Tak_Sのブログ一覧

　さて、ロンドンオリンピックも閉会式まであと少しとなってきました。
　ニッポンサッカーチームのなでしこジャパンは準決勝でフランスに押し込まれながらもなんとか勝利し、決勝に進出。決勝では３連覇が掛かった米国と対戦し、一歩も引かぬ闘いを繰り広げましたが、米国の速攻と意表を突く攻撃にやられて２失点。終盤には１点返すものの追いつけず、惜しくも銀メダル獲得に留まりました。トーナメントに入ってからのブラジル戦、フランス戦は相手のペースについていけずに防戦一方でしたが、僅かのチャンスを抜群の決定率で得点を上げ、なんとか勝利を上げてきました。しかし決勝は強豪アメリカ相手に試合内容では上回ると言ってもいい内容でしたが、大義見などのシュートをGKのソロが尽くファインセーブした上での惜敗。結果は出ませんでしたが、トーナメントに上がってからの最高の内容で締めくくることが出来ました。
　このチームの持ち味は、なんといってもチームワークと心の強さだと思います。先制されても浮き足立つことがなく、自分達を信じて最後までタイトなプレーを続けることが出来たことが素晴らしいと思いました。前半のPエリア内での米国選手のハンドを取ってくれなかった等の不幸が無かったら、別の結果があったかもしれません。
　しかし表彰式ではそれまでの涙を見事な笑顔に変えて見せた、この切り替えも素晴らしい！とても印象に残りました。
　
　対して男子チームは・・・平均年齢の若さからか、メンタル面の弱さが出ましたかね？
メキシコ戦では大津が素晴らしいシュートで先制するも、相手オフサイドっぽいｶｳﾝﾀｰからゴールキックのような局面で相手ｺｰﾅｰキックとなり、その為か選手の集中が欠いた中での相手CKから、マークにつけずに失点。その後も扇原の位置でボールを失い失点して、結局1-3での逆転負けとなります。
　期待されていた永井が前戦の負傷を引きずる中で、ややスピードと運動量を欠きますが最後まで使われ、中盤で効いてた東、清武を交代するなど、采配にもやや疑問が見られました。
　３位決定戦ではやはり集中力を欠けた時間帯の中で、ｶｳﾝﾀｰ攻撃を防ぎきれずの失点。２点目もゴールキックを殆どそのまま持ち込まれての失点と、集中力を欠くミスプレーからの２失点。日本の反撃も終盤のゴールは認められずに0-2での敗戦となりました。
　とは言え、このチームは元々の期待感は低かったにも関わらず、ベスト４まで進出できたことは、素晴らしい成果です。特に嵌った時の攻撃は魅力的なチームでした。
　そして課題は・・やはり精神力でしょうか。なでしこが時に、フテブテしい程の精神力を見せるのに対し、男子チームは先制されてから集中力が極端に落ちたりと、先制できない時の不安定さを見せることが多かったですよね。
　これが課題ですが、実はこれが最近の男女のメンタリティを反映していたりしないかと考えてみたり。それだけ日本女子は強いってことです。

　そして３位決定戦の相手方の選手が、試合後に上げた旗には、かの国の大統領が突如訪れた島のことが書かれていたようです。（写真）この国は2002年のワールドカップを半分開催しながらも、そこで対戦相手国に対して政治的なあてつけを行ったり、強豪との試合での審判疑惑があったりで、その後国際サッカー会からは、とてつもない非難を浴びたばかり。後のドイツワールドカップでは、その国のサポーターにはビザが発行されなかったりという目にあっていたのですが・・・
　スポーツと政治は全く別のものです。ニッポンの選手はこういうことも無く行動してくれましたから、誇らしい限りです。

　といったところで、今し方女子バレーボール３位決定戦で、ニッポンはその国を下して銅メダルをGETしました！めでたしめでたしです。

　先日の8月5日行われた全日本ジムカーナ仙台ラウンドでは、SA3クラスで我等が頭文字T選手が優勝！チャンピオンシップのリードを広げたようで、おめでとうございます。
　その前日には遥か離れた英国にて、我等が日本代表男子オリンピックチームは準々決勝でエジプトを３－０で下し、準決勝に進出。その前日の3日には、なでしこが優勝候補の一角だったブラジルを２－０で下し、準決勝に同じく進出。男女ペアで準決勝まで行けるというのは、北京の頃には想像もできなかったことですよね。
　なんでここまで強くなったか・・・・これは男子女子で全く異なるアプローチを取っているのが興味深いと思います。
　一足先？にワールドカップで優勝した女子は、他の国のチームがまだ取っていない作戦、技術に裏付けられた、素早いパス回しで相手を翻弄し、優位に立つ戦略。1年前のWCUP優勝以降はしかし、相手国からかなり研究されていて、日本のボランチの位置でのプレスにより、守備面の弱点をよく突かれてきています。その対策が今回の大きな山場なのですが、今夜の準決勝で対戦する相手は、その作戦が徹底しているフランス。オリンピック直前の練習試合でも対戦していて、その時は０－４と大敗・・・・それから守備面の対応をしっかりやってきたので、大丈夫かと思いますが、かなり際どい試合になることは間違いありません。

　対して男子は、もともと体格面・技術面で弱かった日本の特徴を、Jリーグを中心として層の厚さを確保。その積み重ねで欧州リーグに選手を輩出しながらレベルを上げて来ました。今回のチームはユース世代で大きな成果を上げられなかったのですが、攻撃面では魅力のある選手も多く、欧州リーグに6名の選手を輩出しています。そして問題の守備面はオーバーエイジ枠の2人で修正し、競合に対しては快速永井をターゲットにしたカウンターに徹することで、とてもシンプルなプレーで強さを発揮できるチームとなってきました。
　準決勝の相手は、これまた直前の練習試合で対戦、ボールをかなり支配されながらも、２－１で辛くも勝利したメキシコ。個人技がしっかりしていて、ボールキープがうまく、ショートパスで絶好機を作る能力にも長けている相手です。こちらは永井が居れば、勝率はかなり高いと思いますが、エジプト戦での負傷が気になります。

　ということで、もしも両方が勝てれば、男女そろって決勝に進む快挙となりますが、どうなるか楽しみですよね、。

　

　ロンドン５輪のサッカーが、いつものごとく開会式前からスタートして、なでしこはカナダに勝ち、そしてサッカー男子代表は、今回優勝最有力候補のスペインに対し、互角以上の戦いをして、１－０で勝利。マスメディアではグラスゴーの奇跡やら、大金星やらと言われております。
　
　が、あれは奇跡でもありませんし、大金星でもありません。単に日本代表の実力と、スペインの調子の悪さが重なって、ああいう結果になっただけです。

　もともと今のオリンピック代表は、清武、東、大津、宇佐美、永井といった攻撃陣のタレントは豊富で、うまくかみ合いさえすれば、かなりの攻撃力を出せるチームでした。しかし予選まではセンターバックを主とするDFがやや脆く、それゆえに守備面での不安を抱えるチームだったのです。
　しかし５輪の本選にはオーバーエイジ枠でDFの２人吉田麻耶、徳永を招集し、その２人の働きによって守備陣が安定、もともとのDF陣もコーチングされるようになって安定感を獲得。
　なので戦い方を間違えなければ、別に優勝候補に対しても互角の戦いを挑める土壌はあったのです。

　今回の勝利は、スペインのボール支配をうまくいなしながら、カウンターで獲得したCKから、吉田の身長を生かした陽動作戦が功を奏して大津が先制。あせったスペインに対して永井がうまく切り込んで相手ファウルを獲得、レッドカードを呼び込んだ結果スペインが自滅しただけです。
　そして日本の課題は後半再三の決定機がありながら、追加点を全く奪えなかったこと。
ここのところを修正できるか否かが、メダル獲得の可能性を左右すると思われます。

　ということで、今週末はF1ハンガリーGPがあったり、５輪が本格的に行われたりと、TVを見るだけで疲れてしまいそうな気がしますが、とても楽しみですよね。
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　いやー・・・優勝して呆然としてたので、こんなに遅くに今更ナデシコか・・なんて言わないで下さいね。
ついにというかなんというか・・・世界の頂点に立つなんてことが想像できなかった日本サッカー界ですが、なんとそれが女子サッカーで適うなんて、思ってもいませんでした。
　
　しかし先回の北京五輪ではベスト4まで進むなど、確実に力をつけていなでしこJAPAN。今回ワールドカップの初戦は、少し厳しい試合でしたが、パスサッカーのレベルは相当上がっており、コンビネーションもチームのまとまりの良さを反映してか、相当高いレベルにありました。更にキーパーの敏捷性と反応が世界基準となり、今まで以上の結果・・・つまり優勝の可能性を1次リーグ中でも感じさせていたのも事実です。
　試合前には必ず震災・津波の映像を見て、『被災者よりは苦しくない』と気合を入れて試合に望んでいたそうですが、そのパワーが徐々に盛り上がって行きました。そしてポイントになったのは、1次リーグの最後の試合でイングランドのパワーとスピードにねじ伏せられた感じで、完璧に負けてしまうのですが、その試合で体格とパワーに勝る相手への対処方法を習得して、後半は随分慣れてきていました。　
　結局1次リーグは2位で通過し、準々決勝で当たった相手は、このところ常勝のドイツ。日本は嘗て勝利したことが無いにも関わらず、妙な自信を持っていた気がしていたのはワタクシだけでしょうか？

　準々決勝　日本VSドイツ
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　前半のドイツの猛攻を凌ぎきり、延長に持ち込んだ末に丸山の素晴らしいゴール！
後半の途中からドイツは相当焦り見せておりましたが、そこを見事に突いての勝利です。
　この試合で勝ったことから、なでしこ達は『負ける気がしない』精神状態になったのではないでしょうか。

　続く準決勝のスウェーデン戦では、先制点を取られるものの、先発出場のネイルアーティスト、川澄が爆発します。
　準決勝　日本VSスウェーデン
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　最初の沢選手の差別撲滅宣誓もあります！で先制点を取られた後も、全く動じず相手の隙を見事に突きながら逆転。最後は3-1と圧勝するわけでした。

　トーナメントの反対側では、今大会実質最強と感じるブラジルに対して、ちょっと疑惑の判定が続いてアメリカが勝ちあがり、その後も厳しい試合をなんとか勝利しながら、アメリカが決勝に進出してきます。
米国スポーツでは珍しく、殆ど白人女子で構成されたこのチーム。身長差やスピード、パワーで圧倒してくることが予想されました。しかもドイツと同じく、今まで日本が勝利したことがありません・・・
　そんな中、決勝が始まります。

決勝：　日本VSアメリカ
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　いやー・・厳しい試合でした。前半はアメリカに決定的なチャンスが何度もありましたが、ラッキーなことに決められず、後半に向かいます。そして後半24分、長里が囲まれてボールが奪われ、ラピーノからモーガンへ一発のロングパスで決定的なｼｰﾝを作られ決められます。しかし数分後には宮間が見事なポジショニングから、相手のクリアミスを押し込み同点に。そして延長戦が始まります。
　延長戦もワンバックがヘディングで決めたあと、後半になって沢のウルトラアウトサイドシュートが決まります。更に終了間際のモーガンの突破を岩清水が停めに掛かりますが、間に合わずにやや後方から入ってしまい、これが一発レッドとなり退場・・
　しかし試合はPK戦になります。この頃になると、アメリカの選手達には明らかに焦りが見られますが、ニッポンの佐々木監督は笑いながら選手をPK戦に送り出します。
　そして、1本目のアメリカのシュートをGK海堀がファインプレーでセーブ。続く米国選手も枠を外し、更に3人目も海堀がセーブ。対して日本は長里以外は全て成功し、熊谷が最後のPKを決め、ついに優勝します。

　これほど感動したのは久しぶりでした。このチーム、本当にまとまりがよくて、足で体格やパワーの差を跳ね返す。更に点を取られたら取りかえし、決して諦めることはしない・・・このひたむきな試合ぶりに共感した人が多いのではないでしょうか？そして勝ち上がっての優勝は、震災後の日本に大きな希望を与えたに違いありません。
　このチーム、厳しい数々の局面を乗り切って着ましたが、それを一番支えていたのは、佐々木監督のお笑いだったのかもしれませんね。

　お笑いは、ニッポンに希望を与える。　ｂｙマフサキ　（本当か？）

　エジプトのフェイスブック革命に端を発したアフリカの政治不安はあたりに拡散し、F1開幕戦が予定されていたバーレーンにも影響。ついには来週末に予定されていたF1開幕戦バーレーンGPはキャンセルされてしまって残念・・なので、もう一つの開幕戦　Jリーグに行ってまいりました。
　
　チームの責任者が交代してからというもの、序々に体制を整えながら嘗てのスタープレーヤーであったピクシーを監督として迎え、昨年は長年の夢でえあったJリーグ優勝を成し遂げた、オラが街のサッカーチーム、名古屋グランパス。Tak_S的には日本最高レベルなサッカー専用競技場のトヨタスタジアムで横浜Fマリノスを迎え行われた開幕戦は、さすがに昨年の勢いもあって、2万7千人以上を集めた大入りとなりました。

　試合は序盤運動量が足りずにボールを支配されるも、後半は巻き返しますがカウンターから失点・・・その後猛反撃に転じ、惜しいシュートを何本も放つも決めきれず・・・しかしロスタイムに新人FW永井選手が倒されてPKを得て得点！ドラマチックに引き分けで終了となりました。
　内容的には少し運動量が足りないことやディフェンスがやや不安定な面もありますが、新人FWの永井選手のｽｰﾊﾟｰプレーを見ることができて満足。近いうちに日本代表に加わることになる予感がします。

　てことで、今年のJリーグも楽しみですね。

　明日はスパ西浦になんちゃってDTM（E30　M3ｖｓ１９０）　の取材に行く予定です。