【308】燃料ポンプ交換

ベイダー卿の本格的なトラブル第一号は，突然やってきました．
小田原厚木道路を走行中のエンジンストール，からのマイディーラへの緊急入庫．

僕のような素人は，診断機でチェックしたらたちどころに故障部品が判明する光景を想像していたのですが，実際はそんなに甘いものではないそうです．
現象から想定される修理対象部品の絞り込みにはある程度の職人技が必要なようで，特にdv5（1.5Lディーゼル）の場合，故障に対するノウハウが少なく，多少の試行錯誤が必要なのだとか．

そんなわけで，まず疑われたのは低圧燃料ポンプ．
燃料タンクから燃料を吸い上げるためのポンプですが，これの国内在庫が無く，フランスからの到着を待ちました．

本国からの船便を待つこと1.5ヶ月，部品到着後，さっそく交換してもらったのですが，意に反してエンジン始動せず！
散々待ってこの結果，メカニックの心の折れた音が聞こえてきました（笑

で，次に疑わしいのは，高圧燃料ポンプ．
燃料に高圧をかけて，直噴エンジンのインジェクターに供給するためのポンプですが，この部品も期待を裏切らず（苦笑）国内在庫切れ．

ちなみにこの場合は，高圧ポンプ単体での交換は認められず，高圧がかかった燃料供給ルートのパーツ一式，具体的にはフューエルフィルタ，コモンレール，インジェクタの交換となるため，すべての部品が揃うまで作業待ちとなりました．
結局，さらに1.5ヶ月待って部品を交換，都合3ヶ月ぶりのエンジン始動と相成りました．

関連パーツ一式の交換なので，故障の原因がどのパーツなのかは厳密には特定できておらず，対策品との交換ではありません．言い換えれば，爆弾を抱えたままの状態での引き渡しとなっているのですが，これ以上の対応は難しいようです．

今回は新車保障期間内のため，ユーザ負担費用は発生しませんでしたが，保証が切れる来年4月以降に自体が再発してしまうと.... ((((；ﾟДﾟ))))

総走行距離：53,500km