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たともの"BNR32" [日産 スカイラインGT‐R]

パーツレビュー

2014年6月8日

日産(純正) BNR32純正強化LSD  

評価:
5
日産(純正) BNR32純正強化LSD
「BNR32純正LSD」として売っていた、内部NISMO強化品仕様(推定)です。

BNR32純正LSDのカム角は、ドライブ側/コースト側が、共に45°の2WAYってことですが、これは、ドライブ側/コースト側共、約65°もある、アフター物の2WAYに近い感じです。イニシャルトルクは約8kgm。

では、早速レビューをば。

まず、純正LSDでもっとも不満だった、タイトコーナー立ち上がり加速での、リアの内輪タイヤ空転ですが、空転しなくなりました^-^

以前は、リアの内輪タイヤ空転が始まると、あとはフロントトラクションを頼りに、基本アクセル全開(まぁハンドル操作と相談しながら微調整はありますが^^;)でしたが、今回は、今までと同じようにアクセル踏みっ放し&ハンドル切りっぱなしで行くと、パワーオーバーでインに巻き込みます。

そこで、機械式LSDの特徴である、「トルク感応型」の特性より、アクセル開度を調整することでデフロック率をコントロールできますから、これでリアのスライド量をコントロールできます(効くLSDなら、そういう走りが出来るようになります、ていうか、なりました)。

この特性を一通り体感し、即席で峠で対応してみましたところ、

【第一動作】
ターンインで少しだけ、トレースしたいラインを外側へ外しました(LSDで、初期のアンダー傾向が出たのかな?)。

【第二操作】
クリップ付近で、この誤差を取り返すべく、ハンドルとアクセルで対処。

若干でも、アンダーなラインから取り返そうとするのですから、弱オーバーな姿勢(&ライン)へ^^;

そのままイン側へ巻き込んでしまったら、クラッシュしてしまうのでw、クリップから脱出ラインに掛けて第三操作へ。

【第三操作】
弱オーバー体勢からハンドルを少し戻し、アクセルを一瞬戻して、巻き込みの旋回ヨーが減速方向に転じたところで、すかさずアクセル全開!

これで立ち上がりが弱アンダーへ。

これでコーナー抜けられれば良かったのですが、アクセル全開のせいか、はたまたアテーサがフロントを引っ張っているせいか、最後に弱オーバーが顔を出し、弱カウンター当てて全開で立ち上がる、という動作になりました。

最後の「お釣り」の件は、ハンドル戻しをFRのそれよりも、一瞬早く行えば、「お釣り」なしでイケそうです。

2WAYのLSDの効きを強めた場合の、ターンインへの影響は、あまり意識せずに操作してこうなりましたので、これまで身についた感覚よりも、回頭性が落ちているのかもしれません。

クリップ付近のトラクション性能は、タイムを測っていないので断言できませんが、「多分」上がっていると思います。

これまでだと、クリップ付近で、加速と横Gへの一瞬の「貯め」みたいなものを感じましたが、その感じが無く、一連の動作がつながっていました。

「貯め」が時間的なロスを生んでいたとしたら、トータルでは速くなっているかもしれません、というか、そうであることを願いたいですw

以上が峠インプレです。

街乗りでは、1速、2速の低速での普段加速では、ガキガキ言わずに「ザザザザッ」とタイヤを引きずる程度。

大トルクをかけても、ガキガキいいませんが、柔らかめの足も手伝って、「ザザザザ」という音が大きくなり、かつ結構揺れます^^;僅かにハネ始める感じ。

この程度であれば、バッチリOKです。思った通り、もしくは思っていた以上にいい感触でした。次回の阿讃サーキットアタックが楽しみです*^-^*

【2014.6.9 追記】
デフを入れてあまりにも変化が大きかったので、また試走してきました^^;

皆さん言われるように、元々よりかなりFR寄りな特性になります。具体的には、元の走りだと、アテーサを活かすべく早めのアクセルONをすると、これまでは程度の差はあれリア内輪スリップが発生し、これをトリガーにアテーサのフロントトルクが大きく立ち上がっていました。

それでも大きな挙動変化が無く(リアが出ないので)、ハンドルも効くため、アクセルをどんどん踏んで、フロントのトラクションでコーナーを回り、出口辺りでリア内輪のグリップが回復すれば、そこからは4WD全開で立ち上がるという、操作も簡単確実で、実にうまくできたシステムだと思います。

しかし、ロック率の高いLSDだと、この内輪スリップが抑えられ、前後車輪の回転差が大きく変化しなくなり、結果アテーサのフロントトルク配分が減少します。

しかしそれは、リアがブレイクしていないという事は、まだリアトラクションには余裕があることの裏返しなので、恐れずにそこからもアクセルを与え続けると、どこかで当然リアがブレイク。

コーナリング中なら当然横Gが掛かっているはずなので、必ずパワーオーバー姿勢になります。

このリアがブレイクして初めて、フロントトルクメーターが反応するレベル(目盛りで10位、頑張って目視しましたよw)、本格的にアテーサが仕事を始めるようです。

という事で、最強トラクションを得つつ、コーナーを立ち上がるには、このリア両輪がスリップ(ドリフト状態)になりつつも、派手なカウンターを当てずに、かつ立ち上がってくるフロントトルク量に合わせたハンドリングで、行きたい方向を決めるという、かなり忙しそうな操作が必要なようです^^;

リアの限界を下げたり、反対にフロントの限界を下げれば、この特性もマイルド方向になりそうですが、速さを求めるならば、これらの特性、タイミングを体で覚えた方が、当然速さは上だと思います。

今のところ、コーナリングの最中に、オーバーとアンダーの行ったり来たりが大きく、不安定な走りですが、アクセルとハンドルで、ニュートラル領域を如何にトレースしながら、コーナーを抜けられるか。

そこが、今のセットアップの練習どころだと感じました。

イージーに速かったGT-Rでしたが、今のGT-Rはどうなのか・・・。

難しくなったけど、最強トラクションを手に入れたGT-R、と成れるよう、ドライバーチューニング(練習ともいうw)を進めるのみです^-^

ちなみに、運転していて超楽しいです^-^b

【2022.3.19 追記】
PART No.38420-RS581
と思われます。
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この記事へのコメント

2014年6月10日 21:11
なかなか冷静に、且つ詳細に分析されていて読み応えありましたヽ(・∀・)ノ

くるまからマシンになった瞬間みたいなものですね(^-^)b

サーキットでのインプレを楽しみにしていますよ(^3^)/
コメントへの返答
2014年6月25日 21:32
もう、サーキット走りたくてウズウズしてます( ̄▽ ̄;)

デフのお陰でリアステア?出来ますので、走りへの期待感がハンパないですf(^^;

天気が許せば、今週末にも走ってしまいそうです。

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