バンダイナムコから販売されているフライトシューティングゲーム「エースコンバット」シリーズの小説版が販売された。
ゲームに出てくるキャラクターやメカが登場するので、このシリーズのファンにとってうれしい内容になっているはずだか。
ストーリー
FX(時期主力戦闘機)のテストパイロット主人公ナガセ・ケイは日々のテストにあけくれていた。
ある日、彼と同期であるアサノ・ワタルが着任してくる。彼も優秀なパイロットでケイは彼に対してライバル心を燃やす。
その裏側で防衛省内でFXをゆるがす謀略が進行していた…。
評価
はっきり言って
駄作である。
メカやキャラクターの魅力にかけており、ストーリーもうすっぺらで単調であきやすく弱すぎ。読むだけ時間と金の無駄。
この本がつまらない最大の原因は
リアリティの欠如だろう。
リアリティの欠如は著者のあの業界の調査が足りなすぎる。
戦闘機業界は数千兆円市場。開発や売り込みはまさに戦場で、この国で1機の戦闘機が採用されるまでにどれだけ多くの政治家や役人、自衛隊員、商社マンがまきこまれ、人生を狂わされ、事故死あるいは自殺していった事か。
今度日本ではF35を採用する事になったが、裏でどのような事が起こっていたのやら。
これが福井晴敏や大石英司だったらもっと違った内容になっただろう。
山崎豊子の「不毛地帯」を読め!
Posted at 2012/06/21 15:13:18 | |
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