2012年12月08日
昨日夕方、久しぶりに大きな揺れがあり
太平洋沿岸沿い一帯に津波警報・避難勧告が出ました。
今回の津波警報・避難勧告が出たことにあたって気が付いたことがあります。
私が働いている店は名取市の海沿い・ゆりあげ地区そばにあるんですが
津波に対して安全と言われている東部道路土手西側に行くには
メインの道が1本しかありません。
予想通り、今回の避難勧告が出てしばらくの間は
避難車両で道が大渋滞になりました。
でも、ですね。
東部道路土手西側に行く途中に、東部道路の名取インターがあるわけなんです。
今回の地震後、すぐにインターは通行止めになり、
東部道路に上がろうとする車は全部追い返されていました。
確かに、高速道路の道路安全状況が地震のせいでわからない、
という理由で封鎖するのはわかりますが、
なんか違うんじゃないかと。。。
とりあえず、避難車両や避難住民を安全な東部道路土手に上げて
警報が解除された段階で下道に降ろす、ということはできないものでしょうか?
実際、昨年の大震災・津波で、道路は大渋滞。インターは封鎖。
その渋滞のせいで逃げきれず亡くなった方々も多数おられたと思います。
報道ヘリの映像で、津波到達ギリギリでインター封鎖を突破して東部道路に上がり
命が助かった方々がいらっしゃったようですが、
正直、当日現場にいた人間の意見として、
あのとき、最初からインター&東部道路を開放していれば
渋滞も緩和され、数十人、いや数百人の命が助かったと思ってます。
もちろん東部道路の安全性、その他にも配慮すべきだとは思います。
でも名取近辺の東部道路は高架道路じゃなくて、土手なんですよ。
一番近くて一番安全な所に入れない。
んー、ジレンマを感じずにいられません。
東部道路を避難場所として使用するにあたっては、
災害時のマニュアル・対応・インターのスタッフへの指導、
その他いろいろを整備する必要があると思いますが、一考する余地はあるのではないでしょうか。
逃げる道路が限られてるのに、「避難してください!避難してください!」ばかりでは。
近々、市や道路関係筋に意見書を出してみたいと思います。
沿岸では防波堤・防潮堤の建設・復旧が始まっているようですが
完成まで何年かかるんでしょう。。。
完成したら津波は防げるんでしょうか??
新たな避難道路が計画されているようですが
震災から2年近くたった今も、地図上での線引きまでしか進んでいないようです。
そんなことしているうちに海沿いは誰も住まない不毛の土地になってしまいます。
いや。実際、今、すでに、そういう状況です。
名取市、ゆりあげを愛し、海沿いに生きる男の一意見でした。m(_ _)m
Posted at 2012/12/08 00:40:30 | |
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