母の手書き

12月6日（火）、広島は晴れて寒い日でした。

今日は午後から直ぐ下の弟と父が母の面会へ行ってくれました。
母は自分で目を開けるようになりました。
また、右耳も補聴器を付ければ聞こえるようです。
また、昨日よりも文字が私たちには判読できる程度までに。


母は
「かえりたい」と書きたかったのでしょう。



たぶん、自分の意志とは関係なく、台所に倒れてしまい、さぞ無念だったと思います。
今直ぐに家に帰す訳にはいきませんが、来年には一時帰宅させたいと思います。


昨日は母について変化したことを書きましたが、
今日は変らなかったことを。

・朝早く起きて私と一番下の弟のお弁当を作りながら、父の朝食の準備をしていた。
・私の弁当にはいつも同じ大きさのおむすびが一つ。
・お弁当に入れるおかずのレパートリーは少なからず多からずですが、味はいつも同じ。
　（味に変化が起きると母の体調の変化が判るはず、でも全く味は変らなかったのです。）
・台所に立つ母の姿。
・私の好きなカレーの味。
・ご飯は少しで良いと母に言っているのに、いつも変わず茶碗いっぱいに入れるご飯の量。
・姪っ子が大好きな母の塩むすびの味。
・私たちには温かい炊きたてのご飯を食べさせるのに、母はいつも冷えたお昼の残りご飯を食べる。
・日曜日には少し離れた弟が来るので、毎週のように「今日は○○ちゃんに何を食べさせよう・・・。」　と
私に尋ね、「カレーにするのでフジで良いお肉を買って来てぇ。」と毎回、同じ事を言う。
・弟に何か持って帰らせようとして、ビニール袋にはいつもバナナ。

・台所で父が粉薬を零すと、直ぐに雑巾で床を拭く母の姿。
・飼い猫のトイレを直す母の姿。

・洗濯ものを干す母の姿。
・居間で両足を伸ばして洗濯ものをたたむ母の姿。
・その畳んだ洗濯ものはいつもきちんとしている。

・O型で少しおおざっぱなところがあるのですが、金銭・書類管理は意外としっかりしている。
　（お陰で保険証などは直ぐに探せた。）
・いつも明るい声で「行って帰り。」と父・私・弟を送り出した母。
・起きている時はいつも何かとごそごそしてる母。



明日は三男が母の面会に行く予定。