| 目的 |
チューニング・カスタム |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
30分以内 |
1
昨年、OBD2の二股化とバッテリー上がりを防ぐ電源対策を行いました。
http://minkara.carview.co.jp/userid/1482781/car/1087521/2739121/note.aspx
一応、これで2つの機器が動作するようになったのですが、ちょっとOBD2経由で見ているメーターの動きが鈍い時があったり、Androidアプリによってはうまくデータが取れないものもあります。
どうやらOBD2の二股接続というものは、厳密にはやっぱり問題があるのでした。シリアル通信ケーブルを二股にしているので、当然のことながら無理があるんですね。厳密にはデータ通信の一部に欠損やエラーが発生するようです。
現に、二股接続をやめてOBD2に接続する機器を一つにした場合は、メーターアプリがより機敏かつ全く問題なく動作するように改善されます。
2
ということで、OBD2の二股はできないことはないがスムーズな運用はには少々問題アリかな?ということになりそうです。半ば諦めていましたが、ある日、ELM327のATコマンドをふと眺めていると、とあるコマンドの存在を知りました。
http://elmelectronics.com/DSheets/ELM327DS.pdf
それは、CAN通信で利用されるELM327自身のソースアドレスを変更するというコマンドです。CAN-Busの信号は一種のネットワーク通信で、CANに接続する機器一つ一つにアドレスが割り当てられています。IPアドレスみたいな機能ですね。さらに例えばアドレス00がエンジン、03がトランスミッションというように規格で割り当てアドレスが決まっています。OBD2に接続する機器は、診断機と同じアドレスF1を割り当てることがほとんどです。すなわち、OBD2ポートに複数の機器を同時に取り付けると、アドレスが衝突して通信が不安定になります。
ELM327のファームバージョン1.2以上には、本体のアドレスを変更するコマンドがあります。これで自機のアドレスをデフォルトのF1からF2等に変更すると、他のOBD2接続機器とCAN通信が衝突しなくなります。ただし、効果があるのはCANのみで、診断用に使われるISO9141やISO14230は1対1のシリアル通信なので効果はありません。OBD2コネクタはCANだけでなく、診断用の専用プロトコルも取り出せるようになっていますし、ELM327もそれぞれの通信に対応しています。
3
早速、設定作業をしてみます。
OBDLinkをAndroidに接続後、alOBD Terminalというアプリを入れて立ち上げます。このアプリは、EML327の生のATコマンドを直接打つアプリです。
OBDLinkは、ELM327互換モードで動作します。
試しに
> AT I
で本体のバージョン表示。
>AT RV
で電圧が返ってきます。
こんな感じで使います。
4
>AT PPS
でプログラムパラメーターというカスタム設定値が表示されます。この設定値は電源を落としても初期設定として記憶されます。
表示の読み方は
(設定の背番号):(設定値)
です。本体アドレスは06番のF1と確認できます。
5
それでは、本体アドレスをF1からF2に書き換えます。
カスタム設定値の変更を行い、
>AT PP 06 SV F2
カスタム設定を有効にします
>AT PP 06 ON
これで完了です。
ちなみに、デフォルトに戻す時は以下のコマンド。
>AT PP 06 OFF
6
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
タグ
関連コンテンツ( OBDLink の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク