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2006年12月11日 イイね!

BMW320 E90(車の印象)

BMW320 E90(車の印象)例の如く、勝手な印象を皆さまにお伝えする、車の印象シリーズ第21弾!

 BMW320(E90)にちょっと乗ることができたので、レポートします。

 最近のBMWのクリス・バングルによる特徴的なデザインは、もう随分見慣れてきて、ダイブン普通な感覚になってきました。
最新型のE90は、全体にアクを抜いてデザインされている気配もあって、随分普通な印象になっています。
 旧型と比べると、サイズ、特に幅が大きくなっているのが印象的です。

 車のスペック
 ○エンジン:2L4気筒 150PS/6200RPM  20.4kg・m/3600RPM  6速AT
 ○車両重量:1430㎏ 
 ○サイズ:4525X1815X1425mm   
 ○タイヤ:F 205/55/R17  
  ランフラットタイヤが装着されていました。
  
○乗り込むと・・・
 以前の3シリーズよりは横幅も増えたので、その分室内の幅方向の余裕は十分あります。
5人乗っても、それほど窮屈な思いをせずには済むはずです。
 センターコンソール&メーター類がドライバーに向けられた、伝統的なレイアウトは多少緩くなった感があります。
センターにはディスプレイが備えられ、ナビ、オーディと等の機能を特徴的なIドライブで操作します。
 Iドライブは円形のダイアルの回転と、そのダイアルの前後左右の動きでコマンドを伝えるモノ。
前後左右に動かすと、若干重い感覚がありますが、割と早く慣れることができました。
 
 ちょっと感動したのは、ナビのディスプレイに現れる標識が、実際の道路で遭遇するものと、瓜二つ!
BMWもこんなところに気を使っているんですね。
 
 シートの出来栄えはドイツ車らしく素晴らしく、ポジション等にも不安がないので、長距離でも楽チンなはずです。 

○走り出す
 普通に走れば普通の車です。(あたりまえ) 6速ATのシフトショックは殆ど皆無。
 バルブトロニックといわれる、スロットバルブを持たずバルブのタイミングとリフトをバリアブルに制御しながら出力をコントロールする特徴的なエンジンも4発の割にはアイドリング時のカタカタする音以外はスムーズで、2Lベースグレードでも加速力は実用的には全く問題がありません。高回転でもスムーズな回り方は、国産の強馬力車よりも実質性能が高いような気分にさせられます。

 乗り心地もランフラットタイヤを履いてる割には、そんなにゴツゴツ感もないですが、普通の感覚で言えばかなり硬い部類に入ります。
ダラダラと走るには、ちょいとキツイかも・・・  

○曲がってみる
 この車の最高な場面を見せるのが、ワインディングをちょいと高いスピードで、走っている時。
ステアリングは中立付近はややダルですが、インフォメーションは非常に高いです。
 そこそこのペースで走っている時、ロール、ピッチの姿勢変化はかなりに小さく、かなりなスピードでも安定しています。
ここがこの車のハイライト。 ホイールレートが国産車の1.5倍はありそうな、そんな感覚。

 ブレーキのレスポンスは鋭く、街中ではコントロールに気を使う程ですが、ブレーキング時のピッチング変化は非常に小さく、特にリアが持ち上がる気配が極めて小さく、アンチダイブ&リフトのジオメトリーが非常に強く設定されていると想像されます。
 この動きが、「駆け抜ける喜び」のベースとなっている部分なんでしょう。

 だからといって、タイヤの限界を試すようなことをすると、電子制御が介在して、落ち着かせてくれます。

高速道路とワインディングを120km程走った後、燃費計は7.9km/Lを示していました。  
 
○まとめてみる 

「駆け抜ける喜び」で時代をリードするBMW。中でも320は、比較的リーズナブルな価格でBMWのエッセンスを殆ど感じさせてもらえるモデルとも言えます。そこそこのペース(決して限界的でない)で走れば、国産の某高級ブランドよりも、遥かに気持ちよく運転できる車です。 

 カケヨロのイメージでパワーエリートご用達のブランドですが、BMW程モデルチェンジされた時に、旧モデルが一気に古臭く感じるブランドは他にありません。常に最新モデルに乗リ続けることこそ、相応しいブランドだと思います。 



 後日談
 1晩明けてエンジンを掛けようとしたら、ウントモスントモ言わなくなりました・・・ 壊れたかと凄く焦って、いろんなところを見たんですが、異常は見つからず・・それで車屋さんにTELすると、

「ブレーキを力いっぱい踏んでから、エンジン掛けて下さい」

とのお話。

 まぁそれまでもブレーキ掛けてからスターターをONしていたので、半信半疑でしたが、渾身の力を込めてブレーキを踏んでエンジンを掛けると・・・

 掛かりました。

 ブレーキを踏んでいるかどうかを検知するスイッチがあるんですが、夜中にバキュームブースターの負圧が抜けた為に、軽い踏力ではスイッチをOnするまで、ストロークできなかったようです。 意外な展開にちょっと面食らってしまったワタクシでした。 

 チャンチャン・・
  
Posted at 2006/12/11 23:27:42 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマの印象 | クルマ

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