MAX Ⅳ GT 改 作成・取付け

旋盤にて追加工した、
他社製ピロナット・カラー
HKS ピロアッパーマウント
を組み込んでMAX Ⅳ GT 改を作成しました。

MAX Ⅳ GT のアッパーマウント回りを
分解した部品(上)と取付け部品(下)です。
今回は車高調を取り外さず分解・組み込み
してみました。
分解は外すだけなので大したことないの
ですが、シャフトのナット(写真上の右端)
がなかなか取れず苦労しました。
ナットを回すとシャフトも回るので、
シャフトに六角穴があるのは良かったの
ですが、六角レンチとメガネレンチで
取り外せるような固さじゃありません｡｡｡
六角レンチにパイプ差し込んで
メガネレンチを回してみましたが、
六角レンチの差し込んでる部分の上辺り
からねじれてきとる｡｡｡
シャフトの穴がなめなくて良かったの
ですが、
「どうやって外すのこれ!?」
状態です。
どうやっても回らないので、ゆっくり
力を加えるのではなく力を加えた状態で、瞬間でフルパワーで回す感じを
やってみたところ、右側が緩みました。
ここで既に1時間半程経過。
左側はこの方法でも外れず、何度も
やってみましたが、全く緩まず｡｡｡
またしても1時間半程経過｡｡｡
次に六角レンチとメガネレンチを水平
位置から両側同時に押し回す
(六角レンチ側は締める方向、メガネ
レンチは緩める方向)に押してやっと
緩みました。
シャフトのナット２個緩めるだけで
3時間もかかるとは｡｡｡
車高調は車体に付いたままなので、
1.ロアアームをジャッキで持ち上げて
　からスプリングシートを下げる。
2.シャフトのナットを取り外す。
3.ジャッキを下げて、シャフトを
　アッパーマウントから抜く。
4.筒を下げていってアッパーマウントを
　抜き取れるくらいのスペースを確保。
5.アッパーマウント，スラスト
　ベアリング，リテーナスプリング，
　ダストブーツを取り外す。

ダストブーツは両側ともちぎれて
ボロボロでした。

次に新部品を組み込みですが、
ダストブーツがシャフトの太い部分と同じ
くらいの内径なのでジャバラ部内側が
パツパツだったのでCRCを軽く吹いて
取り付けました。
上部スプリングシートは若干径が小さい
(半径で1mmくらい)のでスプリングが
若干はみ出てますが問題なくいけました。
ピロアッパーマウントを取り付け、
シャフト先端を通しピロナットを
仮組しました。
両側仮組後、スプリングセット長を
210mmに調整。
(MAX Ⅳ GT のセット長の中央ちょい
下辺り)
上部スプリングシート＋カラー高さが
20mm程だったので、元の車高調整値より
-20mmで調整し、最後に取付けナット類を
本締めし完成です。
完了後、フロントの車高は-1mmだった
ので、スプリングシート分の高さは
ほぼ合ってたようですね。

なかなか時間がかかりましたが、
MAX Ⅳ GT 改 作成完了です。

完了後、試運転しましたが、異音もなく、
ハンドリングも違和感なくいい感じ
でした。

余談ですが、ホイール取り付け時、
ナットが一個最終トルク締め付け時
空回りしました。
やばっ！っと思い隣のナットを外して
取り付けてみましたが、これも空回り
しました。
そのまた隣のナットと交換して
みましたが、こちらも空回り。
えっ！まじでっ!?
っとなり、さらにそのまた隣の
ナットと交換してみましたが、こちらも
空回りしました｡｡｡
ハブボルトがなめた!?
なんて思いかなり焦りましたが、
ナットとハブボルト部を
パーツクリーナーで洗浄しましたが、
ハブボルトは無傷でナットの入り口部分
から中央辺りまでねじ山が潰れとる｡｡｡
ローテーションしたナット４個潰れ
ました｡｡｡
石かなんか噛んでたのかもですね｡｡｡
とりあえず、手持ちのワイドトレッド
スペーサー用ナットを使用しましたが、
無事最終締め付けトルクで締め付け
できました。
ハブボルト側じゃなくて良かった～と、
ほっとしましたｗ