
久しぶりに見た TV ドラマでしたが 個人的にとても面白く 見ていて あっと言う間に時間が過ぎてしまった作品でした 。 LEADERS については 29 、 30 日 の夜にも 秋田放送 、 福井テレビ 、 四国放送 、サガテレビ で放送されるようですので これらの放送 エリア の皆さんには是非見ていただきたいと思いますし 、 ブログ を読んでいただくのはその後にしていただいた方が良いかもしれません 。
前編を見るまではてっきり社名や 登場する人物名を変えながらも戦前戦後の激動期の トヨタ自動車を描いたものかと思っていましたが 、 トヨタ をモデルにはしていながらも 2005 年に出版された 「 日銀管理 」 という小説 ( もちろんこの小説がトヨタ をモデルとしている為にドラマのような展開になっているのですが ) を原案としていて 前 後編とも 最後に 「 このドラマはフィクション です 」 とのクレジットが出ます 。
この為前回のブログ内容も一部変更いたしました 。
演出 ・・・ 福澤克雄
展開や構成が面白かったのでどんな人が演出されたのか気になり ウィキ を見てみると 担当は 福澤 克雄 氏で 最近では 「 半沢 直樹 」 の演出も担当していて 有名なようですね 。
福澤諭吉の玄孫で有り 福澤幸雄( レーサーでしたが 若くして トヨタ 7 で テスト中に事故死 ) の親類にもあたるそうで このあたりからも僅かながら トヨタ との関連も感じてしまいます 。
脚本 ・・・ 橋本裕志
今回のドラマの中では個人的に印象的な 台詞 がいくつか 有りました 。
劇中 愛知 佐一郎は製造には自信が有っても 販売についてまでは考えが及ばなかったということで適任な人物 として 国内の有力 GM 販売店 販売部長 神田 に声をかけ 販売方法全てを任せるので是非 アイチ自動車に来て力を貸して欲しいと依頼します 。 それに対し 神田は
「 自分はメーカーよりも 車を 買ってくれるユーザーや販売してくれるディーラー を大事にする 、 それで良ければ 」
と 話を受け GM販売店大手 営業部長の肩書きを捨てて給料も下がる アイチ自動車に入ることを了承します。
しかし 自動車メーカーとしての認可をもらう為に突貫で作った トラック は故障が多いと佐一郎自身が認める状態で 販売には多大な困難が予想されますが 神田は佐一郎達や営業担当者達を前にして
「 我が社のトラック は必ず故障する 、 しかしそれでも売らねばならない 。
現在のアイチ自動車が買ってもらえるものは車の性能では無く 、 車に対する熱意と誠意だ 」
・・・・ 自分も営業時代には似たようなことを先輩社員から聞かされた気がしますが今回のドラマ に英語字幕をつけて是非 某 自動車メーカー の皆さんにも見ていただきたい
と 思ってしまいました 。
神田 部長の台詞には 数多くのトラックの在庫車に対し国産トラック販売に理解を示してくれる中部地区のユーザーにまずは限定して販売するとの方針に 、 他の社員からの もっと他には売らないのか との
質問に対し
「 少々の故障には目をつむって アイチ自動車を育ててくれるユーザーに販売しないと悪評に潰される 」
と 答えるものも有りましたが ・・・
故障で酷い目あった 顧客からは 佐一郎に対し
「 車に故障はつきものだが ( すぐ壊れてばかりでは ) 故障の上に車が乗っているようなものだ ! 」
との声も浴びせられ 。
某 メーカー車のオーナーさん達もいろいろ目をつぶっててくれているんでしょうか 。
前編は 主に佐一郎達が国産自動車を作りだすまでに重点が置かれていたように感じますが 、 前編終盤から 後編にかけては経営不振にに陥った アイチ自動車を 救うには金融支援を行う為人員整理等の条件をつきつける銀行への対応と 、 社員は家族で有って切り捨てることはなにが有っても出来ないとずっと考えてきた ことに対してどう折り合いをつけるのか 、 佐一郎は 経営者として 一人の人間として思い悩むところを描いています 。
冒頭から最後まで 何人かの登場する LEADER 達の それぞれの熱い思いが感じられた 作品でした 。
今後は 8 月あたりだったか BD ・ DVD 化もされるようですから CM 等が被ってしまったシーン も有りましたので 、 メディア化された物を見るのも 良さそうです 。
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CINEMANIMATION | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2014/03/24 23:38:27