
世界に誇れる日本人の気質 [思考]





世界に誇れる日本人の気質。
日本人の技術は
同じことでも他の人がやらない処まで追求する勤勉さです。
無論、他の国でも同じであるが、良い物を追及する点で日本人に勝る国民はいません。
加えて、学校教育の復旧、平等化により、すべての国民が同等の教育を受けられ、全体として教育水準が高く、科学や理学などに加えて、歴史的な知識もある程度持っています。
日本以上に優れた国民は沢山あります。
ユダヤ人、ハンガリー人、ドイツ人、スウェーデン人、イギリス人、アメリカ人、フランス人、ロシア人、中国人などなど世界には沢山の優秀な人がいます。
しかし、どの国にもない日本人の特質、それは、勤勉で粘り強い点でしょう。
これが、今日の日本を作って来たと言えます。
科学のあらゆる面で必要とされる事柄の追求、
自動車、環境、食物、野菜、衣類、電化製品、食文化、商売の仕方などなど
に加えて、アメリカを代表する飛行機の製造までに及んできました。
この特質もおそらく日本人特有のものでしょう。
反面、日本で、まだ、出来ていない点があります。
それは、金融関係です。
銀行の在り方、証券会社の在り方、契約の締結の仕方、つまり、株や為替取引や契約や話し合いなどの面では劣っています。
理由は簡単です。
それは、日本人は性格的に「 対人関係が苦手 」な国民だからです。
人と争うことが苦手なのです。
優しい面がある反面、自己中心的でもあります。常に考えが内に向くので、自分さえ良ければ他は関係ないと思う傾向にあります。
一方諸外国の人々は
他人との争い方が上手いのです。ゆえに、表向きでも他人に十分過ぎるほど気を遣います。
したがって、常に考えが外に向いているので、自分さえ良ければ良いと考える傾向にはないのです。
これは、おそらく、昔、言われた「 農耕民族 」と「 遊牧民 」との考え方、性質の違いかと考えられます。
つまりは、長い歴史の上に立った国民性ですから、今更変えようが無いのかも知れません。
だが、21世紀になり、以前のような「 無知の戦争 」が無くなり、知識や教育の格差がなくなりつつある現代においては、
例えば、同じアジアのベトナムなど東南アジアの粘り強さには、さすがの日本人も敵わないかも知れません。
当然、黒人や白人や黄色人などの人種などで能力の差は無い訳ですから、
どの人種でも同じ環境で等しく教育を受ければ、優れた人は存在します。その点での格差はありません。
違いは、その人が生きている時の環境の違いだけでしょう。
知識が豊富で科学が進んでいる国に対して、遅れている国は競争においては不利ではありますが、自尊心はそれとは無関係で全く同等であることは周知の事実です。
ゆえに、有利な環境で成長してきた者がそうでない者を蔑んだり、低く見なすことは間違いであることは誰にも理解できることです。
ただし、仕事上においては、その時点での能力を問われるから差別は止むを得ません。
日本人は国民性と環境に恵まれているので、最新の技術開発が出来たり様々な点での工夫が世界に認められているのです。
おそらく、この点で日本のライバルになる国は存在しないと考えるのは私だけでしょうか。
内面の違いは
死に関する気持ち、考えについても同じです。
外国人は人間の死を精神的に受け入れているので、他人の死も自分の死に対しても必要以上に固執しない傾向にあります。
ところが、日本人には輪廻転生、または、死後の世界を信じている傾向にあるにも関わらず、むしろ、生に対する気持ちが大変強いように思えます。
家族の死に対する思いは外国人の方が強いように思えますが、それは、寂しさからくるもので死そのものを受け入れていることには違いはありません。
しかし、日本人の自分と他の人の命に対する考えは異なり、日本人は死そのものを受け入れていない傾向にあります。
この違いが、救難、救命などのときの行動に違いが現れます。
例えば、海や山で遭難したり、火事で逃げ遅れた人の救助などの場合、
外国人は救助の限界を考慮し、安全を第一に考え、救助はその次に考える傾向にありますが、
日本人はどんな状況でも救助することを第一に考え、状況を二の次にする傾向にあります。
したがって、冷静に考えれば無謀なことも平気でやることがあるのです。
そして、助けられなかったときには、必要以上に悲しみを表す傾向にあります。
逆に救助できたときには、世界から賞賛の声が上がることがありますが、それは、外国人であれば決してやらないことを日本人は自分の命を投げ出してもやるからです。
この無謀な精神は一体どこから来る感情なのでしょうか。
理性よりも感情が先に出る国民性が原因なのではないかと考えます。
また、思考が常に内側に向いていることも原因でしょう。
この、ある種異常とも思える精神が、世界と意を異にする点であり、美点でもあり愚点でもあります。
その狂気染みた精神が、つまり、いわゆる職人気質が世界でも貴重な国民なのです。
これが、世界に誇れる日本人の気質です。
Posted at 2016/04/21 05:25:40 | |
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