2022年03月18日
また、ブログを書いてみることにした。
最近は、TwitterやInstagramばかりに投稿していたけど、自分の考えをまとめるためにはブログが良い。
ブログというのはTwitterのような短い文章を投稿するのとは違い書くと決めて毎日の予定にブログ更新を入れて時間を取らないと書けないものである。
それなりに負担のかかることであるが、考えをまとめるためにしばらく書いてみることにした。
7年前、私は”ヴィヴィオ保存会”と銘打ってヴィヴィオを後世に残しましょうというプレゼンテーションをした。
この目論見は見事に失敗に終わった。
しかし、失敗も悪いことではない。そこから得るものは沢山ある。
話が飛ぶが最近、気まぐれで福野礼一郎氏の「またまた自動車ロン」と楠みちはる氏の「銀灰のスピードスター」を中古で購入した。どちらも過去に購入し
読んだことのある本だ。何処かにいってしまった。
なんで今更購入しようと思ったのか自分でもわからなった。
銀灰のスピードスターは”首都高SPL”のセットを探していたら銀灰のスピードスターも付いてお値打ちなのが見つかったので購入した。
銀灰のスピードスターは以前に新刊で購入した。
7年くらい前のことだ。
ヴィヴィオ保存会を思いついたのはこの2つの存在が大きい。
福野礼一郎氏の「いよいよ自動車ロン」は中古車についての本である。
中古車の本といっても、中古車購入ガイドのようなものではない。
詳しくは読んで頂くとして「中古車世界遺産」という考え方が出てくる。
奇跡的な状態の中古車は世界遺産級に大切なものだというようなことだ。
この本に20年落ち走行距離75000㎞の不人気ドイツ車の中古車という話が出てくる。
いいものが見つかったと思っていたら欲しいという人がいて売ったら1年後の乗り潰されて帰ってきた。という話。
物の価値のわからない人間に売るとこうなるということだな。
銀灰のスピードスターには08年式の35GT-Rを集めて海外に流すという話がある。これも詳しくは読んで頂くとして、35GT-Rは中古車は殆ど08年式で安く買った車は雑に扱われるので中古車市場の需給バランスを取るために海外に出してしまう。
フィクションの中の話だが賛否両論あるであろう。
この話が自分の潜在意識に残っていてヴィヴィオ保存会なるものを思いついた。
当時は中古車市場で安く買えたヴィヴィオは軽自動車最速の都市伝説もあり、乗り潰される存在だった。
私は当時40代半ばで、乗り潰される車たちを沢山みてきた。
いい例がR32のGTS-tだ。
GT-Rの影に隠れて大した車じゃないということでドリ車のベースにされて潰されていった。
(誤解あるといけないので断っておくがドリ車が悪いとうことではない。
ただ安く買えるので適当に改造されて練習用として潰されていったということ。
しかし、ドリフトは車に負担が掛かるので一概に否定できない面もある。)
R32スカイラインは私が免許を取って初心者マークが外れた頃にデビューした。
GT-Rは遅れてデビューしたのでまずはGTS-tタイプMが一番速いモデルだった。
これは結構衝撃的だった。
当時の2リッターとしては速かったし、ハンドリングが凄かった。
R32のGTSは当時FRのベストハンドリングマシンを言われたポルシェ944(だったと思う。まぁ、とにかくFRポルシェ)をベンチマークに開発されと言われていた。
実際に当時の自動車雑誌等でもGT-Rは確かに速いがあくまでレースのホモロゲーションモデルで乗って気持ちいいのはGTS-tタイプMだ!と言われていた。
友人の兄がGTS-tタイプMを購入して運転させてもらったが、自分が乗っていた2T-G改2リッターのカリーナとは全ておいて次元が違うのは二十歳前の小僧でもわかった。
こうしてR32 GTS-tタイプMはMZ12ソアラ等と並んで私の中では名車の殿堂入り。
しかし、私が20代後半になってドリフトブームになってくると私の次の世代がGTS-tタイプMを購入して「本当はシルビアが欲しかったのですが、これが安かったのでこれにしました、エンジンはダメだけどSR20DETに換装すればこれでも十分にいけるといわれました。」とダメ車扱い。
こんな感じでどんどん潰されていった。
それで後になればGT-Rに続いてGTSも値段が上がってきている。
そうしてヴィヴィオも現在は値段が上がってきた。
どうしようもない錆サビのRXーRが70万円で取引されている時代。
私がフルレストアしたヴィヴィオを120万円のバーゲン価格で売ろうとしたときは、私が特定の個人を掴まえて強引に売り込みした訳でもなく、価値の分かる方にお譲りしますというスタンドだったが、乗り潰されるのが前提のヴィヴィオをそんな値段売るのは許せないという輩が絡んできた。
7年前にみんカラでヴィヴィオ保存会というグループを作った時は、ヴィヴィオの乗り潰しているような輩もだいぶ入ってきた。
部品を安くよこせ!整備解説書が見たい(みたいだけで作業するつもりはない)からPDFで送れ!エンジンをオーバーホールしろ!等の呆れ果てた連中だ。
これは私の失敗だ。
自分が見てきたものや感じたことを他人が理解していると勝手に思い込んでいた。
私は実際のことろ結構な読書家である。
車繋がりで人とあっても「難解なこと言いますね。」「深くをものを考えるのですね。」と言われたるする。
難解なことを理解してくれというつもりはないが、ネットで知り合っても付き合いが続くのは私のこと理解しようとしてくれる方だ。
もちろん、私を理解しようとしてくれる方を理解出来るように努めてはいるつもりだ。
ヴィヴィオ保存会などいうのは、そういった方に呼びかけて信頼出来る人達と立ち上げるべきだった。
これは私が失敗から学んだことだ。
あるやり方は良くないとわかったことは素晴らしいことである。
何もしなければ何も得られない。
ヴィヴィオという車は既に手遅れになってしまったが、この経験を踏まえて次の行動を起すとしよう。
Posted at 2022/03/18 10:16:44 | |
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