前回からの続き。
本来の計画であれば、
諸橋近代美術館→
五色沼→
日帰り温泉
の予定だったけれど、雨が早まるらしいので
五色沼の方を先に。
五色沼周辺を何度もいったりきたりする事になるけれど
一人だとそういうトコロも自由が利く。気楽でいいわぁ〜✨
五色沼は、1888年に起きた磐梯山の水蒸気爆発によって山体崩壊を起こし、
それにより大小300を超える湖沼が形成された。
火山噴出物の成分の影響や、植物、藻などにより、沼の色は青や緑などの様々な色に変化している。
一番大きな毘沙門沼から柳沼までの五色沼自然探勝路の距離は3.6km。
徒歩での移動となり探索時間はおよそ1時間強。
写真を撮りながら、となると+30分は見た方がいいのかも。
しかも駐車場にクルマを置いてとなると、往復するのは結構大変。
着いた先には戻りのバスが運行しているけれど、1時間に1本程度。
一番良いのは、乗るバスの時間を確かめてからクルマを停め
バスで逆側の沼へ行き、そこから歩いてクルマまで戻るというのが一番正解。
ま、往復する時間は無いので、
毘沙門沼ではなく柳沼側からアタックして、行ける所まで行って戻ろう。
裏磐梯高原駅バス停にある
裏磐梯物産館にクルマを停めると
すぐに柳沼が見えて来る。
柳沼は色がついておらず、ごくごくフツーの沼だけれど
秋の紅葉のシーズンともなると多くのカメラマンが訪れる。
沼ごとに案内が出ており、次の沼までは何メートルかかるのか教えてくれる。
柳沼の向かいにある、名も無き小さな沼。
今も素敵だけれど、秋にはココのロケーションかなり良さそうだなぁ。
五色沼自然探勝路は、手を入れる事が出来ない特別保護地区なので
このような看板も有り。五色沼周辺は熊の生息域でもあるので
この探勝路でも熊に遭遇する事もあるみたい。
行く場合は熊鈴を持参した方がよさそう。
キノコ発見。
下をよく見て歩いていくと、結構見つかる。
当然ながらお持ち帰りは厳禁。
木々の後ろにあった、これまた名無しの小さな沼。
帰宅してから調べたら、ちょっと前までは水溜りだったものが
2011年の地震の影響で大きくなった沼らしい。
この五色沼の中でも一番青いという青沼。
毘沙門沼からだとかなり時間がかかるけれど、柳沼からだと早い。
時間の無い場合は青沼だけ見て帰る人もいるみたい。
開けた場所まで行くと、おもわず「うわ〜〜✨」と声が出る神秘的な景色。
水の影響のおかげか水面に近い葉が脱色され白くなっている。
別角度より。
苔マットや水生植物などの影響もあり、場所を変えると色が変化する。
(写真だと同じように見えてしまうけども💧)
美瑛の青い池もキレイだったけれども、ここはまた違った感じ。
誰も来なかった事もあり、暫くこの青池に見とれていた。
青池からすぐ近くに小さな清流がある。
この水は近くにある瑠璃沼から青沼に注ぎ込んでいる。
と、ここで歩道を外れてこの小川の道を上らないと
瑠璃沼にたどり着かないという事をすっかり忘れていて
瑠璃沼は見ることが出来なかった。
青沼からそのままを行くと弁天沼にたどり着く。
五色沼の中でも弁天沼に次いで2番目に大きい沼。
開けた場所にあり、福島と山形の県境に沿う吾妻連峰が望める。
高さ1m程の小さな展望台があるが、手前の草が生い茂り
展望台の柵に上りしがみついて写真を撮影。
夏場はこのように草が生い茂っているので、平地からはあまり見えない。
弁天沼に沿って歩くと近くまで行ける撮影スポット。
毘沙門沼はクルマで向かうので、残すはこの先の竜沼、みどろ沼、赤沼。
その先まではおよそ12分。
往復で倍の時間と撮影時間を考えると時間的にムリ。
残念ながらここで撤退。
この三つの沼と瑠璃沼は、次に行く機会までおあずけ。
来た道を戻り、クルマで毘沙門沼へ移動。
さきほどの池とは違い、青緑色の毘沙門沼。
その日の天候によって群青色になったりもするみたい。
磐梯山の火口壁を望めるけれど、この日は隠れてしまっていた。
ここではボートがレンタル出来るので、水上からの撮影も良さそう。
この日は雨粒やボートのお陰で、水面はさざ波が出来ており、
鏡張り現象を撮影するのは難しい。
この池で鏡張りを撮る場合は、やはり早朝でないとムリ。
「ミニクロと五色沼」
クルマが入っての撮影は出来ないので、ミニカーで代用。
この毘沙門沼で食べるべきは「五色沼ソフト」
普通のバニラと合わせたミックスも有り。
沼と一緒の色の青緑色のソフトクリーム。ちょっと毒々しいw
お味はちょっとラムネ味が香り、会津の山塩が効いていてとっても美味しい。
五色沼湖沼群の主な湖沼は、檜原湖、秋元湖、小野川湖、弥六沼など。
今回は見て廻れなかったけれど、冬期の写真を紹介。
毘沙門沼、青沼などアロフェンを含む水系は冬期も凍らないそうだけど
この「小野川湖」の水系は凍り、表面には雪も積もる。
厳冬期にはワカサギ釣りを楽しむ事ができる。
「弥六沼」は裏磐梯山を一望する事が出来る。
ここは
裏磐梯高原ホテルに隣接している。
宿泊しなくてもラウンジ利用見学出来るけれど
ぜひとも宿泊して、温泉や食事と一緒に弥六沼を眺めるのがおススメ。
毘沙門沼のすぐ向かいにある
諸橋近代美術館は
サルバドール・ダリを主にコレクションしておりその点数は約400点。
この諸橋近代美術館はダリの常設美術館としては
スペインのダリ劇場美術館、アメリカのダリ美術館と並ぶ規模。
絵画を収集しているのはもちろんだけれど
彫刻を37点所有しているのは世界でも類を見ないコレクション数との事。
収蔵作品もスゴイけれど、この美術館自体が素晴らしい建築。
この建造の外観、配色、手入れされた庭。
もうとにかく全てが美しい。
冬場は閉館していて見る事が叶わなかったので
今回本当に来る事が出来て良かった!
倉庫らしい建物もこんな感じで。
青空だったらもっとサイコーだったのかもしれないけれど
この雨雲が不穏な感じで、コレはコレで良い。
ほぼ無風だったので、鏡像もバッチリ✨
お庭だけでお腹イッパイな感じで大満足だけれど
ダリは一番大好きな画家なので、当然入館しますよ。
「
諸橋近代美術館」
開舘期間:4月半ばから11月末まで
開舘時間:午前9時30分~ 午後5時30分
大人一般:950円 小中学生:無料
クーポン利用で950円→900円になる。
昨年の
国立新美術館のダリ展では
絵を見るよりも人を見に行くような状況だったので
ゆっくり彫刻と絵を楽しむ事が出来て満足満足。
ちょっと遠かったけれどココまで来ることが出来てよかったなぁ。
観覧し終わって外へ出ると結構雨が降って来て、急いでクルマへ。
憧れの2shotゲット!
もうちょっと前に出して樹を後ろにしたかったけれど
そんな構図にこだわっているとズブ濡れになってしまうので
とりあえず停めて数枚撮影して。
先ほどまでいた柳沼側まで戻り、旅のラストは日帰り温泉。
「
裏磐梯レイクリゾート」
元々は第三セクターの運営だったけれどバブルにより倒産。
その後委託先がコロコロ変わり、2013年10月より星野リゾート裏磐梯ホテルへ。
だが星野リゾートだったのも2年だけ。
今ではカタログ通販のベルーナの関連会社がここを経営している。
猫魔温泉 日帰り入浴
フェイス・バスタオルレンタル付きで1,200円。
源泉かけ流しの鉄分豊富な褐色の塩化物泉。
でも強いお湯ではないので湯疲れしないで長風呂が出来る。
が、露天風呂は土砂降りでお湯もぬるくなり、頭と顔は雨で痛いし寒かったw
ホテル内を散策すると広々とした
お土産ショップ。
定番のお菓子やお酒のお土産の他、地場野菜や果物などまで販売している。
この後は趣味のご当地スーパーに寄るつもりだったけれど
豪雨だったので、とにかくクルマから出たくない状況…。
え〜っと、バックフォグはどこのボタンを押すんだったっけ?
とかをしながらなんとか山を下って東北道へ。
ようやくクルマから出られる雨になったのが
那須高原SA。
福島から栃木に入ったので、もう心はギョーザな気分w
が、何故か餃子は売っていない(T_T)
餃子の中身を衣付けして揚げた餃子カツ。ソースではなく酢醤油をかけて。
不思議な感じだけど、これはこれで美味しい。
旅の締めくくりは
鬼平江戸処(Pasar羽生PA)へ。
既にお店も閉まっており、平日の夜中はほとんど誰もいない。
このガランとした夜中のSAってイイのよね〜。
帰宅したのはあと数分で0時をまわる所。
走行距離722.6km。燃費確認は忘れた💧
「ひとりっぷ 会津・裏磐梯」編、これにて完結!
ひとりっぷ
さて、次の「ひとりっぷ」はドコへ行こうかな♪