Nishino Racingのブログ一覧

とんでもなく忙しい、土日もフル出勤どころか寝る間もない。
同僚の東名での事故も起こるべき事故であった、とも思えます。

さて、二週間前に大阪～東京560ｋ走破したMy YZF-R1 08について評価してみます。
ナツキファクトリーでの整備で、余計な電装機器撤去や配線整理・オイルクーラー移設・カウルのフィティング修正、DIABLO SUPERCORSA SC2装着、リヤーは新サイズ 200/55ZR17装着、クラッチレバーの遊び取の為タップ切りされたレバー等、GPメカ藤本夏樹社長のチェックを受けたR1はどんな走りをするのかここで記しておきます。

まず乗車、ここでお尻上がりに気が付きます。
DIABLO SUPERCORSA 200/55ZR17 の外形は668㎜で前タイヤDIABLO ROSSO CORSA190/50と比較し26㎜大きく単純に13㎜リヤー車高が高くなったことになり、車体としてはキャスターを立てた状態になります。
ノーマルでもインへの切込が激しいR1ですから、リヤープロリードを一段抜きフロントプロリードを一段強め走り出します。
コンパウンドはSC2なので熱が入るまで慎重に扱いますが、そこで気が付きます乗り心地がいい事に、温間F2,1/R1.8と低めの空気圧とタイヤ剛性の為相対的に乗り心地が良くなっています。
後発のDIABLO ROSSO CORSAもリヤーサイドにはSC2コンパウンドを使っていましたがレースタイヤの全SCコンパウンドと高剛性SUPERCORSAの乗り味は格別です。
少々荒れた路面でのバンクも跳ねは少なく高剛性のR1の車体に非常にマッチしています。
心配だったインへの切込も逆に緩和された印象で完全ニュートラルステア―に感じられます。
また200㎞/ｈオーバーの速度でも強い直進性があります。
私の使い勝手ではセンターばかり減るのは想像が付きますが決して高い買い物ではないと言えます。




ナツキファクトリーで受けたシェイプアップは重量バランスの最適化が図られ車体の軽さによるラインの自由度が広がり非常に軽快なR1に仕上がっています。
また、カウルフィテイングの見直しにより格段に空気抵抗が少なくなり、体感速度は200㎞/ｈ比較では30㎞/ｈほど低く感じられます。
また、レバー加工を受けたクラッチはミートポイントが非常に解りやすく扱いが非常に楽です。

これと18丁から16丁に替えたファイナルのおかげで非常に楽しくR1のパワーを楽しめます。
既出ですがクイックシフターもまたアクセルを開けたままコーナー途中でもシフトアップが安全に瞬時に行えR1の楽しさを倍増しています。

比較条件さえ合えば最強の乗り物ですYZF-R1。