父の好きだったみかん

10月31日（木）、急に寒くなりました。もう、半袖では過ごせません。
明日から長袖シャツを着て行こうかと思っています。

今日、同僚が小さなミカンを一つくれたのです。
ふと思い出したのが、父の事。


父はみかんが大好きでいつも食べていました。
父の田舎は島で周りはみかん畑、子供の頃から食べていたに違いありません。
他の果物と言えば、柿ぐらい。

父のみかんの食べ方がお世辞にも綺麗と言えないのです。
皮をむぐまでは良いのですが、
みかんを三つに割ってほおばります。
暫くしてみかんを吐き出します。
果汁を吸うだけなのです。
吐き出したみかんは皮の中へ。
跡片付けはいつも母。

家なら母が片付けて終わりなのですが、
父の実家ならまだしも、母方の親戚でも同じような食べ方をするのです。
隣にいる私は恥ずかしくてたまりませんでした。
伯母には申し訳なかったです。

仕事以外はトンチンカンな父でしたが、
周りからは意外と人気があったようです。
外ではボケ（認知症）が判りずらいのもあるのですが。
亡くなって二年も経ちますが、ふと父の事を思い出してしまいます。

みかんにも種類があるようですが、正式名称はわかりません。
私には全て「みかん」です。
アルコール入りの甘酒も父は好きでした。