
今年の一月から始まったTVKのウルトラセブンも,先週の放送であと2話を残すのみとなりました.
ほぼ半世紀ぶりに視聴できて感無量ですが,年の瀬ということもあるので,ちょっとまとめに入ってみます.
ウルトラセブンが放送された1967年〜1968年は,まさに高度経済成長の真っ只中.
一般庶民の生活も欧米化が進みました.
住宅も木造家屋から鉄筋コンクリート造の集合団地へと移りつつあり,雑多な都心から離れた家庭には自家用車があって,お休みには好きなところに出かけられる...
前回の話では,まさにこんな庶民の憧れの生活を凝縮したかのような光景が登場しました.
都心の会社から深夜,タクシーで帰宅するサトウさんが住むのは,郊外に建ち並ぶ近代的な団地です.
(ロケ地はたまプラーザ)
下の画像の背後にたたずむのは,国民車第一号とされるトヨタ・パブリカです.
ここで,みんカラっぽく,ちょっと一言.
一般大衆にも手の届く自家用車の開発を推進した,通産省の国民車構想に応える形でトヨタが世に送り出したので,このパブリカです.
(Wikipediaより)
現在のヴィッツの祖先車の位置付けですが,1961年から1988年まで,四半世紀に渡って販売されました.
パブリカは700cc(後年800ccに拡大),空冷式水平対向二気筒エンジンを積んでいて,現時点ではトヨタ唯一の空冷エンジン搭載車のはずです.
(水平対向エンジンは,最近,復活しましたね.)
ちなみにこの車名は,"Public Car"にちなんだもので,香辛料パプリカとは関係はありません.
閑話休題
一般大衆が憧れを抱き夢見るものがあった,ウルトラセブンが放送された時代は,まさに古き良き時代だったのかもしれません.
当時に比べ,はるかに多くの娯楽,嗜好品が溢れる現代ですが,本当に幸せなのはどちらなんでしょうね.
なんとなくイイ感じにまとまったところで,さて,本題です(笑
この回は,我らウルトラファンには特別な話となりました.
なんたって,科学特捜隊とウルトラ警備隊の指揮官共演ですから.
ムラマツキャップ VS. キリヤマ隊長
このシーンでは思わず歓声を上げてしまい,かみさんや娘たちからビアンカホワイト(ルノーな方にはブラングラシエ)な視線攻撃を浴びたのは,ここだけの話です.
ちなみにこの回のムラマツキャップの登場で,ウルトラマン科特隊メンバーが全員,セブンへの出演を果たしました.
・アラシ隊員 → フルハシ隊員(レビュラー,隊間異動?)
・フジ隊員 → サナエさん(
12話:遊星より愛を込めて,スペル星人の恋人)
・イデ隊員 → カマタ技官(42話:ノンマルトの使者,シーホース海底基地職員)
・ムラマツキャップ → サトウさん(47話:
あなたはだあれ?,締め出された旦那さん)
かつての上司にタメ口をきくアラシ隊員
え,ハヤタ隊員?
もちろん出てますよ.
・ハヤタ隊員(ウルトラマン)→ アマギ隊員(レギュラー,地球人に帰化?)
アマギ隊員の180cm超の長身と八頭身のプロポーションゆえ,ウルトラマンに比べてウルトラセブンが妙に日本人体型に見えたのでした.
Posted at 2017/12/16 23:35:18 | |
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