
今日は、ローカルな話です。でも、きっとこの道路を使われる方は地元民だけではなくなるはず。
その道路のレポが本題。
写真のとおり、先月、「新滝山街道(しん・たきやまかいどう)」が開通しました。
この道路は、八王子市の左入町交差点から青梅市の青梅街道まで結ぶ道路で、旧滝山街道は国道411号線に指定されている道路です。
新滝山街道は、国道には指定されていませんが旧街道と全く並行して走る道路で、都道46号と都道169号線の一部区間になっています。
旧滝山街道は、八王子市街地・中央道の八王子ICからあきる野市・青梅市方面に最短に結ぶルートで、途中の八王子市・あきる野市の境には「東京サマーランド」があります。このサマーランドへの一本道であるうえに西多摩地区と八王子・神奈川県を結ぶ主要幹線道路であるにもかかわらず、3ケタ国道ということで優遇されることもなく、2車線幅で歩道もろくに確保されないような道で大型同士がすれ違うときにはしばしば徐行でやり過ごされている風景が見られた、そういう道路でした。ですから観光シーズンになると深刻な渋滞が引き起こされていました。
1998年頃から新道を作る計画が持ち上がり始め、2002年に高尾街道区間(戸吹トンネル)が開通してから徐々にできてきたのですが、この度全線開通しました。
この道、圏央道の相模原愛川IC開通に隠れて地味になってしまいましたが、実は重要な道路なのです。何故かというと、国道16号線のバイパス「八王子バイパス」からまっすぐつながる道路だからなのです。神奈川県側から八王子バイパスを通って、終点の左入橋で右折すると本来の16号線になって埼玉県入間・川越方面に抜けるのですが、この左入橋交差点をまっすぐ走ると、「新滝山街道」に入ります。できたばかりの気持ちいい高架橋・トンネルをくぐった先の左手にサマーランド、真上に圏央道の高架橋を望むようになるとすぐに秋川の橋「秋留橋」を渡り、その先に圏央道「あきる野IC」があります。
つまり、神奈川県から16号線を標識も見ずにまっすぐ走ると圏央道に誘導される、というシステムが出来上がった、ことを意味するのです。
現在、まだ圏央道が東名高速~中央道区間をつなげていませんが、下道を走ると圏央道につながる、そういう体制になったのです。
これは便利な話で、高速道路の開通ほどの威力はないかもしれませんが、物の流れに、またサマーランドに行くお客さんの増加に、一役買うことは疑いの余地がありません。
三多摩都民としては、「やっとできてくれた」という気持ちで感慨の深いものがあります。
さて、実際にはどんな感じか?というのがこちらの写真。
16号八王子バイパス・左入橋交差点の写真。「丹木」というのは地元の地名ですが「あきる野IC」の文字はありますね。
あきる野市側の「秋留橋」から南側の看板です。かつては直進が「高尾」だったのですが今回の開通で「相模原」に変更されています。
こちらが、実走した時の写真。片側2車線できれいな道路ですね。
実際に私が夜10時過ぎに試走した時、従来、圏央道あきる野ICから自宅まではどんなに空いていても20分以上かかっていたものが、新滝山街道の全通で15分ほどになりました。ありがたいことです。
なお、左入橋交差点で新滝山街道側から八王子バイパスに抜けるとき、信号が短いので注意が必要です。
以上 レポでした。
Posted at 2013/04/10 22:36:45 | |
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