高い思想を具現化したクルマ - アクセラスポーツ(ハッチバック)
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しろ。
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マツダ / アクセラスポーツ(ハッチバック)
スポーツ 22XD Lパッケージ(AT_2.2) (2016年) -
- レビュー日:2020年7月5日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:通勤通学
おすすめ度: 5
- 満足している点
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■エクステリアとインテリアデザイン
魂動デザインは新たな世代へ進みました。その新世代魂動デザインの体現車・現行MAZDA3は、ボディへの映り込みによってデザインを表現する受け身のデザインです。(悪い意味ではありません)
それに対してBMアクセラは、自らのボディに風の流れを表現した攻めのデザインです。
どちらにも一長一短があり、以前からアクセラの攻めのデザインが気になっていた自分には古さを感じることがありませんでした。
インテリアはドライバーが運転に集中できるように全てが配置されています。
マツダはドライビングポジションへ並々ならぬ情熱を注いだことを自負していますが、実際にシートの形状やペダルの配置がとても自然で、長時間運転しても疲労の度合いが他車種とは段違いです。
これは最近の流行りなのでマツダに限りませんが、ダッシュボード上にディスプレイを配置して手元で操作できるクルマをはじめて所有し、視線移動が少なく手元で画面操作ができるとこんなに楽なのかと感動しました。
賛否両論の「否」が多い印象のマツダコネクトですが、確かにナビとしての操作性には不満が残るものの地図自体はトヨタのナビとほぼ変わらず、案内経路自体もそれほどひどくはありません。個人的には所有前にネットで見かけたオーナーや試乗された方の感想が悪すぎたのか「え、これなら十分じゃない?」という印象です。
インテリアの中で特に純正シートの出来は秀逸だと思っています。サーキット走行などの強いGが発生する走行を主にされるのであればともかく、そうでない場合、社外シートへ交換する前に一度ドライビングポジションを見直すことをおすすめします。ドラポジの見直しだけで疲労が軽減される可能性が十分あります。
■SKYACTIV-D 2.2の動力性能
別途走行性能欄に記載しました。
■先進安全装備と快適装備
「i-ACTIVSENSE」と総称されるマツダの先進安全装備。そもそもこのような安全装備を搭載した車両を所有するのが初めてでしたが、
・ただのLo/Hi切り替えだけでなく様々な機能が盛り込まれた「ALH」(アダプティブ・LED・ヘッドライト)
・隣車線側方や後方から接近する車両を警告してくれる「BSM」(ブラインド・スポット・モニタリング)
・後退時に接近した車を検知して警告してくれる「RCTA」(リア・クロス・トラフィック・アラート)
これらが特に便利で助かっています。
また、MRCC(マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール)は急発進・急ブレーキにならないよう緻密な制御がされているので、他人に操作されていることによる違和感がほとんどありません。 - 不満な点
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■ピアノブラック内装の傷つきやすさ
対処法が見つかったので気にならなくなりましたが、純正の品質としてはまだまだトヨタに及ばないところ。
■ある条件下での減速ショックの大きさ
Dモードで走っていると
・32km/hあたりで4速から3速に減速
・52km/hあたりで5速から4速に減速
この条件時、強いエンジンブレーキがかかるような衝撃が発生します。
その速度に落ちる前にダウンパドルを引けば手動で自然な減速にはできるのですが、毎回パドルを引くのも面倒なのでどうにかしてほしいところです。ECUチューンでも改善されないポイントです。
■Mモード時シフトアップの変速の遅さ
シフトダウンはブリッピングして素早い変速が実現できていますが、シフトアップ時は操作後一拍置いてからのアップになります。
比較対象がスポーツAT(レクサスのSPDS)なのでその域に到達しないまでも、もっと素早い変速を実現してほしいですね。
■トップグレードならではの特別感が欲しかった
・内装が22XD系専用(EPB対応のため)
・サンルーフはL Package専用装備
・マフラーが左右2本出しは(後期では)22XD系のみ
という特別感があるにはあるのですが、もう少しトップグレードらしさを用意してほしかったところです。
■静粛性
ルーフに雨が当たるとカン、カンと軽い音が鳴り、またドアを閉める際にはバンという気密性が低そうな音がします。軽量化のためという見方もできますが、マツダがプレミアムブランドを目指しているのであればこのクオリティには物足りなさを感じます。
デザインだけでなく全体的な質感向上を狙ってほしかったところです。
※2019年10月のCX-8一部改良時にルーフに塗布型制振材を採用して雨音が低減されたそうなので、マツダも静粛性の低さを認識はしていたようです。
■ALHの判断ミス
「満足している点」で挙げたALHですが、乗用車に関してはほぼ完璧に認識するものの、トラックを先行車両と判断するのが苦手なようでハイビームを維持してしまいます。また、原付から大型まで含めた自動二輪も前方車両として認識できないようです。
以上の事例から、左右のテールライト間の距離でクルマかどうかを判断しているのでしょう。
完璧な認識をするのは難しいでしょうから仕方ないと思いますが、その代わり、現在どこをHiで照射しているのか分かるようなインジケーターをメーター内に装備してくれるとありがたかったです。 - 総評
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アクセラが教習車として使われるのはクルマとしての素性が良いからこそ。
実際に所有してみて、尖った特徴のあるクルマではないものの(せめてもの尖った特徴をということで選んだのがSKYACTIV D 2.2)、移動手段として非常に快適でありながら決してつまらないクルマではないことを実感しています。
最近のマツダが声を大にアピールしているポイントはえてして「意識高い」と鼻で笑われがちですが、自分にはその高い思想を具現化させたマツダ車がとても鋭く刺さりました。
そもそも意識を高く持たなければ思想の高い車は作れません。未だにドラポジをまともに取れないクルマがたくさんある中で、全車種で適切なドラポジが取れるメーカーが他にどれだけあるでしょうか?
自分たちの思想のためには、残しておけばそれなりに売れて利益を出せる見込みはあったであろうミニバンすら無くしてしまうくらいの覚悟を持ち、どの車種でもオーナーに一定のクオリティを提供するメーカー、それがマツダだと思います。
細かい所の質感-内装の材質選定、ドアを閉める際の軽い音、静粛性など-をブラッシュアップすればより魅力的になるはずです。
アクセラではなくマツダの話になってしまいましたが、どの車種もマツダの代表車種といえるクルマづくりをしているからこそ、このような話の流れになってしまうのかもしれません。
- デザイン
- 5
-
意識高いだなんて言われがちなマツダデザインですが、そもそも意識を高く持って取り組まなければ良いものはできません。
とはいえデザインには好き嫌いがあるでしょうけれど、自分にはマツダデザインが内外装含めて刺さりました。 - 走行性能
- 4
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SKYACTIV-D 2.2のどこからでもグイグイ加速する動力性能には不満がほとんどありません。
フロントヘビーではあるので回頭性はそこまで高くありません。ボンネットが鉄製で非常に重く、純正でアルミを採用してほしかったところ。
6ATは一部の状況を除きスムーズに変速するので違和感は少なく、質の高い走りに貢献してくれています。 - 乗り心地
- 5
-
これまで所有してきたスポーティカーと比べればソフトな乗り心地ですが、かといってフワフワではありません。適度に衝撃をいなしつつすぐ揺れが収まるセッティングが非常に自分好みで、悩ましいことに社外の足回りやホイールが導入できません。
「ストロークがたっぷりある足回りだが、セッティングはスポーティ寄り」といった印象です。 - 積載性
- 4
-
傾斜のきついリアハッチの形状からは積載性を重視していないように見えますが、実際にはCセグメントとしての標準的な積載性はありますし、後部座席を倒すとほぼフラットになるので奥行き的には様々な荷物を載せられます。
ホームセンターで脚立を購入した際には「(前愛車の)スイスポでは載せられなかっただろうな…」と乗り換えたメリットを感じました。
ただ、トノカバーが旧態依然とした形状であるため高さがあるものを載せる際に外すことになるのですが、置き場所が特に決められていないのが残念。 - 燃費
- 4
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燃費重視のエコ運転ではなく、マツダがいう「しなやかな運転」で点灯する青ランプを意識した運転で2020年7月5日現在の平均燃費が14.39km/lです。
JC08モードで19.6km/lというメーカー発表値を考慮するとだいぶ下回りますが、最大の要因はDPF再生です。
DPF再生が始まると100km/h巡航時で走行可能距離が-30km減少します。これが250~300kmに1度くらいの頻度で発生するので燃費への影響は結構大きめ。
「JC08モード値はDPF再生抜きの数値」と言われれば納得の数値になります。
とはいえ、この走りで14.39km/lであれば十分です。もう1台のクルマが7km/lですので…(汗) - 価格
- 4
- ディーラーの中古車購入ですので価格は新車と比べれば安いです。オプションを含めると結果的にMazda3の20S PROACTIVE Touring Selectionを新車で購入できるくらいの価格になりましたが、SKYACTIV-D 2.2に乗りたかったので後悔はしていません。
- 故障経験
-
・ドアミラーが最後まで閉じなくなってしまった
→片方ずつ、結果的に両側保証で新品交換
・Bピラー内張りが浮いてきた
→保証で新品に交換
・雨天時に視界不良でFSC(フォワード・センシング・カメラ)がエラーを吐いた際にALH(アダプティブ・LED・ヘッドライト)が機能を停止し、その後視界が改善されてもエンジンON/OFFしないとALHが復旧しない
→FSCのリプロ+レベリング・コントロールモジュール交換で視界改善後即復帰するように
新車登録から3年経過しているとはいえ、購入から4ヶ月の間にこれだけあったのでトラブルはそれなりに多い印象です。ただしディーラーで購入したため保証でほぼ無償交換していただいており、ディーラーの対応も悪くないので個人的にはさほど問題には感じていません。
同じトラブルが再発しないことだけは願いたいところですが。
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