呉の入船山記念館を見学した後のことです。
同じ敷地内の呉市美術館へ。
入館料は1,000円ですが、当日の大和ミュージアムミュージアムチケットで少し安く入館できます。
この24日(日)、メインの目的は、
トークセッションに参加したかったのです。
美術館正門。
美術館入り口。
2F展示室で暫く展示品を観ていたのですが、トークセッションのアナウンスがあり、地下1Fへ。
30椅子ぐらいだったと思います。
進行役の方、当時の事を話してくれる方が三人。
全て大和ミュージアムボランティアメンバーの会の方々です。
14時スタートで進行役の女性が昭和20年7月1日呉空襲記憶を聞き出す手法でした。
内容を全てを記することは出来ませんが、覚えている事を少しだけ。
・7月2日深夜2時~3時ぐらいが大きな空襲だった。
・空襲警報で防空壕に入った方が亡くなり、逆に人数制限で追い出されて逃げた方が助かった。
・明け方、呉市中心部は焼け野原になっていた。
・中心部の方々は山手方向に逃げて来て、山側で畑を持っていた方が食べ物を与えていた。
・現在、山林になっている場所は当時、何もなく、呉中心部から海岸まで見渡せた。
・郷原村(ごうばら、現呉市の北部)の農民の方々がおむすびを作り、トラックで炊き出しをしていた。
・メンバーの方は当時10歳程度で食糧事情も厳しい状態であり、そのおむすび(白米)が美味しくて
涙があふれた。
・海軍さんが自転車で近づいてきたが、荷台は亡くなったお子さんと判り、忘れられない。
・戦争中までの国民学校の卒業式の歌は「海ゆかば」だった。
・隣組はかなり大変だった・・・色々と。
私の小学校は広島市近郊であり、戦争と言えば「原爆」がメインで、呉空襲などは全く知りませんでした。大和ミュージアムの展示で始めて知った次第で本当に恥かしい。
尚、本日7月28日は因島空襲の日で、地元ニュースにもなりましたが、公式な記録は無いらしい。
トークセッションが終わり、再び2F展示室へ。
体験コーナーがありました。
実際に防空頭巾をかぶったのですが、かなり暑かったです。
冬は良いかも知れませんが、夏場では耐えられません。
生協の方だと思いますが、当時の遊びの再現です。
米突き。
まだ茶色の三分つきまで13,000回以上で1時間で80,000回ぐらいとか。
実際に食べようとすると2時間以上かかりそうです。
ちょっとアニメな話、
巨人の星で明子姉ちゃんの米つきシーンがあるのですが、これを知っているのは私と同世代だと思います。
A5サイズで戦跡ガイドブックが販売されていましたので買いました。
呉を中心とした物で150円でした。
生きている間に制覇したい。
「この世界の片隅に」のアニメ情報です。
10月まで関連イベントがあり、出来る限り足を運びたいと思っています。
Posted at 2016/07/28 22:04:20 | |
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