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PCの中をサバクッていたら、こんなものが出て来ました。
'99年のﾒﾙｾﾃﾞｽF1ｴﾝｼﾞﾝの写真です。ﾏｸﾚｰﾚﾝに乗っけて、ﾐｶ・ﾊｯｷﾈﾝがﾁｪﾝﾋﾟｵﾝを獲得したそのｴﾝｼﾞﾝ。これは工作機メーカ、M精機のﾌﾞｰｽにありました。当時このｴﾝｼﾞﾝを製作していたｲﾙﾓｱで、M精機の機械で作られていたということで、飾られておりました。

　とにかく小さいことが印象にあります。
カローラのｴﾝｼﾞﾝより小さかった
ような記憶が・・・重量は確か110kgくらいだったと思います。　　3.5ﾘｯﾀｰで約800PS　18000RPMくらい回っていたはずです。そのころは使い捨てｴﾝｼﾞﾝの出始めの頃で、確かﾒﾙｾﾃﾞｽが始めたんじゃなかったかな？
　青い円形の部分のｸﾗｯﾁが見えますが、ﾄﾘﾌﾟﾙﾌﾟﾚｰﾄでﾌﾗｲﾎｲｰﾙにあたるものがなく、無茶苦茶小さいです。

　F1ｴﾝｼﾞﾝがなんで18000RPMまで回るかご存知ですか？普通のｴﾝｼﾞﾝには、ﾊﾞﾙﾌﾞを押し戻す為に、ｽﾌﾟﾘﾝｸﾞってのが付いているんですが、それがある回転数になると共振してﾊﾞﾙﾌﾞが踊ってしまいます。しかしF1にはﾆｭｰﾏﾁｯｸﾊﾞﾙﾌﾞという圧縮空気でﾊﾞﾙﾌﾞを戻す機構が付いています。それで共振を起こさずにどこまでも回すことができるようです。
　今のｴﾝｼﾞﾝは２ﾚｰｽ持つようですが、3ﾘｯﾀｰになっても900PSくらい出ているようで・・この世界の進歩は留まることを知らないようですね。