
中国メディア・東方網は、「日本の親が絶対に、子どもに言わない3つの言葉」を紹介する記事を掲載した。記事によれば、「言ってならない、3つの言葉」の教えは古代中国の名士が残した、言葉と相通じるものがあるという。
記事は、「夏休みの時期、親子が一緒に過ごす時間は多くなる。同時に、ちょっとした諍いや叱りつけも頻繁になる。暑くてなかなか外出できず、家の中にいる時間が長くなると、心の調節は、なおのこと難しくなるものだ」としたうえで、そんな時でも口に出すのを慎むべき、3つの言葉を挙げている。
1つめは、「勉強しなさい」。命令口調は子どもの、芽を摘み取ることになり、たとえ命令によって子どもが勉強を始めたとしても、単に親の機嫌を保つことが目的になってしまうとした。2つめは、「ダメ」。子どもは親に自分の思いを、認めてもらいたいという気持ちがあり、頭ごなしに否定されれば心が満たされなくなると指摘。賞賛や承認、感謝の気持ちを、子どもに対して常々示すとともに、してはいけない時には、もっと柔らかい表現を用いるべきだと説明している。
そして、3つめは、「失敗しないようにね」という言葉。これは子どもにプレッシャーを与え、子どもを萎縮させるとし、子どもは幾多の小さな失敗を経て、初めて成長する者であり、失敗を恐れるようになれば、何かにチャレンジする勇気もなくなってしまうと解説した。
記事は、「前漢に書かれた『戦国策』の中に、左師の触龍が趙太后に語った、『父母之愛子、則為之計深遠』という有名な言葉がある。もちろん、今の親だって子どもの素晴らしい将来を願って接しているのだが、どのような愛し方が子どもの将来のために、なるのかについてはしっかり考える必要がある。親として今、子どもに物質的な満足を与えたとしても、それは順風満帆な未来を保証できない。本当に子どもの一生にとって有益なのは、彼らが心の中に持っているポジティブさ、感謝の心、そして、勇気なのだ」と論じている。
なかなかこれらの、「教え」を実践するのは難しく、「絶対に・・・」と言われると日本の親も辛くなる。ついつい強い口調で叱ったり、命令してしまったりすることがあるのは仕方ない。それが常態化しないよう、ましてや自身のストレスのはけ口に、ならぬよう日々反省しつつ、一方でゆったりと構えて子どもと、向き合えれば一番いいのだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF) サーチナ 2018-08-18 22:12
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2018/08/19 11:46:24