
これは先週末の記事ですが、ようやくアップする時間が取れました。
先々週に
秩父の神社巡りをしたわけですが、この時点ではまだ不完全燃焼状態でした。
宝登山神社、秩父神社とお参りしておきながら、いわゆる「秩父三社」の残る一つ、三峯神社に回る時間が無かったからです。
ということで、先週末にリベンジした次第です。
ルートは↓の通り。
関越道の狭山日高ICを出発して、国道299号線を秩父に向かいます。
秩父の町で国道140号線に折れて、三峯神社へ。
そこから雁坂トンネルを抜けて塩山、勝沼に至る、140km程度の行程です。
大きなイベント(例えば五月連休の、秩父羊山公園の芝桜など)さえ無ければ、このルートは比較的空いていて、快適なドライブが楽しめます。
ただしこの季節には、思わぬ強敵が行く手を阻みます。

(画像はイメージ)
幸いにして私は耐性があるのですが、かみさんは、もう生き地獄(本人談)だそうです。
ということで、今回のドライブも、車外に出るのは必要最低限に押さえる必要がありました。
最初のチェックポイントは、大滝温泉の道の駅です。
ここの温泉も捨て難いのですが、今回は先に目的地があるので、昼食のみにしました。
ここの蕎麦、喉越しが良くて何の抵抗も無く飲み込むことができます。
蕎麦通に言わせると「蕎麦は飲むもの」だそうですが、こんな蕎麦を食べていれば、少しはその域に近づけそうな気になれます。
蕎麦ツユも薄口で、私好みでした。
道の駅の少し先で旧国道に分岐し、三峯神社へ山道を進みます。
道脇には所々雪が残っていましたが、運転に支障をきたすものはありませんでした。
しかし、道脇の秩父湖はご覧の通り。
完璧に凍っています。
この時期は神社もオフシーズン(?)のようで、行き交う車も少なく、自分のペースでのドライブを楽しめました。皆さんもいかがですか?
10km少々のワインディングを堪能した後、三峯神社に到着します。
駐車場の脇の石段を少し登ると参道が始まりますが、その起点にある鳥居はこのように珍しい形をしています。
中央の大きな鳥居の脇に二つの小さな鳥居を従えた、三ツ鳥居と呼ばれる鳥居ですが、その由来はよく分かっていないそうです。
日本最古の神社の一つでもある、奈良県の大神(おおみわ)神社にもこの形式の鳥居はあるので、調べると面白いことになりそうですが、今は横に置いておきましょう。
主祭神は、伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉册尊(イザナミノミコト)。
宝登山神社と同様、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の途中に立ち寄って創建したとされていますが、大和からの東征で、どうしてこんな険しい山道を選んだのでしょうね。謎だらけです。
この地を訪れた日本武尊を巨犬が導いたとのことで、ここでは狼が神の使いとされています。
(狼 → 大神 → 前述の、奈良県大神神社、と三ツ鳥居関連で繋がってきました...)
その神使でもある、色々な狼が、我々を迎えてくれました。
随神門を抜けて、拝殿に向かいます。
輝く扁額もきれいですね。
山中なので石段だらけですが、最後の石段を上ると拝殿に到着します。
人里を遥かに離れた山の中とは思えない、きらびやかさです。
歴史のある神社だけあって、摂社の数も半端ありません。
ここ一ヶ所で、数社分の参拝ができてお得です。
ここから数キロ離れた妙法ヶ岳には、三峯神社の奥宮があって、ここから遥拝することもできます。
でもこんなところで楽をしていたのでは、ご利益も割り引かれそうです。
根性のある方は、山道を歩いてみてください。
少し離れたところには、日本武尊の像もあります。
その視線の先には...
東京都の最高峰、雲取山がありました。
天候も崩れそうだったので、参拝も切り上げることにしました。
来た道を戻るのですが、この途中には、珍しいトンネル内の分岐なんてのもあります。
国道140号線(雁坂みち)を山梨側に抜けたところの、道の駅みとみで買い物と休憩。
そしてその少し先にある三富温泉「笛吹の湯」でドライブの疲れを落として、ドライブの中締めとしました。
ここはそれほど大きい温泉ではありませんが、JAFの割引を使うと、大人一人400円で入浴できます。
露天風呂も併設されていますが、この日は外気が低かったこともあって、かなり緩めでした。
でも、のんびりと疲れを取るには最高の締めくくりです。
さて、次はどこにしようかな?
Posted at 2013/03/14 22:31:54 | |
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