
今年度はコロナ対応で、仕事もままならないアスカルです。
3月までは、ギリギリ緊急事態宣言が出ていないエリアの職場だったんで比較的のんびりしていましたが、4月に転勤した先はコロナの非常事態宣言対象地。
仕事の段取りをする間もなく、毎日がコロナ対応の連続です。
早く下火になってほしいなぁなどと思いますが、家に帰れば違う悩みが。
我が家にきて4か月のクラハイ君ですが、長距離通期の足として十分な活躍をしてくれました。
通勤が近くなったんでお役御免になるところなんですが、乗りやすいし燃費も悪くないのでもう少し手元に置いておこうと思います。
そこで気になるのが、車高。
今までも気にはなってたんですが、通勤の道中で不具合が出ても嫌だし、すぐに手放すなら我慢しようと思ってましたが、制約はなくなりました。
転勤も決まり、心おきなく落とすことにしました(笑)
200系クラウンは、ゼロクラウン(180系)から王冠クラウン(210系)まで共通する足回りなので、ダウンサスも車高調も選び放題。
オデッセイで良い印象のカヤバにしてもいいし、TOM'sやTRDもいいなぁ。
でもクラウンだから乗り心地は悪くしたくないし、ダウンサスだとちょっと厳しいか。
全長式車高調で柔らかめのスプリングを組み合わせて、できれば減衰力は可変式がいいな・・・なんて見繕うと、予算との兼ね合いでTEINのFLEXシリーズに行きつきました。
クラウンに標準で付いてるAVSの効果は分かってないのですが、できればTEMSから続くトヨタ電制サスを活かしたいと思い、奮発してFLEX-AVSを導入と相成りました。
ホントは、整備手帳に記録しときたかったんですが、なぜかタイヤを外したりと肝心な作業写真が無い!って事で、こちらのブログにまとめておきます。
作業前に、車高がどれだけ高いの?って話なんですが、こんな感じです。

右後輪 地面からフェンダー(ラバー部)まで約720mm

右前輪 地面からフェンダー(ラバー部)まで約715mm

左前輪 地面からフェンダー(ラバー部)まで約720mm

地面からフェンダー(ラバー部)まで約715mm
多少のばらつきはありますが、タイヤサイドとフェンサーの隙間が、だいたい4cmくらいあります。
フロントは覗き込めば、奥のアブソーバーまで丸見え状態です。
これが我慢ならないポイントです。

取りあえず、ホイールを外してサスペンション1式が外せるようにします。
スタビが効いてるんで、両輪を上げないとうまく作業ができません。
でもクラウンって、ガレージジャッキがミッションケースやクロスメンバーに届かないんっす。アンダーカバーがあるからエンジン下回りのジャッキポイントも見つけにくいし、間違ってオイルパンなんて押しちゃうと泣くしかないし。
って事で、サイドシルのジャッキポイントで上げておいて、ロアアーム基部にウマをかけてって手間がかかります。
上げてしまえば、ようやく作業開始です。
アッパーマウントのナットを外すんですが、クラハイ君にはこんなカバーが。

こいつがAVSアクチュエーターのケースです。
まずはこいつを外しておいて、AVSアクチュエーターも外します。
カバーを勢いよく引っ張るとコネクタごと引きちぎれますのでご注意を。

カバーを外すと、こんな感じで見慣れたマウントナットが顔を出します。
このナットを先に緩めておきます。ナットを外しちゃうと、アブソーバーが落ちる事があるのでご注意。
あとはアクチュエーターのクリップを外して、アクチュエーターユニットを上に抜いておきます。
こっから写真が無いんで、雰囲気を文章で。
(ダブルウィッシュボーンの取り外しは、アスカルも初めてなんで、かなり苦労しました)
アブソーバーを外す前に、ABSユニットの配線を留めているボルトを外します。
ハブ裏側に繋がるABS配線を外しますが、このコネクタがクソ硬いです。
精密ドライバのマイナスを使って、ゆっくり引き出しますが、それでも5分くらいかかりました。
最後にサスペンション下部のボルトを外します。
ボルトとナットで留まってますが、ナットは滑り止め加工されているので、十分に緩まないと回りません。
最初はボルトを回しましょう。
ボルトを抜いても、サス自体は外れません。
ストラットと同じようにアンダーアームを押し下げたり試行錯誤しましたが、アッパーアームを外さないとどうにもならないです。
アッパーアームにはピンで緩みとめされた変な形のボルトが留まってます。
ピンを抜いて17mmのソケットで回せば、あっさりとボルトは緩みます。
こいつを抜けばアッパーアームが下がり、サスのアッパーマウント側から抜くことができます・・・が、ハブが落ちるので注意が必要です。
ブレーキホースが引っ張られるんで、最悪破れると思います。

サスが抜けたら、車高調を組み上げて取り付けます。
純正サスとの比較写真は、こんな感じです。
みんなが上げてるFLEXシリーズと何ら変わりません。
ちなみに車高調で車高を下げると、スタビリンクの長さも変えないとスタビが効きすぎます。

市販品も1万円くらいでありますが、アスカルは貧しいので18系クラウン純正品を使って自作しました。
ねじ切りとか超めんどいですが、これだと前後合わせて2000円くらいで出来ちゃいます。
組付けは逆手順なんで、取り外しよりは早いんですが、難題が発生。
「車高が分からない」です。
一応、説明書の基準値に沿って組付けたんですが、その結果がこちら。

ホイール付近までフェンダーがかかってしまいました。
作業直前まで、Racing'ON誌でJTCC特集を読んでいた呪いでしょうか(笑)
さすがにこれでは乗れないので、1週間クラウンはスタンバイって事になりました。

1週間後の土曜日に、満を持して車高再調整。
なんとか予定していた「指一本がギリギリ入る隙間」車高にもっていけました。
リアの取り付けもしたいんですが、今日は朝から雨なんで、作業はお預け。
しばらくはフロント下げで走ることになりそうです。