V6エキシージのクラッチフルード交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
エキシージを購入してから、もうすぐ3年になり
早いもので今年の夏には車検が控えています。
(;^_^A
その車検(ユーザー車検)を受ける前
どうしてもやっておきたい整備項目に
クラッチのレリーズシリンダーから
古いフルードを入れ替える作業があります。
要するに、クラッチのフルード交換です。
( `ー´)ノ
でも、V6エキシージの車両は
このクラッチのフルード交換は面倒な作業と予想...
なぜなら...
V6エキシージには
エキマニの熱を遮断する熱シールド金具があり
この熱シールド金具が邪魔で
レリーズシリンダーのブリーダープラグを
簡単には緩める事ができないと思われます?
(・_・?)
それに2年前
エンジン型式の刻印(2GR)を実際に見る為
一度、熱シールド金具を取り外したのですが
その時
シールド金具の取り外けボルトを捩じ切って
とても大変な事になりましたぁ↓(T_T)
● 余計な事をして
ボルトを捩じ切ってしまいました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1370457/car/3161367/6663557/note.aspx
そんな苦い経験もあって、納車してから
一度もクラッチのフルード交換はしてません。
添付画像の方ですが
上側がエキマニを囲む、熱シールド金具です。
下側はレリーズシリンダーのブリーダープラグで
シールド金具のすぐ横にあります。
このブリーダープラグを緩めて
フルードを排出します。(o_ _)ノ彡
2
この作業をする前
クラッチフルード交換に関する情報を
いろいろ探したところ...
麒麟さんがクラッチフルードの交換作業を
整備手帳に掲載しておりました。↓(^o^)
●クラッチフルード交換
https://minkara.carview.co.jp/userid/940572/car/2047118/3934871/note.aspx
この情報を見ると、エンジンルームの上側から
フルード交換を手探りで実施されております。
また、V6エキシージではありませんけど
同じ2GRエンジン搭載のロータス エヴォーラが
クラッチフルードの交換をしている動画があり
今回、この整備手帳に貼り付けました。
https://youtube.com/watch?v=BpBs_GPmzHs&si=X8gv11bi0pqT1kv2
このロータス エヴォーラでの作業は
エンジンルーム下側からフルード交換をしてます。
しかし、肝心な
レリーズシリンダーのブリーダープラグを緩め
フルード交換している最中の映像はありません。
(*_*)
でも、動画の後半に
リザーバータンク内の液面が低くなると
タンクの構造上、クラッチライン側に
エアーが混入してしまう解説があります。
僕のエキシージと
麒麟さんが所有していたV6エキシージには
クラッチ用にリザーバータンクを設置しているので
クラッチラインにエアーが混入し難いですが
やはり、小まめな点検は必要ですね。
(*´-`)
添付画像の方は
フルードのリザーバータンクになり
ブレーキ側ホースの取り付け部は底側にあるのに
それに対してクラッチ側ホースの取り付け部は
タンクの中間部分にあります。(゚_゚
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そして上側の熱シールド金具を外すのですが
①と②の部分に取り付けボルトがあり
作業中、下へ落下させないよう注意して外します。
ロータス初心者の僕の場合...
ボルトが落下しても大丈夫のように
下にタオルを詰め込んでからボルトを外しました。
(^_^)v
また、②で示した画像の取り付けボルトは
裏側が13mmのナットと共締めになっており
特に、このナットは落下し易いですから
ナットに両面テープを貼ってから
レンチを差し込むと、より安全に外せます。
ヒソヒソ(  ̄∀(・。・;) ナニナニ?
①頭8mmのボルトを使用
②頭10mmのボルトと13mmのナットを使用
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で... (゜.゜)
【上側の画像】
上側の熱シールド金具を外すと
矢印の部分にブリーダープラグがあります。
【下側の画像】
しかし、このブリーダープラグは
エンジンの真上からでしか、実際には見えません。
(T_T)
また、ブリーダープラグの他にも
車検の時に確認される、2GRの刻印も見えます。
でも...
エンジンルームの上側に
せっかくブリーダープラグが見えますから
この状態で、どうにかブリーダープラグを緩め
フルード交換ができないものか?
(・_・?)
手探りになりますが
このブリーダープラグを緩めようと
四苦八苦しましたけど
結局、初めてフルード交換をするので
確実性を求め、下側からフルード交換する事に...
(〃´o`)=3
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下側からフルード交換をする為
2つ目の
熱シールド金具の取り外さなければなりません。
(-。-;)
でも、画像のように
エキマニの触媒を囲む形で
この熱シールド金具が取り付けてあり
3ヶ所ある取り付けボルトを外しても
この形状(コの字形)のままでは
エンジンルーム内から取り出す事はできません。
(*_*)
それに、この熱シールド金具を取り出せなければ
肝心なブリーダープラグにも手が届きません。
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なので、コの字形状のシールド金具を
下側へ無理矢理、引っこ抜きましたぁ!
(><)\(°0°)
※画像上側が、取り外した時のシールド金具です。
まぁ...
無理矢理、取り外して変形したとしても?
熱シールド金具はアルミ板なので
元通りに、すぐに修正できます。
でも...
コの字の形状のままでは
さすがに、元の位置には戻せません...
(´~`)
なので、下側の画像のように
矢印で示した部分のリベットを外し
コの字形の形状を広げました。
※リベットを外した部分は、ボルト止めに変更
この広げた形なら、元の位置に戻せます!
(*^^*)
①頭10mmのボルトを使用
②頭8mmのボルトを使用(次に説明あり)
③頭14mmのボルトを使用
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先ほどの画像の補足になりますけど...
「②頭8mmのボルト」の取り外しが厄介で...
(*_*)
このボルトはブリーダープラグの真下にあり
直接、見る事ができません。
唯一無二
添付画像の矢印で示したように
ブリーダープラグがある真下(隙間)から
部分的にボルトの頭が見えるぐらいです。
それに取り外す工具も
小さなラチェット(6.35mm)と
首振りタイプのエクステンションを使用します。
ちなみに
ボルトを取り付ける時は
指先に両面テープを貼ったボルトを
手探りで、元のボルト穴に入れます。(;^_^A
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リザーバータンク側の作業に移ります。
ブレーキフルードを扱う為
ボディー面にフルードが付着しないよう
面倒ですが、念入りに養生します。
※心配症なので...
(o_ _)ノ彡
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リザーバータンク内の
古いフルードを、ある程度抜き取ったら
上の画像のように新しいフルードを補充し
ブリーダープラグに装着したメガネレンチを
約45度緩めます。
緩めたブリーダープラグから
フルード漏れがしていない事を確認したら
クラッチペダルを7回踏み込みます。
(゜_゜;)
そうすると
画像下側のように、フルードが減少します。
この作業を3〜4回繰り返したあと
ブリーダープラグに装着したレンチを締め込み
最後にレリーズシリンダー周りを水拭きします。
フルード交換する準備は大変でしたが
フルード交換そのものは5〜10分です。
(;^_^A
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最後に...
添付画像はフルード交換で取り外したパーツです。
フルード交換するだけなのに...
これだけのパーツを外し、かなり苦労しました。
(-。-;)
でも個人的に、自分で出来る作業なら?
以前から
出来るだけ自分自身でやりたい...
そんな思いが強くあります。
( `ー´)ノ
このV6エキシージは
正規ディーラーの、オートプレステージさんで購入し
2回ほど長期に渡り整備して頂きました。
オートプレステージさんに入庫すると
整備されていない時に、もし雨が降っても...
もちろん、そのまま屋外で雨ざらし状態です。
そして、ようやく整備から戻ってきた車両は...
アンダーパネルを外してテスト走行したのか?
シフトケーブルには擦った跡があり
つや消しブラックの屋根とスポイラーには
手跡が残り、今でも消えません。
(´-ω-`)
まぁ、 納車する時でさえも
点検整備が全くされていなかったので...
正規ディーラーのオートプレステージさんでは
これが、ごく普通の事なんでしょうね。
●オートプレステージさんからウイングオートさんへ
https://minkara.carview.co.jp/userid/1370457/car/3161367/7416710/note.aspx
だから、大切な車両が
そんな「ぞんざいな扱い」をされてしまうと
出来るだけ自分自身で
やれる作業はやりたい...
エキシージを正規ディーラー店で購入して
より一層、そんな思いが強くなりました。
(゚_゚
以上...
「V6エキシージのクラッチフルード交換」
でした。m(_ _)m
※車の知識が無い素人が記載してますので
この情報を元に、整備する場合は
必ず自己責任で作業して下さい。
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【追記】
クラッチダンバーの初期と後期のサービスマニュアルです。
ほぼ同じに見えますけど?
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