先日の遠出の際に、改めてステーションワゴンの使い勝手の良さを実感し、次のクルマもワゴンがいいかな、などと思いました。そこで、今どんなワゴンが購入できるのか改めて調べてみると…
国産車は、ひところに比べると随分ステーションワゴンのラインナップが減りましたね。
2~2,5リッタークラスだと、アテンザスポーツワゴン、レガシィツーリングワゴン、アコードツアラーとアベンシスくらいでしょうか。
それに比べて輸入車にはまだまだたくさんのワゴンがあります。
メルセデス、BMW,アウディのご三家には当然それぞれワゴンがラインナップされていますし、フォルクスワーゲンにはゴルフヴァリアント、パサートヴァリアントがあります。ボルボにはV70、V60、V50がありますし、プジョーにもシトロエンにもアルファロメオにもステーションワゴンがあります。というか、ワゴンをラインナップしていないメーカーを探すほうが難しいくらいです…。
そんな中で今少し気になっているのが、タイトルにあるサーブの9-3スポーツエステートです。
サーブといっても、車好きの方以外は「えっ?」と思われる方も多いかもしれません。
日本国内において、他の輸入車と比べてもサーブの販売台数は極めて少ないです。
Wikipediaによると
2007年 343台、 2008年 237台、 2009年 184台 2010年 63台
立派な三ケタクラブ会員です。それどころか2010年には2ケタ、11年は…おそらくそれ以下でしょう。
そしてご存知のように、サーブは業績低迷の末、昨年末ついに破産申請をし、倒産しました。
詳しくはわかりませんが、現在は自動車の製造はされておらず、再建に向けての支援先も白紙のようです。
そのような会社のクルマを購入することは、普通に考えればあり得ないことだと思います。
購入したはいいものの、消耗品はきちんと供給されるのか、故障した時修理してもらえるのか、部品はあるのか、など不安でいっぱいです。当然、乗り換える際の下取りは値段がつかないでしょうし。
では、なぜそのようなリスキーな車に惹かれるのでしょう?
私にとってのサーブ9-3 Sport Estateの魅力
その1
カッコいい。大体が見た目でクルマを選ぶ方なので、9-3の直線的でシャープなデザインは、はっとするほどカッコいいと思います。
その2
サイズがちょうどよい。9-3 スポーツエステートの3サイズは4670×1800×1540mmです。
全長はカペラワゴンとほぼ同じ、全幅はやや広いですが、許容範囲だと思います。
その3
安い。倒産した会社の車ですから、現在は投げ売り状態になっているようです。中古車の値落ちもものすごいですし、新車の在庫車も「在庫売り切りセール」とかで、かなりの値引きがされているようです。倒産したと言っても、製品自体に問題があるわけではないので、ある意味とてもお買い得です。
その4
レア車である。上記のような販売台数ですので、ほとんど走っているところを見かけません。
しかも、今後減ることはあっても増えることはありません。マイナー車の好きな私にとって、魅力的です。
調べてみると、ヤナセがサーブから手をひいた現在サーブの正規ディーラーはなんと全国に1店舗。しかも、そのお店がうちからすぐちかくの草津市に…。何か運命的なものを感じます(笑)
そのおかげでしょう、goo worldに掲載されている9-3 71台のうち、26台が滋賀にあります。
どうやら私は、サーブに興味がある人間にとって大変恵まれた土地に住んでいるようです。
どうも私は、どうしようもなくマイナー車に魅力を感じる性格なようです(笑)
なにしろ、今のカペラワゴンを購入する際、最後まで悩んだのがシボレーオプトラワゴンだったくらいなのです。そんな私にとって、サーブ9-3 スポーツエステートはとても魅力的なクルマの一台です。
しかし、ここまで書いておいてなんですが、おそらく実際に9-3を購入することはないと思います。
リスクが高すぎますし、カペラワゴンを購入したばかりですし、何より先立つものが…。
ああ、我が家にクルマを10台くらい駐車できるスペースと、それらを維持できる経済力があれば、一台購入していただろうなあ…9-3スポーツエステート。
Posted at 2012/04/14 10:51:12 | |
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