レンジオン ファイヤー!!
今回はユニバーサル映画100周年記念映画「バトルシップ」を紹介。
米空母ロナルド・レーガン。現在世界最強の第七艦隊の主力空母。新動力エンジンにより半永久的に稼動でき、食料・弾薬さえ補給できれば長期にわたって戦闘を継続できる。この艦だけで北朝鮮並の攻撃力をそなわっている。
ストーリー
リムパック(環太平洋合同演習)中、突如宇宙から飛行物体が飛来した。
日本の護衛艦を含む駆逐艦3隻が落下地点に向かったが、そこにはなぞの建造物が海に浮かんでいた。
米海軍将校アレックスが建造物に手をした瞬間、巨大なエネルギーが発動しハワイ諸島丸ごとバリアで覆われてしまう。各国連合艦隊はちょうどバリアの外に締め出され、中に戦える軍艦はたった3隻の駆逐艦だけである。
そんな彼らの前に海から宇宙船が出現し攻撃を仕掛けてきた。応戦するがレーダーにうつらないためたちまち2隻が轟沈する。
残りの一隻は漂流者を拾って逃げるしかできなかった。
日本の護衛艦クルーの艦長でアレックスのライバルであるナガタ(長田、または永田?)は最初はアレックスの無謀な行動を非難するも、やがては協力するようになっていく。
彼の作戦によって敵宇宙船を3隻撃沈するが、本体の反撃によって最後の駆逐艦を失ってしまう。
しかもエイリアン達はNASAがハワイに設けた電波を発する基地をつかって本星と連絡しようとしているのだ。これを阻止しなければ援軍が送り込まれ人類は最大の危機を迎える。
そしてアレックス達に残されたのはすでに退役した戦艦ミズーリだけだった。
って
何この「宇宙戦艦ヤマト」的なノリは?というくらい盛り上がります。
全体的に話のテンポが速く、そして派手なので楽しい。
今ハリウッド若手ナンバーワンのテイラー・キッチェが主役だか、浅野忠信が助演で沢山出ていてびっくりした。日本人がハリウッドで活躍するのはいいですね。特にハリウッドはカメラワークがいいからかっこよくうつる映る。
また今回CGで表現が一番難しいといわれる水の表現も見事。水しぶきなんかもリアルですごい迫力なんですよ。
でもこの映画の本当の主人公はやっぱりミズーリでしょう。記念艦が戦闘艦として再び変わるところだけでも盛り上がるし、全砲門一斉射撃は最高だ。
やっぱ男は戦艦だよな~。空母とか航空機じゃここまで熱くなれないですよ。
戦艦ミズーリは空母護衛用として建造された高速戦艦。
太平洋戦争で硫黄島、沖縄戦で上陸軍を援護するなど活躍し、特攻隊の攻撃にもびくともしなかった(むしろハエをたたくように次々と撃墜していった。
こんな幼稚な戦法で勝てると思っている日本軍の方が馬鹿なのだ)。
結局無駄な犠牲を多く出して日本は降伏するが、その調印式に東京湾のミズーリで行われた。
その後は朝鮮・ベトナム戦争でも地上攻撃に参加。艦砲射撃に威力をみせた。
やがて予備役に編入されるがレーガン政権の時海軍600隻構想で復活、トマホーク・ハープーンミサイル母艦としてレバノン紛争や湾岸戦争に参加。特に無人偵察機による艦砲射撃だけでイラク軍陣地を降伏させたりもした。
その後クリントン政権での軍縮で退役。パールハーバーで記念艦として現在に至る
クライマックスの砲撃戦は迫力あり、砲声で腹まで響くのか最高(日本映画「山本五十六」と実写版「宇宙戦艦ヤマト」なんか沈んでしまえ!!)
戦争・アクションファンにはお勧めの一品です。
Posted at 2012/04/27 07:09:46 | |
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