
今回も 又 ごく一部の皆様向けの内容になっているかと思いますが ・・・
チームロータス に所属したことの有る 数多くの有名な ドライバー 達の中でも 自分にとって マリオ ・ アンドレッティ はとりわけ特別な存在です 。
他にも ジム ・ クラーク を筆頭に グラハム ・ ヒル 、 ヨッヘン ・ リント 、 エマーソン ・ フィッティパルディ 、 ロニー ・ ピーターソン、
チームロータス として最後の優勝を飾った アイルトン ・ セナ 等々 多くの名前があがりますけれども 、 自分が F1 を知った 1976 年 には クラーク ・ ヒル ・ リント はすでに 故人 で有り当時小学生で有った自分にはその凄さが実感出来ず縁遠い存在で 、 フィッティパルディ はまだ現役でしたが所属チームの状況からも優勝はあまり望めず かつて チームロータス でワールドチャンピオン を取ったことも有ることはイメージ し難い印象でした 。
そんな中で 77年のタイプ 78 での活躍や 78年のタイプ 79 によってのワールドタイトル獲得をリアルタイム で
オートスポーツ誌等を夢中になって読んでいた自分にとっては まさに 「 マリオ = No.1 」 と すりこみ ・・・
のような状態でした 。 このあたりはやはり現役時代をリアルタイムで知っていた面が大きかったと思います 。
現役時代を知っているという点については自分にとって唯一 ご本人を間近で見たことの有る F1 ドライバー でも有る アイルトン ・ セナ も同様なのですが ( ブログ の最初の方に書いたのですがBSパドックでのレースタイヤ 組み換えのバイト中 鈴鹿にタイプ 99T の テスト に来ていた セナ をピット裏から見ていました )
セナ の場合 チームロータス 時代以上に ワールド チャンピオン になった マクラーレン 時代の印象の方が強く ・・・ 。
マリオ ・ アンドレッティ の F1 デビュー は意外と古いとも言えるのか 、 又 アメリカ での実績のおかげなのか
1968 年にチームロータス から スポット 参戦で果たされています 。 写真は 1969 年の 4WD F1 ロータス 63
ジェットヘル なのが アンドレッティ のイメージ としては珍しいかも ( 時代的には普通なのでしょうが )
今回はアンドレッティ が写っている写真を中心に ( コスプレ 参考用といたしまして ? )
一緒に写っている タイプ 78 はこの当時の F1 マシン としてはちょっと珍しいカウルがほとんど存在しない
モノコック が ボディ外皮を兼ねる形の ある意味現代の F1 マシン に近い設計になっている印象です。
( 有るのは ステアリング前部分あたりのフェアリング 的な小形の物のみ )
こちらは 同時期の ウルフ WR1 ですが アルミシャシー が有るのはほぼ腰から下のみで まさに バスタブシャシー です 。 ドライバーの周りはステアリング 付近に鋼管で組まれた ロールフープ が有りますが 後はFRP で出来た フロントカウル のみで 特にドライバー を保護する物は無く 、 当時はこれが普通でも有りますけれども側突 されたらどうなるか なんてことは自分がドライバーならあまり考えたく無いですね 。
もちろん タイプ 78 も アルミ板で 囲まれているとは言え ドライバー保護の目的では無いので側突時の強度はあまり無いかもしれませんが 。
ちょっと珍しい ヘルメット 後方 が写った物です 、 ヘルメットをペイントする際に探してみると意外と後ろからの写真は見つかりません 。 名前の上に有るグッドイヤー の羽の生えた靴のマーク のステッカー がこうした形で貼られているのはあまり見たことが有りませんが 、 もしかしたらリヤウイング に貼られたりする優勝回数を表す月桂冠マーク的なものでしょうか 。
ドライバー後方からの写真も同様に意外と見つかりません 。
タミヤ の タイプ 78 に付属するデカールにも有りますが ジョンプレイヤーチームロータス の下には 菱形に近い囲いの中にグッドイヤー の ロゴ が有ります 。 市販でこのサイズ の JPTL ワッペンは無いと思いますが レースによっては グッドイヤー マーク が無い物も有り 自分のレーススーツ用にこれをワンオフしてもらった際はグッドイヤー マーク は省略しています 。
同
78 年途中からはオリンパスがスポンサー参加した為 背中にもこんな形で追加されています 。 消火器といえば 昨年の韓国 GP での マーク ・ ウェーバー が思い出されますがこの時のアンドレッティ も
「 もう 消えているから かけなくていいよ ! 」
と ばかりに コースマーシャル を ひきとめているんでしょうか ?
カメラ 目線 と ポーズ ですね 。
フロントタイヤ の グッドイヤー の O が ● になってしまっていますが 自分も バイト中に BSロゴ を F3000 や
耐久レース用のタイヤに入れたことが有りますが タイヤメーカー ロゴ を抜いた鉄製のリングをタイヤに置き白のラッカースプレー を サッ と吹いただけの簡単な物の場合が多かったでしたね 。
ヘルメット 頭頂部 には 黒丸に JPS の組み文字のマークが貼られていることも有りますが 自分の場合これは再現していません 。 タイプ 79 の場合リベット 頭が目立つ タイプ 78 とは異なり ボディ表面を滑らかにする為か カウル が復活し シャシー 部も ドライバー 両脇部分は従来同様開放型になっています 。
マリオ ・ アンドレッティ 自体は けして太め では無い印象ですが気持ち入り難そうな ・・・
しかしカウル を被せた レース時には 上の写真のようにコクピット の余裕は有りません 。
タイプ 79 の成績が 1979 年は振るわなかったことも有りこの年の話題としてはこのヘルメット の方が有ったかも 。
それまでの ベル から レーススーツ ・ グローブ と同じシンプソン に 変更され 4 輪用ではそれまで見たことが無かった印象の強いデザイン の物になり 、 公開された映画 「 スターウォーズ 」 に因み スターウォーズ や
ダース ・ ヴェイダー などと呼ばれたりすることに 。
このデザイン も嫌いでは無い ( むしろ目立つデザイン でも有るので 好きな部類 ? ) ですが 顎の部分の バルボリン ロゴ が エアインテーク の関係で 非常に微妙な形になっていると感じるのが なんとも ・・・
今でもこのデザインのヘルメット 購入可能なようですね 。
昨シーズン問題になった タクシー 行為 ですけれども この頃はまま 有ったことでしたね 。
しかし やはり F1 で運転席以外に乗ることはやはり止めておいた方が良さそうな気が 、 せめてヘルメット は被っておいた方が良いのでは ? 因みに 76年 モデル の タイプ 77 は 特にデビュー当時仕様では
ラジエター の取り付け方法の関係の為 タクシー時のような形で サイドポッド に乗ってはいけないモデル でした ( 乗ると ラジエター が壊れてしまうので )
アンドレッティ のインタビュー記事によれば ベストチームメイト は ロニー ・ ピーターソン だそうです 。
しかし 1978年 時は アンドレッティ がエース で 車番 は 5 、 ピーターソン が 6 だったのに対し 、 1976 年シーズン 初戦では ピーターソン が エース で 5 、 アンドレッティ が 6 だったのも なにか因縁めいたものも 。
又 アンドレッティ によれば チームメイト として ワースト だったのは インディカー デビュー時の ナイジェル ・ マンセル だそうで ・・・
アンドレッティ の デビュー当時あたりは こんな感じだったようです ( けっこう イケメン ? ですね )
しかし 現在では
これは 2010年 バーレーン GP での 記念イベント に存命の F1 歴代チャンピオン が集まった際のものです。
かなり恰幅が良くなっている方も有りますが 、 ナイジェル ・ マンセル あたりは トレードマーク でも有る ヒゲ を
落としてからはかえって若く見えたりも ? !
( こんなことを言ったら怒られてしまうでしょうが向かって左の J ・ サーティース 卿 はノーメイク で ロード・
オブ ・ ザ ・ リング に 出演していただけそうな 気も 、 又 グッドウッド 等のイベント に現在でも顔を出されている サー ・ スターリング ・ モス は 紙とペン が有れば自然にサイン を書いてくれそうな雰囲気だそうです 。
筆記体なのでわからないそうで ・・・ )
しかし この後も アンドレッティ は タイプ 79 で アメリカ オースチンGP での コース 処女走行をしていますので
この体形でも十分乗車可能なようですね 。
自分でももちろんいけそうです ( ・・・・ あくまでも 夢の中で で有りますが )