
約一年前から計画していた神戸への旅。
きっかけはこのクラウドファンディングから。
「廃墟の女王」とよばれる摩耶観光ホテル(通称:マヤカン)は、閉業から20年。
神戸・摩耶山でひっそりと朽ちてゆくアールデコ基調の美しい廃墟は完全立ち入り禁止。
「廃墟の王様」の軍艦島は行ける廃墟は行くことが出来るけれど、
マヤカンは写真や映像でしか窺う事が出来ない憧れの地。
(※軍艦島は台風25号により損壊したため復旧工事のため現在上陸禁止。再開未定)
そんな立ち入り不可能な場所が入れるのだったら、支援するしか無いでしょう。
マヤカンの歴史・文化的価値を位置づける登録文化財の申請の為の測量などのお手伝い&写真撮影。
測量のお手伝いをしつつ、廃墟の入場料に2万円は酔狂だと言う人もいそうですがw
が、仕事が立て続けに入り、行けなくなるかも…いや、何があっても行くよという事で
出発当日のギリギリまで仕事して、2時間の仮眠で出発。
朝5時に家を出て、四日市-鈴鹿の渋滞にがっつりハマり、昼過ぎに大阪湾岸エリアに到着。
ひとりだとそんなに休憩挟まないから意外と早いのね。
USJ方面を目指すクルマが多いのに、ちょっと違う方面へ足を伸ばす。
大阪ベイエリアに広がる人工の島、舞州(まいしま)。
この舞州にある
ゴミ処理工場は、ウィーンの芸術家「フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー」による建築で
ワタクシ的にはUSJよりもワクワクする建物。
前もって予約をすれば内部見学も可能だけど、電話した時は予約がとれず外観の撮影のみ。
ホントは正面入口から撮影したかったけれど、働くクルマの交通量がかなり多かったため
工場の裏手側に廻っての撮影。
ゴミ処理場とは思えないド派手な工場!
自然との共生をテーマに掲げ、自然界には存在しない直線を嫌い
カラフルな曲線や装飾で外観を施した建物。ちなみに窓は500個超あるそうで(8割はダミー)。
生い茂る草や蔦がイイ雰囲気を出している。
単純にこの建築を見たかったという事もあるけれど、この外観にはコレでしょ、やっぱり。
日本一この外観に似合うクルマだと自負しておりますw
工場正面から撮る事が出来なかったけど、満足満足💕
10年前に夏期五輪開催を大阪・舞州での開催を目指しており
その玄関口である場所に、この2つの施設を建造。
だが、この施設や五輪招致活動に53億円もかかり、大阪市の財政を圧迫し負の遺産とも言われた。
周りには釣りをしている人が沢山おり、路駐も多い。
なんとか空きスペースをみつけて撮影。電柱やガードレールが邪魔だな〜。
撮影ポイントを探して、工場横から。
次は、2000年開業で2013年に閉鎖された「
なにわの海の時空館」跡地を見ようと咲州エリアへ移動。
この施設も負の遺産で総工費176億円もかけてしまった挙げ句、展示内容もかなり乏しく不人気で
入場者も小中学生の無料入場者が大半という事もあり、毎年3億の赤字を出していたそうな。
と、その咲州エリアへの移動の途中に立ち寄ったコンビニ周辺でコンテナヤードを発見。
コンテナのフェンスが壊れているのは先日の台風24号の影響でしょう。
撮影するのにはイイですけどね〜。
コンビニとこのコンテナヤードしかないエリアを通過し、咲州エリアに向かうも
時空館周辺エリアは壁に覆われており全く見えないという状況。
入国管理局もあるので、あまりウロウロ出来ず周辺を2周して退散。職質されても困るしねw
で、このコンビニとコンテナヤードしかないエリアは、帰宅してから数日後に有名となった
2025年に行われる大阪万博の予定地の夢州だったという…。
ホントに何にも無いトコだったけど、2025年にはどうなるかホント楽しみだなぁ。
このコンテナヤードもそのうち無くなるかもしれないので、撮影出来るのは今だけかもしれませんよ。
大阪ベイエリアを後にし、神戸・灘へ移動。
一般:700円
駐車場は美術館裏手に20台ほど。
精算機にて受付券を発行し、インフォメーションに見せると2時間400円(通常1時間400円)となる。
今月24日まで開催しているのは「在庫一掃 大放出」展
展示内容は「まだ当館で展示されたことがない作品」
この入口のメインビジュアルは「こんな絵は売れない」と言われ、売れろとの願いをこめて
「SALE」の文字を後から追加したところ、一番最初に売れた絵になったという逸話あり。
この美術館は撮影(NOフラッシュ)OK。
作品の隣の壁には、作家自身の手による「きれいにおかきなさい」などのハンコが押してあったり
言い訳が添えられたりしていて、とても面白い展示。
滝のインスタレーションも展示。
滝にハマって滝のポストカードも1万枚蒐集していたとか。
資料室にある一角は、夢に出てきてうなされそうな空間。
「SALE=大安売り」ということで、チンドン屋が美術館に出現。
平成になってからはチンドン屋って見なくなりましたね〜。そんな平成もあと少しで終わりますが。
社務所の入口にあるインターホンを押して御朱印をお願いする。
初穂料:300円
王子公園から三宮へ移動し、神戸の縁結びの神様の
生田神社へもお参り。
駐車料金:1時間500円(以降15分毎に100円)。
創建から1800年を超え、神戸の名称発祥の地ともいわれる。
初穂料:それぞれ300円
ここでひとまず本日のタスク完了〜。
宿泊先へ向かい、クルマを置いて電車移動で三宮へ戻る。
クルマだと飲めないからね〜。
神戸・三宮といえば神戸ビーフ。三宮は神戸牛のステーキ屋が密集している。
神戸牛が他店の半額近くと、かなりリーズナブルにいただける。
焼き手によってかなり左右される店のようだけど、案内された席がメインカウンターだったのでラッキー✨
ミディアムレアの焼き加減でお願いして。
お肉はやわらかく、かなりコスパは良いがお酒は総じて高め。
ガーリックチップとおつけもので、残りの赤ワインをちびちびやってたらお皿を下げられてしまった💦
リーズナブルな価格設定にするには回転率を上げるため仕方ないので
ゆっくりディナータイムを過ごすというのには向いていないけれど、ささっと食べて店を出る、そんなトコ。
南京町へも足を延ばしたかったけれど、ほとんど寝ていないこともありホテルへ戻ってバタンキュ〜。
さぁ、明日はマヤカン調査の日!