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2017年11月03日 イイね!

私がこのヴィヴィオを作った理由

私がこのヴィヴィオを作った理由







私が、このヴィヴィオ作った理由を

詳しく書いていくことにしました。

何度か”ウルフカウンタック”のような車を作りたい書いてきましたが、それは表面的な理由です。

もう少し込み入った理由があるのです。

ヴィヴィオというか作り込まれた工業製品の価値を知って欲しかったのだ。
”ヴィヴィオは良い車ですよ””軽自動車とか、そういったカテゴリーを超えた作り込みです”といったところで、殆どの方に伝わらない。
それで、苛立ちを感じていた時期もあった。

私は、このブログで現代の高度消費社会を批判してきました。
それに対するアンチテーゼとして、このヴィヴィオを作ってみたのですが、どうも本末転倒というか
目的と手段を履き違えていたというか、原因と結果を取り違えていたという事です。
だから、人々に伝わらないのは当然といえるでしょう。


ある人が、みんカラブログでヴィヴィオの事を「もう、こんなクルマは出てこないだろう。」と書いていたけど、それは真理だ。
現状の社会構造のままなら、もう出ないだろう。

スバルは不正を挙げられているくらいだから、こんな手間の掛かった車を作る余裕はもうない。
明星食品・日産・神戸製鋼と不正が相次いでいるが、これらの企業の経営者は特別に倫理感が無いのだろうか?
否!そうではない。
どこの企業も”コストダウン”の圧力に晒されているのではないだろうか?

コストダウンの圧力に晒されていると言っても車の価格は上がっている。
しかし、知り合い車屋さんに行って最近を車を子細に観察するとはっきり言って車の作りは悪くなっている。
技術は進歩しているのだ。
以前にスカイラインのコンロッドは軽量・高精度・高剛性になっているとコメントを頂いたことがある。

詳しい資料はここを参考にしてください
自動車における環境対策と材料・表面改質技術

材料・表面改質技術等の汎用技術はヴィヴィオの頃とは比べもにならないほど進化している。
そして、コンピューターの進歩により車の制御はもとより設計・生産管理は大幅に進歩している。

しかし、我々の前に姿を現す車は


こんなんです。

別にNSXやホンダが特にダメというわけではない。
NSXは高額なスーパーカーだから目立つだけで基本的に現代の車は多かれ少なかれこのような傾向だろう。

個々の技術は進歩しているのに、1台の車としてみると”進歩”しているとは言い難い。

コストダウンの結果ではないだろうか?

つまり、1台1台の車の開発に時間・人員を掛けることが出来ない。
それを進歩した汎用データ・技術で辻褄を合わせるので、このNSXのような車が出来てしまう。

例を上げるとS660(ホンダばかりですいません)。

ある人がブログで書いていたが、この車はコーナーを立ち上がってアクセルオンにするとセーフティモードになってしまうらしい。

横積みミッドシップのロードカーというのはミッドシップとはいえエンジンが後ろよりになるので宿命的にファイナルオーバーステアの特性を持つことになる。
これを抑え込むはタイヤの性能に頼るしかない。
それには、タイヤの性能を活かしきれるジオメトリーを持ったサスペンションが必要になってくる。
更に、リアよりになると諦めないでパッケージングを工夫することが肝要になってくる。

これをするには車をよく慣熟させる必要がある。
それには、時間・設備・人員が必要となる。つまり金が掛かるという事だ。

こんな事するよりコンピューターで辻褄を合わせた方が安上がりだ。

これが我々が子供の頃に夢見た技術の進歩した未来だったのだろうか?
勿論、違う!

何故こんな世界がやってきたのか?

世界一の金持ち国のこの日本で貧困に苦しむ子供が300万人もいるという。
若者の非正規雇用・サービス残業・ワーキングプア。

これは安倍さんが悪いのか?

そうではない。これが高度消費社会の行き着く当然結果だった。

私は、高度消費社会を批判してきたが
我々はなぜこんな高度消費社会を続きけてきたのかついては書いてこなかった。
高度消費社会はシステムの歪みによる結果なのだ。
経済学的に正しいなどと言っている時は過ぎた。

これからはこれについて書いていこう。
そして、高度消費社会の結果我々はどんな人間になってしまったのかについても書いていこう。

既に、あらゆることが綻びだしている。


私は、来年の3月で48歳になる。数え年なら49歳だ。
人間五十年。私の人生は終わったのだ。

別に死ぬとか言う事ではない。
自分の為だけに生きる時間は終わったと思う。
残りの人生は社会の為に生きたいと思う
Posted at 2017/11/03 20:40:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | ニュース

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