
趣味の分野は様々であり、車好きの人は運転だけに留まらず、愛車を自分好みにカスタマイズし、フォルムの美しさを追求する、人もいることだろう。中国メディア今日頭条は19日、「台湾の自動車愛好家が、日本の改造車を、羨望の目で見ている」ことを取り上げ、「日本の車検事情」を紹介する記事を掲載した。
中国では今も、自動車を所有している事が、ステータスの1つとなっており、男性がどんな車を所有しているかも、女性から見て結婚相手に、値するかの判断材料となっている。そんな中国人の中にも車が純粋に好きで、車体の改造にもこだわりを持つ人も出てきている。
記事は、台湾の自動車愛好家について紹介しているが、日本は比較的早い時期から自動車文化が根付き、成熟してきたゆえ、「台湾の自動車好きから見ると、日本では車を改造するに当たっての環境や、路上の質が優れているゆえ、非常に羨ましい」と紹介している。
そして、「日本には日本の「車検制度」があるために、車を改造している愛好家達はその規定を理解したうえで、改造を楽しんでおり、それは台湾の愛好家たちにも、参考になる」と主張した。なぜなら台湾にも車検があり、日本と似通った部分もあるからだ。
記事は、何枚かの日本の改造された車の、写真を掲載しているが、「洗練されていて、とてもクールだ」と絶賛している。そして、足回りの改造の定番と言える、車高を低くする改造は台湾でも行われているようだが、「台湾にも車検で定められた高さがあり、日本では車体の最も低い部分と地面の間が、9センチを切ってしまうと車検を通らない」と説明した。
続いて、日本の車検制度を紹介するなかで、そのままでは車検に通らない部分でも、「事前に構造変更申請を得れば、そのままでも車検を通過させることが出来る」制度があると紹介した。しかし、これには事前の手続きと費用が必要であるため、「自動車の改造を趣味とする人にとって、日本の車検は厳しいうえに多額のお金が必要」と論じた。
日本の、歴代の「名車」の美しさは、中国や台湾の車愛好家から高い評価を得ている。しかし、相当の費用が掛かっていることを知り、「台湾はそこまで車検が厳しくなくて良かった」と安堵した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF) サーチナ 2018-09-22 11:12
Posted at 2018/09/25 14:14:58 | |
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