


日本の幼稚園や、小学校の教育や生活を中国と比較する文章を、中国のネット上ではしばしば見かける。その大部分は実際の学校などの、様子を取り上げて中国の学校などと比較をするのだが、中国メディア・今日頭条が11日に掲載した記事は、中国でも人気の日本アニメ、「名探偵コナン」に登場するシーンから、日本の小学校生活について紹介した。
同作品の、主人公・工藤新一は高校生だが、薬品を飲まされて小さくなってしまう。そこで、江戸川コナンと名を変えて、小学校1年生として活躍することになる。記事は「同作品から日本の小学校生活を見る事ができる。コナンは学校で何をしているのか、わが中国の小学生と何が違うのか」として、5つの異なる点を挙げている。
1点めは、これまでにも中国のネット上で、しばしば指摘されてきた「自分たちで歩いて通学し、保護者が送り迎えをしない」こと。中国の小学生で、自分だけで通学するような子はいないだろう。2点めは、「図画工作の授業がある」ことだ。中国の小学校でも、たまに図画工作の宿題が出ることがあるものの、大多数の児童は家で親に手伝ってもらって作るのだという。
3点めは、「夏休みの自由研究」。コナンやその友だちは長期の休みになると、キャンプや旅行に出かける。それをリポートにまとめることで、休み期間中の宿題が1つ完成するのだと説明。かたや中国の子どもたちは、長期の休みには様々な、「補習クラス」に出席し、いつ終わるともわからない課題を、延々とこなさなければならないとした。
4点めは、「学校で小動物が飼育されていて、子どもたちが動物に触れ合える」こと。学校で動物を飼うことで、子どもたちの自然を愛する心が培われる一方、中国では不衛生だ、伝染病にかかったらどうするのかと、保護者が騒ぐと伝えている。そして、最後に挙げたのは、「小学生も自由に恋愛ができること」。しかも、これが最も重要な点だという。
記事は、「日本の小学生が羨ましくなっただろうか。いずれにせよ、アニメに出てくるシーンは、本当に人びとの心をつかむものである」と評している。記事が挙げた5つの点は、概ね現実の日本の小学校でも存在するものと言える。中国のアニメファンやネットユーザーたちは、「名探偵コナン」の様々なシーンから日本社会について、様々な知識や情報を得ているようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF) サーチナ 2017-12-13 07:12
Posted at 2018/04/11 09:14:55 | |
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