
いなり寿司といえば,油揚げは三角形,中身は五目酢飯を譲れないアビサルです.
「不要不急」以外の何物でもないドライブを趣味とする身としては,緊急事態宣言下では,インターネットが貴重なお友達.
クルマの色について調べているうちに,色々妄想してしまいました.
クルマの色って各メーカとも多種多彩な色を用意していて,そのネーミングにも色々苦労されていることが想像できます.
我がプジョーさんも当然例外ではなく,単なる黒色でも黒曜石(obsidian)だったり黒真珠(perla nera)だったり.
そんな中,この微妙な色の違いを,地名を付けて区別していることがありますね.
例えば,
◾️ ペルセポリス・ゴールド
(C) Mystery Hunter
古代ペルシャの,燦然と輝く都が目に浮かびます.
堂々たる威厳を備えた,重みのある黄金色といった感じでしょうか.
他にもマイアミ(アメリカ)とかシャーウッド(イギリス)とかサラマンカ(スペイン)とか,各地方の名前を添えた色が多く見られます.
こうなると,日本の地名はないのかなと,気になってしまいます.
ありました!
でも残念ながらプジョーではありませんでした.
◾️ ビアンコ・フジ
(C) Vento
フェラーリ458スパイダーに採用されているそうです.
「富士の白」といえば,山部赤人の万葉集歌
“ 田子の浦ゆ うち出でてみれば真白にぞ 不尽の高嶺に 雪は降りける “
に触発された色....
なんてことはないのかなぁ.
◾️ スズカ・グレー
(C) bond cars
こちらはアウディにあるそうです.
こちらも,後京極院の
“ 鈴鹿山 関の戸明くる東雲に なお道たゆる峰の白雪 “
にちなむ色....
いや,普通にサーキットでしょうね.
この「地名 + 色」のパターン,地名によって受け取る感じが全く異なり,色にジャストフィットというものもあります.
それを如実に表している例は,
◾️ エーゲ・ブルー

(
C) TABIZINE
エーゲ海といえば,明るい太陽の下で鮮やかに輝く海と空,ですよね.
で,同じブルーでも
◾️ セレベス・ブルー
(C) Marine Diving web
ダイビングで有名なセレベス島.
海中で織りなす微妙な光の表情,群青だったり緑がかったり.
ちなみに,さらに深く潜ると,我がアビサル・ブルーになります.
と,ネーミングからその色が容易に想像できるものもあれば,中には(日本人には)ちょっと意味不明な名前も.
◾️ イナリ・ブルー
(C) Wikipedia
フィンランドにある湖のイメージだそうですが,
そもそもイナリ湖ってどこにあんねん?!
という感じで,名前からではイメージしにくいブルーですね.
ヨーロッパではメジャーな湖なのかな?
そもそも我々日本人にとって「イナリ」といえば,こっちだろ!
◾️ イナリ・オレンジ
もっと言えば,
◾️ ミコ・スカーレット
萌え~♪
いかん,妄想が暴走し始めたようなので,今日はこのあたりで.