整備手帳にアップした通り,アドブルー(AdBlue:尿素水)を補充してきました.
一説によると都会の空気よりきれいと言われるクリーンディーゼルエンジンの排気を維持するために必須な触媒,サボるわけにはゆきません.
10,980キロ走行して15リットルのアドブルーが入ったので,アドブルー1リットル当たり732キロ走行,言い換えれば1,000キロ走るのにアドブルーが1.4リットル消費される計算です.
ここまでは整備手帳に書いた内容ですが,これに関連して,少々気付いたことがあるので,書いておきます.
ベイダー卿の購入時にはメンテナンスプログラムも合わせて契約したので,今回の補充もこのプログラムで対応できたのですが,メンテナンスプログラムでは,アドブルーの補充量は20リットルまでとなっていて,それを超える補充は実費負担となります.
ここで気になったのは,メンテナンスプログラムの基本的な考え方です.
メンテナンスプログラムの基本部分が12ケ月点検が2回,エンジンオイル交換が2回ということから分かるように,3年目の初回車検までに必要なメンテナンスを想定しているはずです.
が,それにしてはアドブルー20リットルは少な過ぎませんか?
3万キロ.... とは言わなくても,せめて2万キロ程度の走行分のアドブルー(今回の事例では30リットル程度)は含めてほしいものです.
おそらくですが,このメンテナンスプログラムを作った当時に比べ,ディーゼルエンジンの更新(DV6→DV5)によってアドブルーの消費量が増えたのでしょうね.
で,プログラムの改定が追い付いていない,と.
このDV5エンジンでのアドブルーの消費量増加に伴って,変わったと思われる部分もあります.
アドブルーの補充口です.
初期型DV6時代には,アドブルー補充口は荷室フロアの床下にありました.
決してアクセスしやすい場所ではなく,普段は触る必要が無く,点検時にアクセスできればよいと思われる場所でした.
それがDV5になって,給油口の隣に移動してきたのです.
これは一般ユーザでもアクセスしやすい場所ですね.
つまりプジョーはアドブルーを燃料と同類の消耗品と捉え,そのメンテナンスの担当者をディーラ(工場)からユーザへと考え直したのでしょう.
「アドブルーが減ってきたら自分で補充してね,給油と同じ感覚でできるから」
というプジョーからのメッセージに思えます.
そのうち,燃料計の隣にアドブルー計が置かれる日が来るかもしれませんね.
EVが主流となりつつある世の中で,それは無いか.
ところで,「尿素」と聞いて,「いざというときには代用品あんじゃね?」と思ったのは自分だけ?!
ブログ一覧 |
自動車 | クルマ
Posted at
2020/09/14 21:11:08