もしかすると、免許取って初めての当て逃げ事故にあってから、色々と思うことです。
☆防御策について
残念ながら、事故のあった駐車場には防犯カメラがありませんでした。
あすかるのシャランにはドラレコが付いていますが、走行時(エンジン始動時)しか記録しないタイプです。
当て逃げの損失を最小化するためには、前後左右方向に車載監視カメラを付けるしかありません。
理想は4方向のそれぞれ車端部を撮影し続けるカメラですが、日常使用や電源を考えると現実的ではありません。
少なくとも前方向、できればリアガラスにもドライブレコーダーを装着したいです。
分離型のドラレコで前後同時記録タイプもありますが、値段を考えるとそれぞれの方向に別機械を付けた方が安上がりになります。
また、パーキングモードがある機種もありますが、センサー感度に難を感じるユーザーも多いようなので、ドライブマン1080を買うかどうか悩み中です。
☆保険料アップと事後の回収について
シャランは車両保険に入っていたので、今回の修理も保険を使う事にしました。
保険会社が試算してくれて、ありがたいことに来期の保険料から3回分、事故等級とやらに分類してくれるので
3年間で15万円ほど保険料を余分に払わないといけないそうです。
車両保険には免責5万円を付けていたので、合わせると20万円は自腹を切らないといけないんだとか。
保険金が支払われるまでに相手が見つかれば免責も0円になるし、そもそも全額を相手に弁済してもらえるんですが、保険金が支払われた後に見つかっても次の更新時からの保険料アップは避けられないんだとか。
それでも「示談交渉で揉めると困るので、相手にはなるべく接触したりしないで欲しい」そうです。
制度的に、完全に当てられ損です。
後日見つかった当て逃げ犯は「保険会社の支払額」を返せばいいだけで、割高になった保険料まで補填する義務は無いんだとか。
あすかるとしては割高保険料の15万円が返ってこないなら、せめて気の済むまで文句を言わせて欲しいなと思いますが、それも許されないみたいです。
☆修理費用について
修理に関しては、今回は正規ディーラーに依頼しました。
保険会社の話では、「ディーラー見積もりと同程度の支払いが出来ると思います。鑑定人からも見積もりに対して意見は(まだ)きていません」って事でした。
でもディーラーさんの話では「保険会社が払うのは、協定金額になります。これは見積金額と一緒になるとは限りません」と言われてます。
協定金額って色々調べると、修理費用とかに対する保険会社の査定額らしいです。部品代は仕方ないようですが、工賃や板金・塗装費など定価が無い部分に対して「保険会社の考え方」を押しつける事もあるみたいです。
今回の修理が、ディーラーの見積もり(作業内容)通りに支払われる事を願ってますが、ここで差金がでればさらに自腹額が上がります。
逆にディーラーで割引してくれれば保険金との差額分で免責の埋め合わせができるのですが、かなり期待薄みたいです(涙)
今回の修理は全て新品部品で行われるのですが、一応ディーラーには「リサイクルパーツが使えたら使って欲しいな。安く上げてもらえると嬉しいな」って伝えました。
でもディーラーとしては「持ち込みでリサイクルパーツの使用を指定されるなら作業はするが、保証はできない。ディーラーがリサイクルパーツの手配もできない」との事でした。
最初は「やっぱディーラーだからかな」と思いましたが、よく考えると理にかなっています。
中古パーツは品質が一定ではなく、装着後に壊れる可能性があります。特にシャランのヘッドライトのように可動部分が多いと、電気的なトラブルを抱えている部品かもしれません。
バンパーなどの外装部品は、自分も中古品を買ったことが何度かありますが、歪みがあったり取付け部がちぎれていたりすることもあります。
「ディーラーで修理したのに、ちゃんと直っていない。すぐに壊れた」と言われるのは、心外なのでしょう。
自分でぶつけて自腹で修理するならリスク覚悟でリサイクルパーツを使うかもしれませんが、保険修理するのに無用のリスクは避けたいです。
ただ、保険修理に新品部品ばかり使うと、今回みたいに結構な額になってしまいます。ひょっとすると、今回の修理で来年の7NCAV型の車両保険料率が1つあがってしまうのかもしれません。
保険を使っての修理って、意外に難しいのかもしれません。絶対に損をしないのは、保険会社と修理工場だけなのかも。

これが当初の概算見積書です。40万円オーバー!涙が止まりません。
これに施工済みのコーティング費用が加算された金額が、正式の見積もりになるそうです。
☆修理代車について
今回の修理代車はポロちゃんです。
あすかるの保険には、代車特約として7,000円/日の費用がでることになっています。
これはレンタカーとか有償で代車を出してもらった際に実費補填される特約らしく、代車手配は「修理工場」「保険会社」のどちらでもできるそうです。自分で手配してもいいけど、一般のレンタカーだと割高になるので現実的じゃないです。
通勤の足に使う分にはポロでも問題無いのですが、家族で移動する際には子供からも「狭い」「荷物が載らない」と不評です。
ゴルフクラスを借りれたらいいんですが、そのためには特約額を10,000円/日に上げないと無理っぽいです。
ぶつけた相手が分かっていれば、7,000円を超えても同等車種(国産だとMPVかオデッセイあたり、保険会社がOKだせばアルベルとかエルグランド)を借りれるみたいです。
事故修理は早くても10日くらいかかるみたいなので、ここは考えどころかなと思いました。保険料が数百円/年しか変わらないなら、この特約は大きく付けた方がいいと思います。
☆被害状況と家の車について
うちには、シャランの他にソニカとノートがいます。
どちらの車も、シャランと同じ目に遭う可能性があるうえ、相手が激しく当たってきた時にはソニカなんかは「廃車ですね」と査定されかねません。なんせ軽自動車は潰れて衝撃を吸収するので、損傷範囲も広がりがちだし、機器スペースも余裕が無いので外装を押されただけで補機類まで壊れる可能性が高いです。
そう思うと、弱い2台こそドラレコ装着が急がれるんじゃないかと思ってます。
でもシャランの修理費に40万円以上を払い、さらに2万円のドラレコを6台(各車前後)も買う体力があすかるには残ってません。
なにか妙案はないかな・・・