
車ネタやドライブネタではありませんが・・・
先々週末、福島の只見線と信越地方の飯山線、長野電鉄線へ汽車旅してきました。
JR東日本の管内(概ね南東北までの地域)では、GWやお盆休み・年末年始のハイシーズン以外の週末の遠出に使える「週末パス」という便利なフリーきっぷがあり、年に1、2回使って出かけています。
只見線の全線を踏破する本数が限られているので、昼過ぎに会津若松の駅を出発して新潟県魚沼の小出駅に向かう列車に乗ることを最初に決めてプランニングします。
乗車時間が5時間もあるので、食べ物の購入もさることながら、乗車前に無駄な体力を使わず温存しておくことも必要。体力を使わないことを前提にルートを決めます。
会津若松までは、何も考えず東北新幹線を利用するルート、青春18きっぷよろしく普通列車で郡山経由で向かうルート、東武線(伊勢崎日光線等)から会津田島を経由するルートなどがありますが、今回は体力温存を優先して、何も考えない新幹線ルートで現地に向かいました。
まずは、中央線で大宮行きに乗車。大宮からは東北新幹線に乗ります。が、自由席がほとんどの「なすの」で郡山まで。
郡山からは、磐越西線の快速あいづ号に乗車しました。
猪苗代駅周辺で、磐梯山バックの田園風景が。
こういう景色が目に入ってしまうと、愛車で来てスナップ写真を撮りたくなりますね~。
昼前に会津若松駅到着。只見線乗車までは2時間足らずあるので、昼食を楽しみます(笑)
駅から歩いて10分足らずの、喜多方ラーメンの名店「来夢」さんの若松駅前支店に向かいました。
会津方面にドライブに行くときは、駐車場の広い郊外店舗に行くことが多いんですが、汽車旅の時はこちらのお店が便利です。
名物のチャーシュー麺、美味しい!いかにも喜多方ラーメン本流らしい味わいです。
午後1時過ぎ、いよいよ只見線全線走破の旅へ。
2両編成の列車の各ドアの前に並んでいた人数は、5人から10人ぐらいでした。
あらかじめ、郡山や会津田島方面から会津若松に入る列車の到着時刻を調べておいて、到着前から並ぶようにしていたのですが、運良く取り越し苦労に終わりました。天気も取り越し苦労で雨降らず・・・(笑)乗車当日に大雨の予報が出ていたのと関係がありそうでしたね。ラッキーでしたよ!
会津盆地の田園風景。
神奈川にもある同名の駅がある根岸駅のすぐそばです。
只見川沿いの渓谷を進みます。
深山幽谷、というか水墨画に描かれた景色のように見えます。
会津川口駅にて。
この会津川口駅から西側の区間が大雨で長期不通となり、昨年秋に数年ぶりの復旧を遂げました。その只見線への沿線の皆さんの思いをひしひしと感じるあれこれ。
会津川口駅の売店でも。
只見駅でも。
その思いは、こちらの胸を熱くしてくれます。
さて会津川口駅に戻って。ここでは30分以上停車していたので、トイレ休憩やら写真撮影やらグッズのGETやら、いろいろ楽しいひとときを過ごしました。
只見川が近い近い!
前後にダムがあるので、湖のように流れが無く見えていました。
大雨が降って水かさが増したら、この線路からの近さでは恐怖感すら覚えるでしょうね・・・(^^;;;;)
会津川口から只見町の方に進みます。
真横の道は、国道252号線です。川の高さと道路の高さが同じぐらいに見えるほどの近さですね。
只見駅スナップ。
花々の向こうに只見線。何人かのカメラマンが同じ構図を撮っていました。
只見駅を降りて外に出てみると、目新しい観光案内所ができていました。
酷険道ツーリングで来たときには、無かったと思います。
停車時間は10分ほどでしたが、ちょっと入ってオリジナルタオルをGETしました(笑)
県境を越えて、新潟県側へ。
福島側と同じく雪深い日本海側の田園風景でも、趣が違うように見えます。
その違っているところが、それぞれの地域の文化が感じられてイイのです。
魚野川。
魚沼産のお米を育む「母なる川」ですね。
小出駅到着。ここからは上越線を少し下って長岡駅に向かいました。
長岡駅到着後、家へのみやげ物を買いながら、ヤスダヨーグルトのアンテナショップでSOA(^^)
ミルクソフトクリームとフローズンヨーグルトの2層のカップアイス。
いやはや美味い!ヨーグルトとミルクソフトの組み合わせのお品は他のところにもありますが、このヤスダヨーグルトに敵うものはなかなかないだろうと個人的には思います。
夕飯は、駅ナカの小嶋屋さんのへぎそばを。つるつるしたのど越しがイイ!
旅館では早めに就寝。翌日は6時前に起きて6時半からの朝食までに出発準備を終わらせて、7時過ぎ出発の列車に乗り込みました。
飯山線、長岡発戸狩野沢温泉行き。上越線直通列車って、1日に数えるほどのはずなのでレアな行き先です。
雨の長岡駅・・・
2日間とも悪天候予報だったのに、雨降りだったのは、朝の長岡だけでした。
車窓風景。飯山線内に入ってからは信濃川沿いを走行します。
前日の只見線とはうって変わって、流れの速い濁流でした。
土曜のニュース信州の一部地域で豪雨の様子が流れていたので、この流れと濁流は当然でしょう。
戸狩野沢温泉駅。
あれ?晴れ間が!
上信越の連山も見えています。
北信の田園風景。
愛車を出して撮りに来たくなる青々した風景です。
長野駅到着。
しなの鉄道線の新型車両2本。
駅の外に少し歩いて、長野電鉄線に乗り込みます。
むむ?東京メトロ日比谷線の車両と成田エクスプレス!
せっかくだから快適な旅をしたくて、特急に乗りました。
特急料金が片道100円(!!)
終点の湯田中まで行ってみました。すぐ戻りましたけどね(^^;)
志賀高原の連山を一望。
帰りの電車内では、リンゴ畑を車窓から見られました。
収穫シーズンになると、赤々と鮮やかな光景になるんでしょうね。
長野駅に戻ったら、遅い昼食を。乗り換えまで45分ほどでお店を探そうとしたら、行列が・・・(´д`)
仕方なく、弁当を買い込んで新幹線車内でいただきました。
南信州名物、明治亭さんのソースカツ丼の弁当を賞味。
満足!朝食から8時間近く空きましたが、もの凄く腹持ちが良くて夕飯は控えめに終えられました。
大宮回りで午後4時半に帰宅。楽しい汽車旅でした。
(長文ご海容)