ブレーキキャリパのＯＨ（リア）　その２

その１からのつづきです。

ピストンは奥のネジと勘合しているので、
大きめのプライヤにガムテープを２重に貼るか、ピストンに２重に巻いて、反時計回り（写真で手前方向）にピストンを回してゆきます。
結構固いので、空回りさせないようにしっかりとプライヤを握りましょう。ピストンを傷つけないように注意。

そうするとピストンが外れますが、ブレーキフルードが出てくるので、必ず受けの容器の中で作業してください。

ダストシール（ゴム）を外して、サークリップをマイナスドライバーでこじりながら外します。

うわー、汚い！

泥やら、錆やら、古いグリスやら、得体の知れない汚れを新品のブレーキフルードを使いながら丁寧に落としましょう。

柔らかめの歯ブラシでいいんじゃないかと思います。

そのとき、シリンダの内面を傷つけないように注意。

フロントはアルミなので水洗いもまぁＯＫでしたが、リアは鋳物（鉄）なので水洗いすると錆びますよー。
フルードは扱いに注意を要しますが、根気よくやってください。
洗浄後、フルードを綺麗なキッチンペーパー等で拭き取ったら・・・
ここからのオーバーホールは、ホコリが入らないように室内に持ち込んで行います。
なので、写真のような容器が必要。

ここからは細かな作業が続きます。
集中力が必要なので、ここいらで一服ですな (-。-)y-゜゜

さあ、一服したら・・・

スナップリングプライヤーでスナップリングを外します。

外すのは簡単なんだよねー。外すのは・・・

次に、プライヤにガムテープを２重に貼って養生した後、真ん中に生えているボルトを掴んで、真っ直ぐにギューって引っ張ります。

「ギュッ！」て急激に引っ張らずに、「ギューー」と一定の力で引っ張り続ける感じで。

フロントキャリパと同じように湿らせた竹串を溝に突っ込みながら矢印の方向に回すようにすれば、リングシールが取れます。

これで、ばらしは終わり。

シリンダ内部をよく観察しましょう。

・大きな傷や打痕みたいなものがある場合は、再使用不可かも？
・写真ぐらいの内部の錆びならＯＫと思われます。
　ダストシールがはまる外気と触れる部分がサビサビなのはしょうがないですね。軽くサビ落とししておきましょう。
・写真だと内部に細かい異物がいっぱい付いてますね。しっかり拭き取って、ブレーキフルードを薄く塗って組み上げるまでの間、錆び止めします。

外した部品たちです。

赤丸文字の部品を交換します。

ということで・・・部品交換手順は、その３にまだ続きます。
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あー、まだ終わらんなー（笑）