一年経っても，何も足さず，何も引かず - BRZ

マイカー

一年経っても，何も足さず，何も引かず

Abyssal Black
スバル / BRZ
R(AT_2.4) (2022年)
- レビュー日：2024年3月21日
- 乗車人数：２人
- 使用目的：レジャー

おすすめ度： 5

デザイン：5
走行性能：5
乗り心地：3
積載性：4
燃費：5
価格：5

満足している点: 【満足している点】
眺めて，乗って，運転して.... クルマの到達点はここにあった！と思わせるクルマです．
還暦過ぎのおっさん，大きなドア，硬いサスペンション，ダイレクトな操作感覚を備えたスポーツカーを，一年で持て余しているかも，
といった不安はすべて杞憂でした．
各種の警告機能は備えていますが，過度な介入は無く，自身の思うとおりの挙動を示してくれます．
人生上がりのクルマを意識する時期を迎えて，余分な機能が無く，純粋に運転を楽しめるクルマに出会えたことに感謝！
不満な点: 【不満な点】
二代目BRZ，発売開始後もう3年が経ってるはずなのに，お仲間になかなか出会えません．
初代のオーナーの方への買い替えのアピールが足りないのか，それとも初代でほぼ完成していたのか？！
まあ，めったやたらと出会ってしまうのも，偏屈男としては考え物．この程度でちょうど良い塩梅なのでしょう．
総評: 【総評】
初めて出会ったときに感じた魅力が，一年経っても衰えるどころかますます増大しています．
サーキットなどのスポーツ走行とは無縁で，ごく普通の移動の脚としてしか使えていませんが，そんな使い方でも満足感しか感じさせないスポーツカー．
男の子の夢をかなえてくれるクルマですね．
今後，こんなクルマに出会うチャンスは二度と無いかもと思うと，一期一会（一目惚れ）ってホントに大切にしなきゃ，って思います．
世の中，理屈だけじゃない！

デザイン: 5; 【デザイン】
子供のころ夢中になっていたテレビアニメ「マッハ Go Go Go」．
60年近く昔の番組で，主人公が乗っていたのがマッハ号ですが，そのボディは滑らかな曲面で構成されていました．
その後，ロータスエラン，フェラーリディーノと受け継がれてきた官能的な曲面主体のデザインが，BRZにも取り入れられていて，
やっぱりこのデザインは不滅なんでしょうね．
走行性能: 5; 【走行性能】
馬力とかトルクとかには無縁なカーライフを満喫しているので，よほどのことが無い限りその恩恵に与ることは無いと思っていたのですが，
ありました！
箱根新道の上り車線，のんびりと走っていたら，前走車が登坂車線に道を譲ってくれたのです．
箱根新道の中でも短めの登坂車線なのですが，ここで追い抜かないとせっかくの好意を無にしちゃう（& 後続車に恨まれる）ので，仕方なく....
かなりな上り坂なのに，クォーンと快音を響かせながら，一瞬でこんなスピードに！
さらにはその先の54Rの左コーナーも難なくこなす足回り！
このような状況でも，ド素人でも不安なく運転できる，スバルのスポーツカーは化け物かっ
乗り心地: 3; 【乗り心地】
ドライバーとしては何の不満も無いのですが，助手席ではスポーツカーならではの洗礼が待ってました．
助手席の乗員の身体をホールドするためのグリップ類が皆無で，オプションですら用意されていません．
シートのホールド感はある程度はありますが，どうしても腰に荷重がかかるため，この辺りに不安のある方にはちょっと辛いですね．
クッションを用意したのは，整備手帳にアップしたとおりです．
積載性: 4; 【積載性】
二人乗りとして割り切ってしまえば，人数分の荷物は十分に積載できるトランクだと思いますが，先日はさらなる経験がありました．
後部座席のシートバックを倒してのことですが，シングルサイズの布団（掛け布団，敷き布団）二組が，ぴったり収納できたのです．
布団積んで走ったBRZは，国内初じゃないかな（笑
燃費: 5; 【燃費】
一年，二万キロを走ったところで平均燃費が12.8km/L．
いくら信号の少ない田舎道主体とはいえ，この値は望外．
こんなスポーツカーを満喫できる居住環境に，つくづく感謝．
価格: 5; 【価格】
と，良いとこだらけのクルマが300万円台で入手できるのですから，文句を言ったら罰が当たります．
必要不可欠な機能はほぼ標準で装備されていますから，追加費用も最小に抑えられます．
こんなクルマに巡り合えたのも，タイミングを含めて幸運と言って良いのでしょうね．
故障経験: 時々ETCカードを認識してくれないことがあったが，これはBRZのせいじゃない．
これ以外は大過なし．これからもこの調子でお願いします．