Tak_Sのブログ一覧

　みんカラの皆さま、大変ご無沙汰しております。
ワタクシは、年末に一日検査入院しましたが、たいしたこともなく、なんとか無事にやっています。

　自分の趣味のサーキット遊びの延長？で、会社の自動車部（DAC)を設立するにあたり、ラリーチームの監督を引き受けてから、早2年。15年度はTRDラリーチャレンジにシリーズで参戦しました。
　結果から言うと、本年度の８６無改造クラス（C3）のチャンピオンを獲得することができ、大変うれしく思っております。
　
　ラリーという競技、これはモータースポーツの中でもかなり特異な気がしていて、公道の主な林道を一度レッキの下見をしてペースノートを作成。その準備だけで、本番は全開アタック。
　私的にはドライビング云々よりも、このペースノートの情報量と精度、コドラとドライバーのコンビネーションという要素が、かなり成績に影響する気がしております。

　そんな中、華の86にはエースのS治選手を起用。ナビはメディアの注目を集めやすくするためもあり、女子ナビのS井選手を起用。　それが見事にあたり、メディアの取材を受けること数回。チームはテレビにも出演することが出来て、会社の中でも認められる存在になってきました。
　これも皆さまの応援のお蔭です。ありがとうございます。

　開幕からの戦績を振り返ってみると、

Rd2　信州中川ラウンド
　ナビのS井選手がAT免許だった為、MTの８６のナビには認められず、急遽応援にきていた自動車部員のラリー歴豊富なY田選手をナビに起用。レッキでS井選手がつくったペースノートを片手に出走。
　SS1からAIチームのA山選手と抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り返した後、この急造チームでなんとか優勝。これが我がチームの初優勝となった。

Rd3　長野須坂ラウンド
　ナビS井選手が1か月の間にMT免許を取得。晴れて正規コンビでのエントリーとなった。最後のSSでダートがあり、S治選手初のダートはやや苦戦するも、前半ターマックのリードを生かして優勝。
　正規コンビでの初優勝を飾った。

Rd5　高山ラウンド
　このラウンドは今季初モリゾウ選手が出場！ワイナイナ選手も出場し、マスコミ取材も多数訪れた。我々は1週間後の青森弘前ラウンドに出場が急遽決定した為、無事にクルマを送り出す為に、十二分にマージンを持って完走する作戦。AIチームのN野選手が最初からスパートを掛けるものの、それに動じることはなく、安全運転で2位表彰台を獲得。
　出場回数が多いポイントリーダーに対し、8ポイント差に迫ることが出来た。

Rd6　青森弘前ラウンド
　今季初のカップ戦。カップ戦は通常のチャレンジ戦に対しポイントが約1.8倍となる重要な一戦。
初の林道グラベルラリーで、アンダーガードや足回りもグラベル用に換装。
　ナビのS井選手は本番前2日まで高熱を出し、出場を心配されたがなんとか持ち直し現地入り。
初グラベルに挑戦したS治選手は、SS1では超スローペースでスタートしたものの、グラベルの走り方を吸収してペースアップ。唯一の舗装ジムカーナセクションでは、監督の指示通りに走りオーバーオールでのトップタイムをマーク。トータルでは2位表彰台を獲得し、ポイントリーダーとの差を４ポイントにすることが出来た。

Rd7　京都丹後ラウンド
　今季2回目のカップ戦。前日の移動中にフロントガラスにヒビが入るトラブルが発生。京都府内のディラー・ガラス屋約50件にTELするも、ガラスも交換工場も見つからず・・そんな中、DAC８６をメンテしているガレージ・アージェントから、ガラスの準備と京都市内のTアシストさんを紹介され、ao_chanがガラスを持って名古屋から京都へ。またサポートメンバーが８６を丹後から京都市まで走らせ、Tアシストさんでガラス交換。丹後市に戻ったのが午前4時で午前5時からのレッキ準備へ間に合う。
　ポイントライバルは、この1戦だけに使用できる舗装に強いタイヤ（９２R）を装着。その為か午前中は拮抗した争いとなる。しかし午後ガラス交換ドラマで気合が入ったか、S治選手渾身のスパートで優勝。今季3勝目となり遂にポイントリーダーへ！

Rd8　高岡ラウンド
　優勝すればチャンピオンを決めれる一戦。AIチームA山選手とのデッドヒートとなっが、最初のダートステージで3秒のビハインドがあり、AMは2位で折り返す。PMのダートステージでは監督と相談したのが功を奏したか、クラストップを獲得！そのままリードを取り戻し、優勝することが出来た。
ここでドライバーのチャンピオンは確定。ナビは1戦少ない為に確定するには1ポイント足りず。

Rd9　新城ラウンド
　ホーム戦ということもあり、数十人の応援団が見守る中スタート。ライバルとしては、今季唯一ターマックラリーで後塵を拝した、AIチームN野選手が出場。よって今回はガチンコで挑むこととした。　
　SS1のガンポからリードを広げ、SS2の作手では上位改造クラスの全日本ラリー経験選手も含めて、総合3位のタイムを叩き出し、25秒のリードを確保。しかしナビS井選手がクルマ酔い症状となり完走も危ない状況に。　SS3からはS井選手の体調も考え少々ペースを落とし、S井選手もそれに応えて最後までペースノートを読み上げ、見事完走し優勝。今季5勝目とし、ナビシリーズチャンピオンも決定することが出来た。
　
　と、長々と書いてしましましたが、この1戦毎に何かのドラマが生まれ、それを乗り越えていく達成感は、普通に社会生活しているだけでは、味わえないものだと思います。
　またラリーはチームで行うことが特徴で、クルーの他にもサポート隊がそれぞれの役割をこなし、スキルをあげていくことで、チームに貢献することで、チーム力も育ってきます。
　こういうことが、草の根モータースポーツを企業が行うことの意味がある、と思っております。　
　
　Vitzもエントリーしていますが、ここもドライバー2人を特訓。８月からデビューさせました。2人共に上位を狙えるドライビングスキルは持っています。あとはラリーの経験値を吸収していけばと思っています。

　画像は今年のGazooRacingFestivalにて表彰された際に受け取った、チャンピオンに頂ける絵です。写真はかなり貰えますが、絵は滅多にないだけに、嬉しいものですね。
　
　さて、来年のラリーチャレンジは、主催がTRDからGazooに変わりGazooラリーチャレンジとの名称となります。また試合数も全部で15戦！！新城ラリーはオースルター戦となり、出場するだけでも大変になると思います。我々が出場していたチャレンジクラスのシリーズ上位3位までは、上位のエキスパートクラス（改造可）、ステップアップしなければならないルールもあります。
　ということで、我々のチームは来年どうするのか検討中。なんらかの形でこの活動も継続していくと思いますので、皆さん引き続き応援よろしくお願いします。

　某自動車部監督として参戦しているTRDラリーチャレンジ。今年の我々の開幕戦、信州中川ラウンドへ参加してきました。
今年のTRDラリーは、今まで同様のチャレンジ戦5戦と、地区戦と併催されるカップ戦５戦があります。今年も８６と131VitzでCクラスに参戦し、Vitzはクルーを数組入れ替えての参加。８６はシリーズを（ある程度）追う予定。我々は近場のチャレンジ戦をメインに出場するつもりですが、カップ戦は既に開幕されていて、しかもポイントはチャレンジ戦の1.5倍・・・・と予算にあまり余裕のない我がチームには、少々つらい状況なのであります。

　そんな中、今年の開幕戦を迎えました。結果は両車完走することが出来、しかも８６はクラス優勝！Vitzもクラス6位で入賞することが出来ました。
　とはいえ、実はいろんなドタバタ劇がありまして・・・
詳しくはリンク⇒’15TRDラリーチャレンジ信州中川ラウンドをご覧下さい。
　いやー・・ちゃんと出走させることが出来て、本当に良かった。
選手の皆様、サポートクルーの皆、お疲れ様。
当日声を掛けて頂いた方々、本当にお世話になりました。
またよろしくお願いします。

　11月2日のTRD新城ラウンドは、86と共にVitzもエントリー　

　Vitz（I東・S井組）は、今回初めてのコンビで、どちらもラリー経験は2戦目のビギナー選手。
　2人ともに先回の富山ラウンドがラリーデビューで、今回は2回目のラリーです。I東選手はサーキットとジムカーナで鍛えたドライバー。女性ナビのS井選手は、7月に初めて全開のクルマの横に乗った、全くの素人です。
　最初のSSは、やや苦手と思われた雁峰でしたが、そこで1台が谷に転落・・・他にもｸﾗｯｼｭが出たために、キャンセルとなります。
続くSS2作手は、サーキット走行に近く、I東選手は得意なコース。そのハイスピードコースでのアドバンテージを生かし、3位となり、幸先良いスタートを切ります。
　その後の苦手な雁峰SS4でも順位を落すことなく走りますが、最後のSS5,作手では霧が立ち込め、視界は20m程。普通に走ることもままならない条件となりましたが、S井ナビの指示通りにI東選手は少視界走行を続け、見事完走。
　SS総合タイムでは3位でしたが、TC遅れの為のペナルティ10秒を受け、惜しくも表彰台から滑り落ちてしまいました。
しかし、この条件で見事完走し、入賞のオマケまでついて十分の結果です。
　よく頑張りました。I東選手、S井選手おめでとう！

ラリーというモータースポーツは、公道を使っているのでエスケープゾーンが限られ、コースアウトは即クラッシュを意味します。　それでいて、反復練習がやりにくく、学習が難しいが故に、実戦経験が結果を左右。完走するのも難しい、ある意味最もリスクが高いモータースポーツです。

　昨年の新城ラリーから某自動車部のラリー活動が開始され、丁度1年が経ちました。
　我々は、1年の間に幸田サーキットのご協力で、サーキットでのデータロガーを使った運転練習や車両運動理論の勉強会を実施、継続。

　それと平行にトヨタ86は新車を購入頂き、それをアージェントと様々なメンバーのサポートを受けながら、競技規定に合わせて仕様を企画し改造。サーキットを走りこみながら、調整を重ねて熟成してきたつもりです。

　今回の2台のドライバーは、その活動の中ドライビングの正確性と技術理解度、リーダーシップを重視し選出しましたが、ラリーの経験は殆どありません。
　監督を請け負った私もラリー経験はなく、可能なことはここまででしたが、それに加えラリー経験者のメンバーと、そして職場の全日本ラリーの眞貝選手
　　　
から、ラリー独特のレッキ方法や、ペースノート作成の指導・ラリールールのアドバイス等を受けながら、ラリーの知識を吸収。　これまでに行われたTRDラリー3戦に参戦し、実践経験を積む過程で選手は成長し、ここまでの成績を上げることができました。
　選手・サポートクルー共に、よく頑張ったと思います。

　ご協力頂いた方々、大変ありがとうございました。
来年度以降もこの活動を継続すべく、頑張っていきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします。

　11月2日のことですが、TRD　ラリーチャレンジ第7戦　新城　に参加してきました。

　前日の雨で全日本は15台のｸﾗｯｼｭが発生。その原因の雨が路面にまだ残っていて、
場所によっては泥が浮いている悪条件の中、ラリーが始まりました。

　DAC-86(S治・N村組）は今年のTRDラリー第1戦と第2戦を経験したペア。S治選手は昨年の新城で始めてラリーを経験。今年はS治・N村組としてViｔｚで2戦参戦し経験を積み、86ﾃﾞﾋﾞｭｰとなった富山では、N村選手が急遽出場できなくなり、S治・S井組として出場しましたが、新城では勝負を掛けて、経験のやや長いS治・N村コンビが復活。
　出場したC3クラスは序盤から、シリーズランキング上位の3台と、DAC、AIチームが鎬を削る展開となりました。
　SS1は狭くタイトなコーナが続く、S治選手がやや苦手な雁峰。しかし雨や泥が残る路面をなんとか克服し、クラス4位と幸先良いスタートを切ります。トップは毎日新聞チーム。


　続くSS2は、S治選手得意のハイスピードコース作手。そのアドバンテージを生かし、SS2が終わったところで3位進出。
1位は田原憲ナビ兼監督が率いるAIチーム、


2位は今年のシリーズチャンピオンの名古屋トヨペット（NTP)。

　トップまでのタイム差はこの時点では僅か4秒!

　続く公園のSS3ではトップタイムをマークするも、AIチームも全く同タイムを叩き出します。
SS5雁峰では、毎日新聞がトップタイムを叩き出し、2位浮上。DAC-86は3位を手堅くキープ。しかしチャンプNTPは4位に転落。
1位AI、2位毎日新聞、3位DAC,4位NTPとなります。
　最後のSS5、作手では、先回のSS2でS治選手のアドバンテージがあり、逆転も不可能ではない状況。そしてS治・N村組は、その期待通りに、その最終ステージで、総合4位のタイムを叩き出し、見事逆転,クラス2位表彰台を獲得しました。
　また総合順位もモリゾウ選手に続く総合6位。上位の改造86クラスに割って入る素晴らしい順位ですが、これも位置的に、とても理想的な順位でした。
　S治選手、N村選手、おめでとう！
　
　このラリーでDAC86は、総合5位のモリゾウ選手の86の直後の総合6位でフィニッシュしたのですが、その結果が出た直後、なんと、モリゾウ選手がDACのパドックに訪れ、お祝いを言葉を頂いたのでありました。
　感動です！

　皆よく張ったね。感動をありがとう。
監督としてとても誇らしかったです。（VITZ編に続く）

　１０月５日に開催されたTRDラリーチャレンジ　富山ラウンドにDACとして参加してきました。５月の長野以来の参加になりますから、彼是５ヶ月ぶりです。その間に８６の製作、２台体制での参加許可、ラリーメンバーの育成等行ってきました。
今回の目的は、

　１．新城に向けて、ラリー未経験者の経験を積むこと。　
　２．８６のシェイクダウンと、戦闘力の確認。特に舗装路。
　　　　　　目標は、２台共の完走です。

　S治選手以外は全てラリー初参加。８６は初の実戦投入で、しかもダートのステージもあり、ということで、今回の目標は全車完走し、新城ラリーに向け経験を積むことです。
結果は86：クラス5位/8台、Vitz：クラス7位/13台
　両車とも調子の良いSSでは、クラス2位のタイムは残せました。
しかし最初のダートジムカーナコースで、両車ミスコース。　　これが最後まで響いての結果ですが、両車ともに完走は果たせました。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　S冶選手の８６は、初参加の女性ナビ、S井選手を迎えての初コンビ。　　最初のSSではクラス2番手でしたが、続くダートでミスコース。これがなければ、クラス2位も狙える位置でした。後半のSSではウィンドウの曇り対策の為、エアコンONで走ることとなり、SSタイムはトップから約2秒落ちですから、エアコンOFFではトップ争いも可能かと思われます。　しかしクラス4台は僅差の争いですから、新城では激しい表彰台争いなると予想されます。

　I東選手のVitzは、ナビ共に初めての参戦で、ラリーに慣れることを主眼に参戦。最初はスタート地点に向かうことも手こずっていたようですが、徐々になれてきて2本目のダートステージでは、監督の秘策の指示通り（草原を走れ！）の走りで、なんとSS2番手のタイムを記録。終盤には楽しんで走れるようになって来たようです。
　
　　事前情報無しコースで、ダートや雨の悪条件が重なった今回ですが、初参加メンバーの多い中、無事に2台とも完走することができて本当に良かったと思います。

　そして今週末の１１月２日（日）は、いよいよ新城ラリーが開催されます。
全日本ラリーと併催されるこの大イベントでは、全日本に山野哲也選手、大井貴史選手。またTRDラリーチャレンジには、影山選手、蒲生選手、井口選手など、レース界の有名選手も多数参加します。

　少々天気が心配ですが、我々某自動車部はリンク→TRDラリーのパドック（に居ますので、よろしければ遊びに来て下さい。
　また当日はSS終了毎に速報が配信されます。
リンク⇒TRD　SS速報

　詳しくは、ﾘﾝｸ→新城ラリーHP　TRDラリーチャレンジHPをご覧下さい。
　皆さん、応援よろしくお願いします。