カタログ　日産プリメーラ　P12　（後期）

しばらく日産編が続きます。

今回は日産プリメーラ（P12）後期モデル（’03～）です。
実家に前期モデルがあったので、個人的にも思い入れの深いモデルになります。

このプリメーラは01年にデビューした三代目に当たるわけですが、
キープコンセプトの二代目とは異なり、デザインを一新。
更には３ナンバー化されたこともあり、どうも巷では不人気モデル扱いされているようです。

やはり少し時代を先取りしすぎた感がありました。
今基準だと２L・３ナンバーはあまり大きすぎる感はありませんし
ナビ周りを中心としたデザインも今では至極当たり前です。
使いやすさも下手なタッチパネルより使いやすそうです。

インテリアは日本で外装はヨーロッパでデザインされました。
グッドデザイン金賞も受賞しましたし。デザインは今見ても古さを感じません。


余談ですが、
トヨタSAI（前期）を始めて見たとき
P12プリメーラのイメージに近い感じがしました
センターパネルのコンセプトや外装のデザインコンセプトは近いのかなと思います。

生産は英国と日本で行われ、欧州仕様にはハッチバック仕様もありました。
日本で販売が終了した05年以降も08年まで英国では生産が続けられました。

特筆すべきは20Vグレードの登場かもしれません
NEO VVL付SR20VE型エンジン+6速MTをワゴンとセダンにそれぞれ設定しました。
フロントグリルが微妙にメッシュになっている以外、外装の違いは殆ど見られません。

ではカタログへ
このカタログは04年８月のものです。

表紙　カタログにしては妙に厚いです。

車本体より、車を含めた生活スタイルを提案している感じです




後期なんで外観ではフロントグリル、リアリフレクター部が変更になっています。

雑誌風にところどころ広告が入っています。

車以外にもデザイン家具やら小物の説明も・・・
今までのプリメーラ顧客層とはやはり離れているのかな・・・


特徴的なナビ周り、好奇ではメーター周りがメッキになります。
ギラギラしすぎて個人的には前期の方が好みです。

21世紀らしいハイテク装備

実家のは前期でしたが、ナビ精度がイマイチでナビ上では海や川の上を走っていた記憶があります。


諸元表
4WDモデルもあります。その場合後輪ストラットです。
日産初のマルチリンクサスがP10だった気がします（フロント）
デザインばかり取り上げましたが、プリメーラらしい欧州風な足回りはこの車にも受け継がれていると思います。
余談ですが、シュクラ社製ランバーサポートもついていました（運転席のみ）。

ライダーはワゴンのみ



オプションカタログ
正直このフロントバンパースポイラーは数回しか見たことがありません。

木目パネルもあります。
最近の日産者にはありませんが
00年代末まで一部日産車にはオプションのエアバック対応モモステアリングがありました。
初代フーガまであったかな・・・

＜総評＞
走り、デザインともに欧州車の雰囲気を持ち、
欧州風味付け大好きな自分的にはもっとこんな車が出てほしいところです。
やはり日本市場では受け入れられなかったのかな。
今の日産のラインナップではこんな車は無いので残念です。