空気圧計

Snap Onのタイヤエアゲージである。
工具メーカとして不動の地位にあるSnap Onである。

タイヤの空気圧を適正に保つことは、整備以前の問題であり、空気圧計・タイヤゲージはそのために用いる。ところが、このタイヤゲージ、使い勝手が極めて悪いのである。
タイヤのバルブにあてがう「空気取り入れ口」にスリーブがないため、正しくバルブにあてがうことが出来ないのである。
するとどうしても斜めにあてがうことになり、隙間から空気が漏れるのだ。
欠陥品とは言わないまでも、これはいささか問題である。
GSのコンプレッサからただで空気を補充するときには、かなり多めに入れる。走行後のタイヤは熱を帯びて空気圧が過大値を示すからだ。
空気圧が過大だと乗り心地は悪くなりタイヤ中央部だけが減る。過小だと転がり抵抗が大きくなって燃費が確実に悪くなる。
適正値はメーカ指定値である。このために家に帰ってタイヤを冷ましてから、おもむろに空気圧をゲージで調整するわけだが、バルブに正しくあてがうことが出来ないため、GSで多目に入れたはずの空気圧が、漏れることにより適正値を下回ってしまうのだ。
不器用なだけかも知れない。しかし、万人向け商品である以上スリーブを長めに設け、誰がやっても失敗しない構造でなければ、いくらブランドだと言っても一流の製品とは呼べないと思う。