どうも、VWシャランからオデッセイハイブリッドにハコ替えしました、アスカルです。今後とも、よろしくお願いします。
納車から約3か月。
12,000kmほど走ったので、だいたいどんな車か分かってきました。
購入前のイメージと違う部分もありましたので、未来のオーナーさんに向けたインプレなど、オデハイというかI-MMDを紹介したいと思います。
アスカルはオデハイを買うにあたり、割と短期間で決めてしまいました。
そのため、十分な下調べをせずに、雑誌のバックナンバーとネット情報をつまみ読みして、どんな車かを(勝手に)期待してハンコを押しました。
試乗は下道で1回だけしていますが、「静か」だったというイメージだけを覚えています。
最近は1.5L版のI-MMDがインサイトに載ったり、オデッセイと同じハイブリッドシステムがアコード、ステップワゴン、CR-Vにも展開されて日本市場でも広まっているところかと思いますが、まだまだトヨタのTHSにはシェアで敵いません。
雑誌やネット記事で、I-MMDとTHSを比較したときに、
・I-MMDの方が、効率はいい。
・でも、でかいモーターを積む分だけ車両価格も高くなる。
・しかもアクセルワークとエンジン回転がシンクロしないので、ドライバビリティは良くない。
ってな内容が多くありました。
この3点についての実態を書いておきます。
まず、効率についてです。
アスカルは毎日、高速道路と田舎道を200kmほど走ります。
高速道路は100km/hでクルーズコントロール(クルコン)を使って走ると、車載燃費計で16~17km/lくらいの燃費です。
80km/hで走ると18km/lくらいまで伸びますが、軽トラにも追い抜かれてしまううえ、大型トラックの邪魔になるので運転していて疲れます。
120Km/hでセットすると、13~15km/lくらいまで燃費は悪化します。
メーターの駆動状態を見ていると、ほとんどモーター走行できないので、固定ギアで2000ccエンジンががんばってギア駆動して走っている感じです。
ちなみに135kmまでクルコンはセットできたと思います。
田舎道については、50~70km/hくらいで流れています。
途中に峠が3回ほどあって、そこそこのアップダウンがあります。
そんな道を普通に走れば、18~20km/lくらいの燃費です。
高速道路より、よっぽど燃費はいいです。
週に1回くらいは市街地を40kmほど走りますが、それでも燃費は18km/lくらいです。ストップ&ゴーが得意な車です。
会社でプリウスやエスティマ・ハイブリッドにも乗りますが、ドライブフィールは全然違います。
同じ道の比較では無いですが、エスティマハイブリッドよりは1割ほどは燃費がいいと思います。
アスカルの感想では、THSの方が高速での燃費落ち込みが小さい気がします。エンジンが大きい分、有利なだけかもしれませんけど。
そんなアスカル号の実燃費は、燃費記録を参照してください。
満タン法で17km/l台くらいです。
2つ目の車両価格についてです。
どのメーカーのハイブリッドでも、それなりにガソリン車より高いです。
とはいえ、オデッセイみたいに60万円も高いモデルは少ない(というか無い?)と思います。
エスティマやアルファードでも40万円台だったかと。
システムを分かっていれば高くないと思いますが、買うときは「高いな」って思いました。しかも高価なハイブリッドモデルの方が値引きが小さいときてますから(笑)
でも大きいモーターのおかげで、バッテリー残量さえあれば峠道の登りでもモーター走行でグイグイ登りますし、0発進の加速感はトヨタのミニバンよりいいです。(EV走行比較ですが)
欲を言えば、あと5万円くらい高くなってもいいので、バッテリー容量をもう少し大きくしてほしいなって思いますね。
3つ目のドライブフィールです。
これは誤解が多いと思います。
オデッセイ ハイブリッドのアクセル・エンジン回転のシンクロ率は高いです。
普通に走っていて、アクセルを踏み込めばエンジンが始動します。
踏み込んでいればエンジン回転が上がる音が聞こえ、大きく加速するとそれなりにエンジンが回っていることが分かります。
バッテリー残量がそれなりにあって、アクセルを定量しか開けていなければバッテリー走行に移行しますが、基本的にはアクセルワークに応じてエンジンが回っているようです。

オデハイのメーターはこんな感じですが、やっぱりタコメーターはありません。
左上にパワーモニター(力行と回生の状態を表示)がありますが、システム全体への負荷を示すだけですので、エンジンが頑張っているのかモーターが頑張っているのかは分かりません。

なのでアスカルは、OBD2から信号を拾って、エンジン回転数を表示できるようなレーダー探知機を付けています。
これでエンジン回転状態を確認すると、100km/hくらいで走行するとエンジン回転数は2400rpmくらいのようです。
走行モードはエンジン直結+バッテリー充電状態です。
60km/hくらいでハイブリッド走行中にアクセルを踏み足すと、3800rpmくらいまで回転は上がります。ただ、目的の速度まで加速したら1800rpm程度までエンジン回転は落ちますので、長くても1~2分だけですかね。
全開加速していると6200rpmくらいまでエンジンは回っているみたいです。
耳に入ってくるエンジン音は、ガソリン車と同じ感じなのでそんなに違和感はありません。
ネット情報では「加速状態と関係なくエンジンが間欠運転する」とか「アクセルワークとシンクロしていない」などと記載されたものがありますが、これってプラグインハイブリッド車のイメージでインプレされたものだと思います。
アスカルも購入前は、そういったエンジン制御に期待していたのですが、実際は不可に応じたエンジン制御だったのでガッカリした次第です(笑)
まあバッテリー容量が小さいので、高効率回転でエンジンを回して発電しながら、モーター負荷で速度制御するってことができないんだと思います。
これができれば、もっと燃費は良くなるんじゃないかと思うんですけどね。
ただ、走行中はエンジンの動作について、ほとんど気になりません。
意識して走っているとエンジン音や微振動でエンジンの動作が分かりますが、普通に走っているとタイヤノイズが聞こえるくらいで、エンジン音が気にならないくらいに静かです。個人差があるとはおもいますけどね。
長々と書きましたが、全般的には概ね満足しています。
ホンダやオデッセイが嫌いでなければ、買って間違いないと思います。
次は、前車であるシャランとの比較インプレなどを書いてみたいと思います。
でわでわ。