは普通の白で、フロントのサソリのエンブレムとリアの2本出しのエクゾーストに気付かなければどうって事無い「普通の」500 w
丁度外から戻ってきた店長さん、これまた面白い方で、アバルトと言うブランドショップの店長・・・と言うより「教祖」って感じw
クルマに関してはサソリの毒の回ってしまった熱いラテンの血が流れてしまってる様な感じ。ぜひお友達になりたいタイプですねw
もう一人の女性スタッフのオネイサンも横でニコニコ。
クルマを勧めるスタッフがこれだけのキャラだとクルマの方はかなり期待して良さそうな感じですな(^^
で、左ハンドルが不慣れなさうだーじを気遣ってくれて、店から少し離れた交通量の少ないところまでOサンが移動させてくれる事に。
とりあえずさうだーじは助手席に収まってシートベルトを締めて、いざ。
全くスペック等、知らずに乗り込んだ訳ですが、外観を含め、普通に走ってる分には
「ホイールを変えた
普通の500」
途中、前方がオールクリアになった所で、運転席のOサン、いきなりフル加速。
! ! !
スペック等は全く予習せずに乗り込んでるので多分オリジナルの500+αだろうとタカをくくっていたんですが(汗
(ってかその辺を「元気良く」走っている500よりちょっと早い位かなーwと甘く見てました、正直)
レーンチェンジもかなり安定してて足回りもしっかりあわせている模様
過去に乗った国産の同クラスのクルマの走りなんて霞んでしまう位の走りを披露w(こちらは一応『改造車』だからノーマルのクルマと比較するのは反則なんですけどねw)
いきなりの全開加速に少々身構えてしまいましたw
試乗コースは某甲子園浜周辺。クルマ通りの少ないところでドライバーチェンジ。
シート、ミラーのポジションを合わせて
「 ( ̄人 ̄;)エンストしませんように ( ̄人 ̄;)」とお祈りをしていざ、発進。
最初なので 1速、2速、3速、とあまり回さずにシフトアップ。クラッチも思いの外軽く
、「アバルト」に多少身構えてしまったのですが、拍子抜けする程ごく普通の左ハンドルのMT車。
レスポンスもかなり良いので昔を思い出しながらクラッチを踏みつつ、思わず笑みがこぼれるさうだーじw
で、しばらく流していると前方に路駐車両を発見。片側二車線の左側を走っていたさうだーじは当然右側に車線変更をしなければいけません
右側のミラーを確認して・・・
「カチッ」←レバーを倒す音
次の瞬間・・・
何故か目の前を
ワイパーがシャーコ、シャーコと軽快に動き出す(爆
もちろん当日は雲ひとつ無い晴天
『ウインカーは左!ウインカーはひ・だ・り・!!』と一応気を付けていたのですが早速笑いを取ってしまいました(その後もう1回やらかしてしまいまして)
で、もう一発お約束。シフトアップ時は1→2→3→4とシフトレバーを持ったままの状態だから問題にならなかったのですが、4速(又は3速)まで UP後巡航モードに入るとレバーから一旦手を離してしまいます。で、急カーブが近づいてきたのでブレーキを踏んでシフトダウンを試みようと左手をレバーに伸ばそうとすると・・・ (`・ω・´)つナンデヤネン
「バンッ」と左側にあるドアの内張りに突っ込みを入れる格好に。
もう、常時こんな感じでMT車を普通に運転するのが精一杯だったので3→2のシフトダウン時もブレーキはガックン、当然回転もロクに合ってない状態だから
「フォン・・・フゥォォォォォーン」←全く回転が合っていない状態
昔取った杵柄とやらはどこかに行ってしまった模様(苦笑
クルマがかわいそうだったのでヒール&トゥは封印しておきました(苦笑
さうだーじのヘタレ振りはこの辺にしておいて(苦笑
コースは90°カーブ状の急なスロープあり、片側2車線の長い直線有り
青信号で発進し、目の前は上りの90°カーブ、最初よりは元気良く発進加速。足回りも低速でもそれほど硬いとは感じないのですが
飛ばせばかなりしっかりした感じで地面を捉えて曲がって行く。足回りがしっかりしてるから借り物じゃなかったらもっと突っ込んでいけそうな位いい感じです
(
以前試乗したスカイラインも硬いなと感じたんですが、あちらはランフラットタイヤ。それを差し引いてもこっちの足の方が自然で「いかにも」って感じの足回りでは無かったです
こっちの方が自然で良い感じかも)
でも、加速は思っていた以上。通常のバージョンのアバルトと言う事で4発の1400cc+ターボ。135PS
(別バージョンで140PS仕様もあるそうな)
「どっかんターボ的になっている」そうですがもたつくトコもなく気持ちよく加速して行く
(Oサン曰く
「流行のダウンサイジングターボじゃないですよっ」。と冗談交じり?で強調していましたw)
途中、
邪魔やと言わんばかりに
煽ってくる接近してくる某職人御用達の箱バンが居たのですが、パトカーの居ないことを確認して・・・w
片側2車線、上りカーブ手前で一旦先に行かせてから・・・、3→2とシフトダウンしてアクセルをグイっと踏み込んで上り坂の途中で軽くパスw(冗談抜きでかなり良い加速w)
多分最近の日本車では味わえない気持ちいい加速+窓を閉めていても結構その気にさせてくれるサウンドですね( ̄▽ ̄)
ってか左ハンドルのMT車と格闘するのが精一杯でタコメーターやブーストメーターを確認している余裕なんて一切ありませんでした
最近新車で売ってるこのクラスの車では「気持ちよさ」は一押しかな?(重ねて言いますが
『改造車』だからね~ww)
お店に戻ってくると丁度ブレンボキットを装着した500が入庫しておりまして(お客さんのクルマだそうで写真は控えておきましたw)
「○六甲の下りでも安心ですよ(^^」とOサン
派手なカラーリングじゃなければ完全に「羊の皮を被った狼」かな?コレw
さうだーじが試乗したモデルはいわゆるベーシックモデル(多分)。車体のみで280万オーバー。
このクラスにこの値段は「酔狂」と見られるかも知れないけど・・・万が一サソリの毒が回ってしまったら・・・値段なんて気にならなくなってしまいそうですw
メンテナンスの方は、通常のフィアットディーラーで対応してくれるとの事デス(^^ 。
追)今回、このテの試乗で珍しく多めに写真を撮っていたので折角だからUpしておきます(^^
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