フロントアンダカバー補修

フロントアンダカバーの断熱材が経年劣化でボロボロになってしまいました。
純正の補修部品（56410AE093）は、すでにディスコンのため新品交換はできません。
仕方ないので、DIYで補修することにしました。

Before：
22年経過した見るも無残な姿。
古くなったとはいえ、そもそも耐久性のある素材には見えません。

まずは古い断熱材の撤去作業。
断熱材そのものはビリビリ破けるので問題ないですが、それを固定している６箇所のプッシュナット（丸形スピードナット）を破壊せずに外すのに手間がかかりました。

補修は、耐久性を考え、シートではなく、エンボス加工されたアルミ板を使ってみることにしました。
遮音効果はあまり期待できないかもしれませんが、遮熱効果はそこそこ見込めるのではと思います。

まず、現物合わせで大まかな型紙（１）を作りました。

１枚で作るにはアルミ板の長さが不足するので、二分割で作らざるを得ず、カット用に型紙（１）を基に型紙（２）を作りました。

エンボス加工されているのでフニャフニャではないですが、0.3ｔ程度のアルミ板なので、カットはハサミで簡単にできます。
シャープエッジをなくしたいのと、強度、見栄えの観点から端部は部分的に折り返曲げ加工しました。

固定は、もともとシートの固定に使われていたスピードナットを外した突起（６箇所）のサイズがＭ６の雌ネジを切るのに丁度よい太さだったので、シリコンワッシャで高さ調整をして袋ナットで固定することにしました。

完成！
だいたい思い描いていた通りに作れました。
真夏の炎天下や高負荷でエンジン回したときにどれくらいの熱がアンダーパネルに及ぶか測っていませんが、普通に考えてパネル温度が120℃を超えることはないだろうと思っています。
ナットで固定されているだけなので交換が容易になりました。
次期バージョンでは、素材のアルミ板をグレードアップして、純正品にも採用されている＜embrella＞（エンブレラ／深井製作所）で作ってみたいと思います。

外からは全く見えず、ただの自己満でしかありません💦