林道 大仁田山線(宮崎県東臼杵郡諸塚村)2018.6.24
投稿日 : 2018年07月03日
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こちらは宮崎県西部。観光地として有名な高千穂町の南部に位置する諸塚村と五ヶ瀬町にまたがる大仁田山の尾根を沿うように林道が通っている。別名を大仁田山スカイランという。
スカイラインの名を冠する林道だから、素晴らしい展望が望めるのだろうと期待して訪問してみた。
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こちらは林道大仁田線の終点側(南側)から林道を映した写真だ。
国道265号を離れてから、小原井財木林道→小原井林道とここに至るまで1時間以上を既に走っている。小原井財木林道は舗装路だが勾配がかなりあった。小原井林道はほぼ全線が未舗装だが距離はあまりないため、これ以上の紹介はしない。
ともかく、この小原井峠へのアクセス路は複数あるもの林道ばかり。遠く人里離れた場所にここは在る。
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南から北へ向かえば、まずはスカイラインの名に恥じない展望が左手側に広がる。しかしその区間はアッという間に終えてしまう。
林道前半で印象的なのは、この写真の風景だ。まるで芝生の上に走らせたような2本の轍。そして両側からトンネルの様に覆う木々から漏れる光は穏やかで心地よい。傾斜は緩やかだし、路面は固くしまった土で大変走りやすい。
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林道中盤に差し掛かり、崩落地点に遭遇してしまった。実は前日に宮崎は大変な豪雨に見舞われている。その際に土砂崩れが発生して道を塞いだのだろう。
自分で何とかできそうだったので、道路にはみ出た木をノコギリで切り、手で取除けそうな石はすべて撤去した。
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左に見える背丈ほどある巨大な岩はもちろん動かせるはずもないが、路面の幅を狭める両サイドの石も重くて一人では動かせなかった。
目測ではギリギリだがジムニーで何とか通り抜けられそうだ。慎重に少しずつ少しづつ車を前に進める。
前輪が通過してホッとして、さらに前進させると左側から「ガスッ、ガスッ!」と聞こえた。思わず「ぎゃー、やってもた…」と叫ぶ私。
降りて確認すると、サイドシルの下側の出っ張りに石が当たったようで、少し地金が見えてしまっている。
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範囲が狭いとはいえ、塗装が削れて金属部分が見えるのは錆びるのでよろしくない。それ以上に「当ててしまった」というのが私の精神によろしくない。濡れて錆びないよう、とりあえず養生テープを張って応急処置。ごめんなジム…
大仁田山頂付近では開通記念碑と大仁田山スカイラインと銘打った石碑がある。普通ならテンションマックスになるシーンだが、先ほどのクラッシュでお通夜状態の私は1枚写真を撮るだけでほぼスルー。
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クラッシュ後の写真がほぼ無いのは、今から思えば惜しい事をしたなと思う。
が、そんな状態でもやはりアッと思う場所ではいくつか写真を撮っている。
これはその一つだ。
未舗装路を走っていると突如として大きな風力発電の風車との出会いに驚かされる。しかも距離がめちゃめちゃ近い。この組み合わせは滅多にあるものではない筈だ。
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風車と出会えば林道はもう終も近い。
林道はあの1箇所を除き崩落らしい場所は無く、実に穏やかなものである。
スカイラインからの展望を望みやってきたが、序盤以外は背の高い木々に囲まれ遠景を望める場所はわずかだ。しかし道自体は大変走りやすい路面で非常に明るい雰囲気の林道だ。
ここにたどり着くまでは大変だが、ぜひともまた再訪問したい林道の一つだ。
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