
中国メディア・新浪体育の、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントは24日、日本に存在する、『 神レベルの、サッカー教科書 』について紹介するツイートを掲載した。
ツイートで紹介されたのは、「サッカーの教科書」というタイトルの本で、『勝利への、裏ワザ188』というサブタイトルが付されている。本には「相手にツバを吐く」、「相手のパンツを下ろしてボールを奪う」、「尻を触って相手を怒らせる」といった裏ワザが記されており、ツイートでは本の中身を撮影した画像に、中国語訳が付けられたものを載せて紹介している。そして、「なぜ中国代表が、彼ら(他国の代表)に追いつけないのか、突然分かったような気がする」と評した。
フェアプレー精神とは対極にあるような、「あくどいプレー」を、次々と紹介しているこの本、実際に日本で2010年に出版されており、アマゾンでもその存在を、確認することができる。「日本人が苦手と言われている、『 ずる賢い 』プレー。サッカーにおいて、チームの勝利のために、やるべきことはまだまだある。決定的な場面で確実に役立ち、世界のトップチームが実践している、勝つためのテクニック集」という商品説明のほか、24日の時点でカスタマーレビューが4件寄せられているが、2人が1つ星、残り2人も2つ星といずれも低評価だ。
こんな本が日本に、存在していたとの情報に対して、中国のネットユーザーからは、「これこそ日本人の本質だ」。「日本人はやっぱり、人ではなかった」。「日本のサッカーがどうしてこんなに、急発展したのかが、ようやくわかった」といった、日本や日本サッカーを揶揄(やゆ)する声が寄せられた。
一方で、攻撃の矛先を、中国サッカー界に向けるユーザーも。「これを中国サッカーが振るわない、口実にしようとしていないか」、「中国サッカー選手は、習わずともみんなやっているぞ」といった意見が出た。さらには、「日本サッカーの起源は、中国サッカーだということが証明された」というコメントさえ出る有様だ。
真剣勝負のスポーツでは、いくらフェアプレーを心掛けていても時として、ラフなプレーが出てしまうこともある。ただ、あえてラフプレーを教えるというのはどうか。学ぶ価値があるとすれば、相手からのラフプレーに怒って、相手の思うツボになるのを防ぐ、という点ぐらいだろうか。サッカーに勝つには、ラフプレーを学ぶよりも、「やるべきことは、まだまだある」はずだ。もちろん、中国のネットユーザーも日本のサッカー界が、この本を「教科書」にしていると、本気で信じているわけではないだろうが・・・・。(編集担当:近間由保)(イメージ写真提供:123RF) サーチナ 2014-12-26 07:35
Posted at 2018/07/03 14:37:08 | |
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