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勝手なｲﾝﾌﾟﾚｯｼｮﾝを御送りする、車の印象ｼﾘｰｽﾞ第5弾！今日はBMW　Mクーペです。Mといえば皆さんご存知、BMWの高性能ﾊﾞｰｼﾞｮﾝに与えられる名前ですが、このMｸｰﾍﾟ、ﾕｰﾉｽﾛｰﾄﾞｽﾀｰの対抗版、Z3ﾛｰﾄﾞｽﾀｰに屋根を無理やり着けて、3.2L　直6DOHC320Psのｴﾝｼﾞﾝを押し込んだ車！全長は4ｍしかありません。この車を友人が一時期手に入れたので、ひょんなことから乗ることができました。ｽﾍﾟｯｸからは、なにやら強烈なｼﾞｬｼﾞｬ馬を連想しまが、その印象はいかに？

○見てみて、座ってみて。
　ｽﾀｲﾙはなんとも言えない個性的なﾃﾞｻﾞｲﾝですよね。長いﾉｰｽﾞに無理やりｽﾃｰｼｮﾝﾜｺﾞﾝのお尻をくっつけて、筋肉増強剤を注射しながら、ｵｰﾊﾞｰﾌｪﾝﾀﾞｰをﾊﾞｼﾊﾞｼとくっ付けたような形！
　こんな変な形で世に送り出すなんて・・BMWも素敵です。この車、純粋な２ｼｰﾀｰ。運転席周りはFDと同じくらいのﾀｲﾄ感。BMW伝統のこちらを向いた計器がやる気にさせます。

後ろの荷室は意外というか、ｽﾃｰｼｮﾝﾜｺﾞﾝのお尻だから当たり前というか、かなーり広々としています。
　
シートは赤黒の２ﾄｰﾝで結構未来的ﾃﾞｻﾞｲﾝ。ちょっとぶっ飛んでいてこれまた素敵です。

○運転してみて
　まずｸﾗｯﾁの男らしい踏み応えに驚きます。シフト操作はｽﾄﾛｰｸが大きく重い・・今や国産車の中ではかなり渋い方のFDの重さなんて、足元にも及びません。
　ﾊﾝﾄﾞﾙも手ごたえがあって、ここでも男らしさが発揮されます。
　ｴﾝｼﾞﾝは、さすがにBMW6気筒と言いたいところですが、2～3500回転くらいの領域では、意外とモサーッと重たい感じ。とても320Psを感じさせてくれません。しかし、ひと度5000RPMになると、カーーーーンと素晴らしい音を聞かせながら、トルクが盛り上がり、鋭いﾚｽﾎﾟﾝｽと共にぶっ飛んで行こうとします。（それでも国産280PSマシン程の加速感は・・・？？？）　

　2速で殆ど120km/hほど伸びるｷﾞﾔ比が、日本の道に合ってないところがつらいところか・・

　適度な速度の曲がりでは、比較的ｽﾛｰなｽﾃｱﾘﾝｸﾞと鼻先の重さをやや意識する感じで、ｸｲｯｸに向きが変わる訳ではありませんが、立ち上がりでアクセルを踏んでもドーンとお尻が出るような、危ない状態にはなりそうにないです。

○まとめてみて
　なんと言っても、この男らしいユニークなカッコが気に入れば、これはこれで個性がハッキリしていて、楽しそうですね。
　ﾌﾛﾝﾄﾌｪﾝﾀﾞｰのﾙｰバーが大好きなんです。それが第２次大戦のﾄﾞｲﾂの名戦闘機、ﾌｫｯｹｳﾙﾌFw190を思い出す　のは、私だけ？？