先日行った、ツインリンクもてぎのスキッドリカバリー。
Rのキツイコーナーや逆バンクのコーナーなどで車の癖が見えてきました。
マニュアルのフルロックでは、10キロほどで大きなアンダーステア。
これは昔のクロカン四駆と同じような挙動で、雪道などでのスタックしそうな時など、ハンドルをあまり切らないような時の発進時、威力を発揮しそう。
フリーにすれば一転大きなオーバーステア。ただ、FRのようなフロントを軸にするようなオーバーステアでは無く、フロントも同時に外へ。フロントの駆動を解除できるわけではないのでゼロカウンターでも外へ逃げて行きます。
四駆で早く走らせるには、フロントを少し引っ張りに使いながらリアを流して走るのが一番だと思います。ドライバーズコントロールデフである程度、微調整をして好みの方向に持っていけますが、弱アンダーをキープするのはコントロール幅が狭くとても難しかったです。フロントデフの効きもマイルドなので、もう少し早め早めに効きが出れば、次どうするかこちら側に考える余裕が出るのでは、と思いました。
調節をして15キロほどまで走行速度を上げましたが、18キロまでは上げられると指導員談。
タイム計測があり、42秒台を出している方も居ました。軽量な車に慣性がWRXほど働かないので、WRXももう少し軽量だと良いなと思い、前に乗っていたtsのRAの1450キロくらいがベストなのでは、と思いました。
また、208のクイックステアがこういう丁寧に走らせる場面では、繊細なコントロールが必要になるので、ノーマルのステアの方が同じ角度を切るのにもマイルドになるので、良い結果が出るかもしれません。
因みにデフは、オートの真ん中かリヤよりが、一番走りやすくタイムも出ました。
オートの制御が進化したんだなと感じました。
午後から大きな広場にタイルを引き詰めた所で、急な挙動変化に対応する練習をしました。舗装路から加速し、タイル路面に侵入すると入り口に左右にスライドする大きな鉄板があり、リアタイヤが載ったと同時に鉄板がスライド。何もしなければそのままスピン状態になります。
通常、35キロくらいで他のFRや教習のフィットがスピンなどする中、WRXは40キロ〜45キロ出さないと機械で挙動変化を起こしても何も起こりませんでした。
電子制御はフル解除しているのに、この辺は水平対抗エンジンのバランスとSTIの特別仕様車に付いている11:1のクイックステアの恩恵で
ドン!
と機械でスライドを起こさせてもハンドル半分切れば、挙動を止めるカウンターが当たってスピン状態が収束しまうのが要因かなと思いました。
クイックステアはこういう場面で威力を発揮します。
タイル上でサイドブレーキを引きっぱなしで、一車線跨ぎ停車させるメニューもありました。切りすぎれば即スピンになる難しいメニューでWRXは、速度を上げるよう指示もあったため短時間で跨ぐ必要がありました。最初の3回はスピンしたのですが、コントロールできる角度が分かり、最後にキッチリ決めました。GRで来た時はスピンして苦労しましたが、このあたりはリアが重くなってバランスが取れたのと、ホイルベースが長くなって挙動がマイルドになったからかなーと思いました。
VAになって初めて限界辺りの挙動を体験しましたが、明らかにここがダメとか弱いとかは見受けられませんでした。パワーがあるので重さによる加速のデメリットをあまり感じられなかったものあります。今度はもう少しスピードレンジを上げ、舗装で回頭性など体感してセンターデフの調節やタイヤのダメージ度合い、ブレーキの耐久性を見れればと思います。
Posted at 2018/05/13 16:05:03 | |
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