
先の日曜に,静岡市美術館で「
スタジオジブリ・レイアウト展」を見学してきました.
(美術展なので,内部の写真をお見せできないのが残念です.)
アニメ作品での「レイアウト」って何? と思われる方もいらっしゃると思いますが,私もこの展覧会までは,その存在を知りませんでした.
※ レイアウト
「ラフに描かれた絵コンテから1カットの完成画面を想定し背景の構図とキャラクターの動きや配置を決定して緻密に描かれた設計図をレイアウトと呼ぶ」
(Wikipediaより引用)
実際のレイアウトは,こんな感じです.
その場面での設定,動きなどが詳細に指定されています.
宮崎駿監督の実際のレイアウト例では,列を作っているクルマごとに,ウィンカの点滅間隔やワイパーの動作状況が細かく指定されています.
こんな設計図を30分のアニメで数百枚も作成したのだとか.
好きでなきゃやってられない世界ですが,それだけに,スタッフの方々のほとばしる情熱を感じることができました.
レイアウトには,他のスタッフへの依頼メモなども書き込まれていて,
「このあたり,ヒメシオンあり」
→ えっ,適当な雑草じゃダメなの?
「申し訳ありませんが,設計変更ということで,どうぞ宜しくお願い致します」
→ うわっ,今までやってきたことは... ?
現場の悲鳴が聞こえてきそうです.
今回の展示会では,こんなレイアウトが1,300点以上も展示されています.
パンフレットの注意事項にもありましたが,
「余力を残しつつご観覧ください」
だそうです.
あまり馴染みが無い作品のコーナは駆け足で回ったのですが,それでも優に2時間以上かかりました.
他のお客さんもじっくり鑑賞されている様子で,開場2時間後には,こんな状況でした.
見学の際には,余裕を持った行動が必要のようです.
展示は2月5日(日)までなので,興味ある方は,お早めにどうぞ.
せっかく静岡まで出てきたので,帰りは昼食を探しながら海沿いを,神奈川に向かいました.
最初に目指した清水港(のマグロ)はかなり混雑していたので,その先でお昼♪
どんだけ桜エビ好きやねん!
ってところですね.

Posted at 2017/01/23 21:49:10 | |
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