
年末動画サイトを見ていた時たまたま見つけて観る機会が有ったものですが ディスカバリーチャンネル での放送用に以前製作された番組のようで S1 エリーゼの初期の開発段階から撮影されていたらしく自分の英語力 ( ・・・ポイントは限りなくゼロ ですけれども ) ではコメンタリーやナレーション部分全てを理解することは不可能でしたが、 それでも当時の関係者ミーティングの光景や途中の開発車両のテストラン、 長らくどこで ( Lotus Cars内なのかアルミメーカー なのか ) アルミシャシーの接着工程を行っているのか疑問でしたがその現場 シーン等が有り個人的に大変興味深い内容でした 。
すでにご覧のロータスオーナーの皆さんも有ると思いますが自分からも少し当時の状況をご紹介してみようと思います。 ご興味有る皆さん今回もおつき合い下さい。
S1開発時期に近い M100 エラン 製造時のファクトリー
S1 エリーゼ 開発時の状況
S1 エリーゼは 1995年のフランクフルトショー にてアンヴェール されましたが そのプロジェクト が企画され始めたのは まだ GM 傘下時代の末期 1992年のことです 。
この当時の状況と言えば いすゞを始めとした GM傘下関連のパーツを使い Lotus Cars としては自信を持って送り出し新たな主力となるはずの M100 エラン の販売が 市場での反響と合わせ あまり
よろしく無く 、 長く生産されてきた エスプリ も今後大きく販売が増えることは考えにくい形でさりとて
新型を開発するだけの予算確保は難しく生産台数はジリ貧状態で有りS1 エリーゼ 登場前には 年間 600台 ~ 700 台レベルまで落ち込んでいきます 。
それでもこの時には新エスプリ へのモデルチェンジ と M 100 エラン に替えてと思われる 小型スポーツカー
( 後のS1 エリーゼ ) と二つ の計画が存在しましたが 優先度が高い小型スポーツカー の方が
「 プロジェクト 1 - 11 」 ( ワン - イレヴン タイプナンバーでも有りますが ) としてロジャー ・ ベッカー を中心に計画されます 。
極初期のプロジェクト担当者は4 人のみで駆動方法も決まっておらず FRになる可能性も有ったようです ( 又 この FR仕様はマツダのロードスターとの競合を避ける為不採用になったとも聞きます 、 欧州だとミアータ で良いのでしょうか ) ロジャー ・ ベッカー氏 以外の中心的メンバーは
トニー ・ シュート ( 写真左 ) 開発現場での取りまとめ役のプログラム ・マネージャー バハー時代にケータハムへ
ジュリアン ・ トムソン ( 写真左 ) チーフデザイナー S1 エリーゼ 後はジャガーへ
リチャード ・ ラッカム ( 写真右奥 ) シニア・デザイン・エンジニア シャシー関係を担当しエヴォーラのVVAシャシーも担当
になっています 。 企画は92 年にスタートしたものの販売不振とGM時代末期の混乱期でも有った為
その後 2年近い中断期間も有り 1993 年にブガッティ に売却された後 ブガッティ のアルティオーリ 会長が
承認しなければ S1 エリーゼ が世に出ることは無かったかもしれません。
S1 エリーゼの開発コンセプト
ロジャー・ベッカー氏によればコンセプト の キーポイント はライトウェイト ・ 速さ ( ただしパワーの面から絶対的なものでは無く 運転したドライバーが満足出来るレベルの ) ファン トゥ ドライブ ・ チャレンジング だそうで 当初は搭載エンジンもアルミシャシーの採用も決まっていませんでした 。 しかし原点回帰とも言える 70 年代の
ヨーロッパ をフォローするようなモデル として計画されていきます 。
1 - 11 はその仕様 ・ 顧客ターゲット ・ マーケット を特定の一部 に絞り込んだ フォーカス カー と呼ばれるもので従来からのロータスオーナー ・ ファン が確実に持っているであろう ロータス車へのイメージ 「 シンプル で
軽量 」 に拘った内容で開発されていきますが、一方で こう書くと意外に思われるロータスオーナーも有ると思いますけれども 当時の状況下で Lotus Cars が入手出来る物を集めて作った S1 は Lotus Cars の開発陣が本当に開発したかった物とはやや異なり むしろそれは S2 エリーゼシリーズ の方が近いとの関係者のコメントをみることも有ります。
ライバル車に比べ M100 エラン が高価すぎて売れなかった反省から車両価格を抑え 又開発費も潤沢では有りませんでしたのでそれも抑える為に ローバーエンジン を始めとする他社からの流用部品も多く エアコンや快適装備に関する物もほぼ無い形でコストダウン と徹底した軽量化をはかっています 。
これは「 この車の顧客はロータスにシンプルさと軽さをなによりも求める層で有り 快適性 や豪華さ ・
絶対的な速さ等は求めておらず、 それらが無いことを問題にしない 」 とした形に販売ターゲット を絞り込んだことによるものでした 。
エリーゼシリーズ の評価において ST HT 装着時の乗降性の難がまずあがりますが S1 開発時においてはオープンの状態がまず基本で有り それを前提とすれば高いサイドシルも乗降時それ程問題にならないだろうと設計側は考えています 。
S1 時には製造ラインで水をかけて雨漏りのチェック をする工程も有りませんでした ( これが追加されるのはS2 になってからです ) S1 にとってのソフトトップ は雨の日の傘と同様で雨がしのげれば良く多少の水の浸入はこの車を選ぶオーナーは問題にしないだろうとも設計側は考えています。
自分の周りにも 2 - 11 と 340R の2台持ちのベテランオーナー がいらっしゃいますが、 2 - 11 が晴れ用
で フロントガラス と ワイパー が有り 走っていればそれ程濡れない 340R が 雨用 ・・・ だそうです 。
同様にノイズについてもあまり考慮されておらず英国と主に欧州がメインマーケット として考えられたかと思いますがエアコンの装備も考慮されていません 、 S1 生産時末期に少数がマレーシア のプロトンの工場にて英国から部品で輸出しノックダウン方式で生産されたモデルが有りますが これらはエアコン 装備車になっています ( エアコン装備の S1 全てがマレーシア 産というわけでは無いかと思いますが )
又その市場も北米向けは K1.8 ユニット が当時の排ガス規制に適合しないらしく開発時から考慮されておらずS2 よりもコンパクトに感じる S1 のボディも北米の衝突安全規格を想定しない為に可能になったデザインなのかもしれません 。 ボリューム の有る北米市場を想定しないことは販売エリア上のマイナス面も有りますが S1 の成功により ビッグマイナー を受けた S2 にトヨタ 2 ZZ を搭載する形でその後北米への 正規輸出を再開することになります 。
こういった点で 1 - 11 は非常に割り切った形で設計されたモデルで有りました 。
しかし 軽量化という点では供給が可能で有ったことも大きいと思いますがローバー K1.8 が決まり
プロジェクト再開後 1年あまりたってハイドロアルミニウム 社の材料を使用したアルミスペースフレーム によるシャシー
の採用が決定されます 。 この接着による アルミシャシー 採用は全くの新基軸で有るので既存の物 ・
方法にのみ頼るのでは無く しっかり画期的な要素も盛り込んでくるのが 限られたリソース の活用
としての選択と集中の良い例に感じます。 又シャシー単体重量では 68 ~ 65 kg と 最新の アルファ 4C の カーボンシャシーと大差は無く重量以外の要素が不明ですがこれを20年近く前に可能にしていた Lotus Cars のエンジニアリングには感心してしまいます 。
しかしこのシャシーも理想的な部分ばかりでは無くコストを抑える関係で使用されているのは直線的な
板材と角材のみで構成され曲げ加工が入っているのは燃料タンク脇の左右メインサイドレール部のみの
ようですが 、 もし追加コストをかければ曲げ加工や部品加工部分 を増やすことでさらにサスストロークの
追加や強度UP 各種スペースの確保等が出来、 仮に今後 Lotus Cars がカーボンシャシー 化しなくてもまだまだアルミシャシーとして発展の余地も有るように感じられます 。
こちらは S2 になりますが乗降性改善の為に下げられたサイドレール 部は自分はやらなくても良かったのでは ・・・ という印象です。 ちなみに シャシー単体強度は S2 より サイドを切りとっていない S1 の方がやや有利で ドアの無い 2 - 11 は S1 タイプのシャシー が使われています 。
2 - 11 と言えば その形状からもかつての Lotus 11 の復刻版的な車かと思っていましたがそうでは無く 、 プロジェクト 名が 1 - 11 で有る S1 エリーゼ に対し工業製品としての車の完成度を高めマーケットエリア拡大をはかった S2 シリーズは重量については残念ながら重くなってしまいました 。
そのS2 をベースとして S1 同様の割り切った考え方による設計により作られた車だから 2 - 11 なのかも ・・・ しれません 。
前後してしまいましたが 再開された プロジェクト 1 - 11 の中で ローバーのK 1.8 ユニット をそのまま搭載することが決まりオープンスポーツカー とする為に 2 シーター MR となり 、 ライトウェイト を追及する中で接着によるアルミシャシー 導入も決定されます 。
搭載するエンジンパワーからトップスピード はあまり重視されず この車に乗ったドライバー がそのドライブに
満足出来る パフォーマンス のUP に重点をおいて開発は進んで行きました 。
全部ご覧いただくと 2 時間 20分程 かかりますから下記に動画の内容とそのシーンのおよその時間を書いておきますので興味有る部分を見ていただく場合の参考にして下さい 。
冒頭
・・・ リチャード ・ ラッカム ジュリアン・ トムソン トニー ・ シュート らの インタビュー が出てきますジュリアン ・ トムソンは
・・・・・・・・・ デザイン時当時乗っていたドゥカティ のバイク やディノ 246GT にも インスパイア を受けたようです。
・・・・・・・・・ ヘッドライトやインジケーター ( 方向指示 ) ランプ やラジエターグリルから 旧 ヨーロッパ 的な印象の
・・・・・・・・・ 有る S1 ですが エンジンフード周辺やボディーサイドのエアーインテーク 、 丸 4 灯のテールライト 類は
・・・・・・・・・ 確かにディノ 246GT を想わせる雰囲気が有るかもしれませんね 。
0 : 15 M 頃 初期コンセプトデザイン
0 : 21 M 頃 ハイドロアルミニウム社 でのシャシー用アルミフレーム 押し出し成形の工程 。 欧州のアルミ関連大手
・・・・・・・・・・ メーカー で S1 開発当時にもオペル ・ BMW ・ ルノー にもアルミ材を供給 。
・・・・・・・・・・ ルノー スピダー のアルミシャシー材料もここの物で エリーゼのフレーム工場はデンマークに有るようです
・・・・・・・・・・ ね。
0 : 27 M 頃 ボンドメーカーの Ciba 社 当初は接着部分の経年劣化が懸念されましたが航空機用にも
・・・・・・・・・・・作られたことも有り ( 航空機用途での寒暖差や対衝撃性の条件は車とは比較になりま
・・・・・・・・・・ せんので ) 長期使用も問題無い印象です ( エンジン載せ換えこそ有りましたが20万km
・・・・・・・・・・ 以上を走行したエリーゼオーナーもいらっしゃいます 、 10万弱までは自分もいきましたが・・・
0 : 31 M 頃 アルミ材を 接着 ・ ネジ留め ・ 溶接 した各サンプルに対する負荷テスト
・・・・・・・・・・・ 接着でも強度的に全く劣っていません 、 面 ・ 点 ・ 線 での各接合になると思いますが
・・・・・・・・・・・ 強度面で劣ることは無い印象です 。
0 : 36 M 頃 初期デザインモデル グリーンモデルの頃になるとかなり S1 のイメージに近くなってきています。
・・・・・・・・・・・ そしてこれに合わせて 1 / 1 クレイモデル が作られ風洞テストが行われています 。
0 : 43 M 頃 プロトタイプ アルミシャシー によるエンジン搭載位置等の検討
0 : 45 M 頃 走行用プロトタイプ完成 ヘッドライト やフェンダー はセブン 用 ・・・ と思しき物を使用 ?
0 : 54 M 頃 FRPボディパネル成形 S1 エリーゼのFRPボディはハンドレイアップという成形法と聞いていました
・・・・・・・・・・ が樹脂を塗りこんだシートを貼り込むところは 現在の 4 C のカーボンシャシー製造工程にも
・・・・・・・・・ 似ている感じがします 。
0 : 58 M 頃 プロトモデル No 3 one - eleven ブルーピングコース での走行テスト
1 : 03 M 頃 北米 LANXIDE 社 初期 S1 エリーゼの特徴の一つで有った アルミコンポジットディスクメーカー
・・・・・・・・・・・ まだプロトタイプ仕様の為か完全に手作りで驚きました 、 初期のS1 への量産時はどう
・・・・・・・・・・・ やって生産していたのか不思議に思います。 まさか同じではないでしょうが ・・・
1 : 10 M 頃 ディノ 246GT に乗るジュリアン ・ トムソン
1 : 18 M 頃 テストカー によるステルヴィオ 峠 でのブレーキテスト
1 : 29 M 頃 1995年 フランクフルトショー での Elise アンヴェール
・・・・・・・・・・ Elise とは親会社であったブガッティ のアルティオーリ 会長の孫娘 ELISA からとられたとのこと
・・・・・・・・・・ ですが、 この時すでにブガッティ社はイタリア政府から破産宣告を受けていて会場でのアンヴェ
・・・・・・・・・・ -ル はアルティオーリ 会長が行いましたけれどもこの後 急速に表舞台から姿を消します。
・・・・・・・・・・ 又 ロジャー ・ ベッカー氏によれば 初期には S1 こそ ヨーロッパ と名づけたかったようです 。
1 : 36 M 頃 ブルーピングコース での段差走行テスト
1 : 50 M 頃 ローバー社でのプレゼン
1 : 58 M 頃 シャモニー でのウインターテスト
2 : 01 M 頃 7 台のパイロットカー 製造 カッターで修正して現物合わせで取り付けているようですね
・・・・・・・・・・ Lotus Cars ・・・ らしい ?
2 : 06 M 頃 クラッシュテスト
・・・・・・・・・・ フロントガラス上部等を冶具でチェック した後 LotusCarsへ電話を入れていますが ・・・
・・・・・・・・・・ 「 測ってみたらソフトトップ との間にけっこう隙間が有るようだが ~ 」
・・・・・・・・・・ 「 あっ ~ 、 分かってる 分かってる 。 生産時には問題無いですよ ・・・ ( 細かいヤツ
・・・・・・・・・・ だなぁ ~ そいつのお客さんはそんなこと気にしないんだよ ! )
・・・・・・・・・ なんて ・・・ ?
2 : 09 M 頃 ハイドロ社での接着組立工程 、 組立後はオーブンにて熱硬化させていますが リチャード ・
・・・・・・・・・・・ ラッカム氏からは将来低温度でも硬化する接着剤の開発が言及されているので現在は
・・・・・・・・・・・ 常温での乾燥硬化等多少変わっているかもしれませんね 。 当初のLotus Cars からの
・・・・・・・・・・・ ハイドロ社へのシャシー 発注数は年間 750 台分でした 。
・・・・・・・・・・・ エリーゼのシャシーに使用されるアルミ材はアルミサッシにも使われる JIS品番 6063 で特別な
・・・・・・・・・・・ 物では無く ハイドロ社と同様なアルミフレームメーカーは日本にも有りますので製造も可能で
・・・・・・・・・・・ しょう ( 自分が富山時代に得意先であった NIC オートテック という会社もその一つなので
・・・・・・・・・・・ 接着材の入手とアルミフレームをシャシーとして組み上げるノウハウが有れば国産アルミバスタブシャシ
・・・・・・・・・・・ ーも十分可能かも ? 同じ富山の光岡自動車さんなんかどうだろうと以前思ったことも ?
・・・・・・・・・・・ このハイドロ社 とは日本の神戸製鋼所が2013年 6月に自動車用アルミパネルでの技術協力
・・・・・・・・・・・ を結び今後関係を深めていくようです 。
2 : 13 M 頃 カタログ用の撮影でしょうか 、 機材の入ったバッグをトランクへ入れるとソフトトップが入らなく
・・・・・・・・・・・ なったようで助手席へ ・・・
2 : 16 M 頃 量産モデルの組立工程でウインドウレギュレーター内部が一瞬映りますが S1 のトラブルで聞く
・・・・・・・・・・・ ものの一つに窓ガラスの落下が有りました 。 ドア内部の構造を見た国内自動車メーカー
・・・・・・・・・・・ 設計者のコメントとして 「 なぜこんな形の設計になっているのか疑問に感じる。 窓オチ
・・・・・・・・・・・ が起こるのも無理ない 」 との記事を読んだことが有り、 シャシー面等で優れた設計力と
・・・・・・・・・・・ ノウハウ を持つ Lotus Cars ですが 素人の自分が見てもこの設計はおかしいのでは
・・・・・・・・・・・ ないか と感じる部分も有ったりするのが Lotus らしいとも言えるのか 。
2 : 17 M 頃 英国で一番多くLotus を売っているようで名前をよく聞く ベル & コルヴィル 社
・・・・・・・・・・ 英国での第一号車が 顧客へ 。
Lotus Cars として絶対外せない車で有った 1 - 11 S1 エリーゼ は顧客層やマーケットエリア を絞り込むことで他車に無い独自性を強く出しロータスだけに留まらず数多くの自動車ファンの支持を受け大ヒット となりました 。 その反響はLotus Cars が考えていた以上のものだったのかもしれません 。
しかし顧客層 ・ マーケットエリアを絞り込んでいる場合その部分の需要に行きわたってしまうと売れなくなってしまうことも予想され、 年間数千台規模の Lotus Cars であっても新しい顧客層 ・ マーケットエリアに受け入れられる車を用意することも必要になると思われます 。
S1 エリーゼ である程度の回復をみた Lotus Cars が S1 で取りこめなかった顧客 ・ 進出出来なかったエリア へ対応する為にビッグマイナー を受け用意されたのが S2 各モデルですが特に同じローバーエンジンを搭載するS2 初期モデルは 車重が100kg 以上 S1 比 重くなってしまい動力性能的にはパフォーマンスダウンになってしまいました 。
エリーゼ ・ エキシージ といった趣味性の高い車は顧客ごとの好みの違いも有り出来るだけ仕様の選択肢が多く自由に選べると良いように感じるのですが、 少量生産のLotusCars とは言え 全てに応えるのは難しいでしょう 。 仮にローバーエンジンがエリーゼに合っていたとしてもメーカーからの供給が無くては継続生産は出来ませんし 、 USEDから探す選択肢は有りますが新車が出来ない以上年が経つにつれて総数が減ることは有っても増えることは有りませんのでユーザー側が購入を検討する場合の選択肢は減っていってしまいます 。 又 生産された車を乗り続けてもらうことでメンテ需要は生まれますが
やはり新車が売れなくてはメーカーとして存続していくことが難しくなっていくでしょう。
S1 エリーゼ の新車が新たに作られる可能性が有った
いまだロータスオーナー含め熱心な支持者の多い S1 シリーズ ですけれどもこれの新車が新しく作られる可能性が有りました 。 ケータハム によってです 。
かつての セヴン 同様に Lotus Cars から製造権を譲り受け S1 エリーゼ の新車をケータハム が生産するというものでした 。 実際にある程度商談は進んでいて実現の可能性も有ったようです 。
2009年前後あたりまでは進んでいたようですが最終的に話はまとまらず御破算になりました。
これにはバハー体制になった Lotus Cars と F1 のチーム名問題で裁判になった トニー ・ フェルナンデス がケータハム を買収してしまったことも響いてしまったのではないかと感じます 。
仮に実現していたとしても ローバーでは無く フォードあたりのエンジンになり車重も多少増えるかもしれませんが実現していたら 欲しい方も有るのでは ?
当時は設定が無かった もしくは有っても効かなかった エアコンも もう少し効くものが
オプション等で設定されていたかもしれません 。
もし S1 エクシージ も 一緒に作ってくれたら ・・・ 自分も大変嬉しかったですね 。